The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

Loan Me A Dime ♪

2009-03-22 11:28:30 | ミュージック
本日は朝早くから車を飛ばし、暫しのドライブとなりました。

最近ご無沙汰のCDを聞こう!と言うことで、
いろいろCDボックスの奥の方を物色しましたところ、
『デュアン・オールマン アンソロジー』という二枚組のCDが出てきました!

デュアン・オールマンとはグレッグ・オールマンの兄にして、
かの『オールマン・ブラザース・バンド』のギタリストとして知られています。

そのギターの名手ぶりは、全米にとどろき、
様々なミュージシャンとの共演がなされたわけですが、
そのピック・アップ・アルバムが今回の二枚組なわけです。

アルバムのタイトルが『アンソロジー』ですので、
若くして亡くなり、その追悼盤がこのアルバムということです。

このアルバムには、エリック・クラプトンが在籍していた、デレク・&ドミノスの『いとしのレイラ』や、アレサ・フランクリンの『ザ・ウェイト』なども含まれていますが、なんといってもマイ・フェイヴァリット・ソングはボズ・スキャッグスの『ローン・ミー・ア・ダイム(10セントおくれ!)』というブルース曲なんですね・・・

ボズはあのアダルト・オリエンテッド・ロックのボズです!
日本でも数曲スマッシュヒットを飛ばしておりますが、駆け出しの頃に、
デュアン・オールマンと共演していたわけです。

この時のデュアンのギターはまるで『空を駆ける馬』のよう!
全篇13分のこの大作の主役は、デュアン・オールマンのギターなんですね・・・

運転中ゆえ、涙物のこの曲、涙で前が見えないのには困ったものです!

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このアルバムです↓


02’キュベ・デュヴォー・ブロシェ

2009-03-21 09:45:38 | ワイン
今回の、久しぶりに発案した『出張オテル・ド・ヤマダ』を、
皆様にご連絡申し上げました所、ここ2日間のあいだに、
10名様限定の予定が、ほぼ満席になりました事を、
まずもってご報告申し上げます。

スバヤイ対応に、衷心より感謝申し上げます。

DRCのヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュの醸造は、
1930年代は何度かあったと聞いておりますが、
最近では1999年と、今回お披露目の2002年の二回のみであります。

このような特別キュベを造る理由は二つあるということです。
一つは多産のヴィンテージであること、
もう一つは、これが大事なんですが、完璧なヴィンテージだと言う事・・・

まあデモ、それ以前の1990や1985は何故造らなかったのか?
という疑問も残りますが、そんなシチ面倒くさい事はさておき、
当日はその完璧なワインを楽しみましょう♪

とにかく、プルミエ格と言えども、ドメーヌが所有する6つのグランクリュの、
第2回目の収穫の混醸ですので、その中味は想像に余りある物と考えるのも、
無理はないでしょう・・・(ハズレタラ、ゴメン!)

ドメーヌ創設者のジャック・マリー・デュヴォー・ブロシェを、
そのキュベの名に冠した事も、いかにDRCが気合を入れているかの証拠!

今年で丁度7年目・・・
まずは一緒に飲んでみましょう♪

麗しのマグドレーヌ♪

2009-03-20 17:08:21 | ワイン
先日の業界の顔合わせ儀式の帰り道、
小腹をすかして、青山ボルドー氏とK.Kにお邪魔を致しました。

その日は、どこか既に閉店モード!
でもそんな雰囲気の中、二銘柄のワインを頂きました。

まずはバイ・ザ・グラスでの、05’ブルゴーニュ・ピノ・ノワール フィリップ・ルクレール!

何年ぶりでしょうか?久しぶりやのルクレールは大成功のブルピノでした!
(唯一、納まりの悪いボトルだけは、どうにかして欲しいのですが・・・)

濃密さと弾けるようなフルーツは、好調時のかつてのルクレールそのままに、
今回の05’のベリー系の風味のネットリ感がまた見事♪

ビックリするほど、美味しく頂きました!

