The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

最後のお口直しブラインドはレシュノー!

2009-03-17 22:26:08 | ワイン
11本のラインナップの中で、4本目から10本目までは、
全てボルドーなんですね!

濃厚な味わいに嬉しさ半分ですが、ここら辺でお口直しも欲する所でしょう!

てことで、それ以外の特別な理由も無しで、
最後はゴージャスなブルゴーニュ・ピノ・ノワールと決めていました。

ブルゴーニュと決めてもですね・・・
エレガント系じゃあ、ちょっと段差が有り過ぎで、
やはり濃厚、ゴージャス系がイイでしょう!となったわけです。

そこで、飲みたさ半分も手伝って、04’クロ・ド・ラ・ロッシュ フィリップ・エ・ヴァンサン・レシュノーを開けてしまいました。

ニュイ・サン・ジョルジュの次代のスーパースターにして、
かのRバート・P-カー氏のお気に入り!
(このあたりは、困った物です・・・しかも、96’と02’に100点を授けるオマケ付き)

特にも、アメリカの消費者(おそらく、ほとんどがマフィアとIT関係?)向けの、スペシャル・キュベは新樽で仕込むと言う濃厚系の造り手・・・

そのレシュノーはわずか2樽の、宝石のようなクロ・ド・ラ・ロッシュを造ります。

そのクロ・ド・ラ・ロッシュ・・・

強烈なミネラルのトップに、ヴィオレットの花のエッセンス!
ブラックチェリーのジャミーなアローマが、鼻を擽ります。
未熟なフルーツのハービーなニュアンスは、30分のエアリングで解消です。
もちろん、まだ早い・・・でも、そこの地所のダイナミズムは、
最後の一舐めまで味わいを残し、その余韻は忘れがたい物・・・

5年後で、また合いましょう!
でも、有ればのことですが・・・

サンジュリアンの三つのレオヴィル!

2009-03-16 20:18:22 | ワイン
117回目のワイン・フォーラムが終了いたしました。

久しぶりの、ボルドーをテーマにしたワイン・フォーラムだったわけですが、
この濃密なワイン群を、どのように並べるのか?
しかも名だたるワインヒートの面々が、最後まで飽きることなく・・・

実際のところ、ワタクシとしては、たいへん苦心いたしましたが
参加の皆さんはいかがでしたでしょうか

カベルネ主体のボルドー系が、序盤から後半まで交差する、
今回のワイン・フォーラム!
まずはワインリストをご覧下さい↓

1.1986 Champagne Brut Blanc de Blancs Ambroise

2.2008 Issehara Arga Branca Kosyu-Blind-

3.2002 Chassagne Montrachet Les Morgeot BLain-Gagnard

4.1992 Ch. Leoville Barton St-Julien

5.1992 Ch. Leoville Poyferre St-Julien

6.2000 Giust di Notori Tua Rita Toscana I.G.T.-Blind-

7.1983 Ch. Leoville Poyferre St-Julien -Blind-

8.1983 Ch. Leoville Las Cas St-Julien

9.1975 Ch. Montrose St-Estephe -Blind-

10.1967 Ch. Leoville Las Cas St-Julien

11.2004 Clos de la Roche Vincent Lecheneaut-Blind-

この流れ・・・
難しいヴィンテージの92’では、バルトンとポワフェレの比較、
魅惑的なヴィンテージの83’では、ポワフェレを繋ぎとして、
ポワフェレとラス・カズの比較をいたしました!

そして、75’サンテステフのモンローズを挟めまして、
最後は、ほぼ熟成の極みに達している、67’のラス・カズでフィナーレを向かえる、と言う算段だったのですよ・・・

まあまあ、自分としては上手く進んだと考えております!

それにしても、ブルゴーニュは気持ちを高揚させ、
ボルドーは気持ちをシリアスにさせるのは何故でしょう?

会終了後も、ハードボイルドの映画を見終わった後の、
映画館を出るときの、眉間にしわを寄せる、あの表情に似た・・・

そんな気持ちにさせる、スタイリッシュな、良く解けたボルドー・・・
皆さんは、堪能して頂けたでしょうか?

個別のコメントは後ほど・・・
では

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83’ラス・カズの最安値はここかな?


日曜日、ポカポカ日差しにナニ思う?