そして、それからでてきた99’シャトー・マグドレーヌ!
これが凄かった♪

そのシャトーの地力を生かしてないのでは?
味わいに、精彩がない!
などと、皆さんご存知のワイン評論家の大御所に、
厳しく揶揄されておりますが・・・

この99’は見事!

濃密で、ニュアンスを一杯溜め込んだ、思索的なフルーツ!
底アジの微妙な甘さは、右岸のポテンシャルのご褒美でしょう。
10年目にして開花した、黒砂糖や焙煎の香気は、
黒スグリのジャミーなアロマと相まって、美しいブケへと昇華致します!

いや~~!
何回も言いますが、ワタクシ大好きです!
麗しのマグドレーヌ・・・

メルロ90%、フラン10%のセパージュは、
肉付きの良いサンテミリオンが常套でしょうが、
このワインはちょっと違う!

10年目にして、とろりと溶けて、
いわゆる『蛾が蝶になる・・・』ような、すなわちメタモルフォーゼ・・・

ボルドー・ワインはココからが、勝負なんですね・・・
これからが、楽しみです!

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98’ですが、この値段↓


『出張オテル・ド・ヤマダ』の開催です!

2009-03-19 17:54:20 | ワイン
もう随分前のことになりますが、
何回か『出張オテル・ド・ヤマダ』を開催したことがありました。

何ですか?『出張オテル・・・』って?

その言葉の通り、山岸カテドラルをチョット離れまして、
一緒に大通りに繰り出します!

何のことはないわけですが、大通りのドコカのお店に出張して、
『オテル・・・』を開催するわけです。

今回の日時、開催場所は以下の通り↓

平成21年3月28日(土)7:00~
『The Bar 佐藤』(大通りサワヤ書店隣の二階)

出展ワインは、D.R.C.の希少ワイン 02’ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ キュベ・デュヴォー・ブロシェ をメインに据え、イヴ・ビゾーのレ・ジャッセ、オーディーフレッドのオー・シャン・ペルドリなどのヴォーヌ・ロマネを並べます!

いわゆる、ヴォーヌ・ロマネの伝統派と新興派を飲み比べてみます!

そして、もちろん乾杯はシャンパーニュで、92’ピュリニー・モンラッシェ・フォラティエール ルロワ、後半は小股の切れ上がったボルドー(これボルドー狂用・・・)でサイドを固めましょう!

そうですね・・・もちろん、ソコハソレ盛り上げ役としての知的ゲームです!
お楽しみブラインドも少々出ますです!

サアサア、年度末の妖しいワイン会!
参加者も手上げ方式で、いかがでしょうか!
(『オテル・・・』『キュイジーヌの・・・』『ボン・ションス』『次世代・・・』他、いずれの会のワイン・ヒートでもOK♪です!)

ちなみに、気になるフィーは(イチ)+(シャンパーニュと軽食代 0.5以内)の大盤振る舞い!

限定10名サマで、よろしくね・・・
という事で、連絡お待ちしております。

花の季節に、花の香りのするヴォーヌ・ロマネを飲みましょうか?
こんなご時勢は、街に繰り出しましょう♪

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今はこんな値段になったんですか↓


アンブロワーズのブラン・ド・ブラン86’

2009-03-18 18:44:34 | ワイン
117回の『オテル・・・』もシャンパーニュでスタートしました。
以前83年物をご相伴に預かった、アンブロワーズのものです!

83’物は、濃密にアンバーなニュアンスが色濃く、
風味も焙煎したコーヒーに始まり、ちょっと焦げた樽のアクセントや、
オレンジリキュールの香りが支配しておりました!

それに比べれば、86’物のアンブロワーズは、熟成感に関しては、
未だに発展途上でしょう・・・

泡のタッチも、当たりが強く、沸き立つブケも新鮮なイエローフルーツと、
ミネラリーなニュアンスを強く感じます!

ではどっちが美味しいか?
と言われれば、鸚鵡返しに『その場のフンイキ・・・』
と、また適当な事を言うわけですが・・・

食事がスタートしているのなら、間違いなく86’を選ぶでしょう!

いずれ、やはりこれ位の熟成に達したシャンパーニュには、
心もカラダも癒されますよね・・・