2009-03-15 13:14:00 | ライフ
新しい事が始まるこの時期に、ゆったりとした気持ちで過ごせれば、
どんなに嬉しい事でしょう・・・と何時も思うのですが、
実際はそうはいかないのが現実です。

本当に、3年前はどんなことをしていたのでしょう?
と振り返りますが、今でさえ忙しさに手一杯の現状を鑑みますと、
無茶やってたんだなあ・・・と思う事が間々有ります!

そんな3月が本日中日を迎えます。
そして今日は『第117回 オテル・ドゥ・ヤマダ』の開催日なんですね♪
12名のワインヒートが集合する事になっております。

ワインの流れは、泡⇒白⇒ボルドー(ポワフェレ、バルトン、ラス・カズ)と来まして、間に5本の厳選ブラインドが並びます。

何々、ヒントですか?

そうですね、一応流れ重視の姿勢はいつもと変わりません!
まあヴィンテージに関しては、特にソレを意識いたしました。
どう言ったらイイのでしょうか?
どっちがリストで、どっちがブラインドなのか?
ソレもヒントになるでしょう・・・

それと、ヴァラエティーに富んだチョイスも、
この会の特徴ですので、その点も忘れずに・・・

ということで、今日も手ぐすね引いて待っております。

それにしても、世界も、日本も、この世智辛さ・・・
特に私どもの業界も・・・壁に耳あり、障子に目あり!
油断も隙もあったもんじゃありません!

これはここで、美味しい物でも飲んで、張り切るしかないでしょう!

タイ料理『Bイマックルー』にお邪魔です!

2009-03-14 17:00:22 | ライフ
木曜日の半ドンの有効利用は、ストレス開放に大事なわけでして、
でもこの時期、野外活動はまだ早くて、お決まりは本屋・・・
もしくはレコード漁りなどになるわけです。

その日は、どこか趣向を変えて昼飯を食べよう!という事になり、
中の橋通りは106ビルのタイ料理の『Bイマックルー』にお邪魔をしました。

実はこのビルのこの場所・・・
ワタクシ初めて入ったんですね!
意外に広いのにビックリです!

前身の『立ち飲み処・・・』はおろか、その前のお店も一度も入っておりません!
まあその理由は、ともかくとして、
どこか感傷的な気持ちになるのはなぜでしょう?

ガーリックライスに鶏肉のワンディッシュ、
タピオカのデザートにマンゴージュース、そしてサラダ・・・

ヘルシーでバランスの良い昼食ですよね・・・
ダイエットに生きがいを求めているかのような、オーヴァー50のオバサン連が、
徒党をなしてご来店のようです!

タイ人シェフにオーナーは水沢の人との事!
夜の部の流動食に何を出すのかも、気になるところです!

ヌッフ行脚で、大間のマグロを食す!

2009-03-13 22:13:32 | ワイン
ニモク・ビールの会とも知らず、大間のマグロを捌いているとも知らず、
ヒョッコリとヌッフにお邪魔したわけです!

いつものカウンター席に座り、大間に気づいたワタクシは、
どうしたってソレを頼まないわけにはいかないでしょう・・・

モチロン大間のマグロです・・・

ニギリよりお造りが良かろう!てなことで、
赤身、中トロ、大トロの『大間のマグロ三点盛り』を、
お願い致しました。

捌いた当日より、数日の熟成が旨いのは当然!
でも、生きの良い、締まったマグロも一つのマグロ・・・

赤身の香りはやはり、そんじょそこらのマグロとは違います
魚(サカナ)というよりは獣(ケモノ)と言ったらよいのでしょうか?
独特の香気を発散致しております。

そして、かじった時の歯ごたえと酸味!
もう数日で甘みも乗ってくるのでしょう・・・土曜日も行くか?

中トロは確かに旨い・・・
でも、どう表現したらよいのやら、分かりません!

それに比べて、大トロはこれこそ大間!
舌の上でトロケテ、それはもうタイヘン♪
そして、サカナの臭みもゼンゼンありません!

これを、はじめピルスナーを飲みながら、
その後シャルロパン・パリゾのロゼと合わせました。(店長推薦

なんとも、見事なマリアージュ!

とにかく、ありえない事が、盛岡の夜に起こりつつあります