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The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ミレーの『晩鐘』ですか・・・?

2009-01-13 23:19:10 | ワイン
とうとう『神の雫』を見ちゃいました。

「これは、漫画だぞ!」と心に言い聞かせつつも、
なぜか見入ってしまうワタクシ!

これって、ワインヒートの性(さが)ですかね?

なにしろ、素敵な女性ばっかり登場するのも興味深々ですが、
どこかワインの教科書をなぞる様な、『ワインが分かる』的な表現が、
そこかしこに散見されるのも、気になりますよね・・・

ワタクシとしては、折角「バブリーなワイン業界」から「現実的なワイン会」へ引き戻そうと、躍起となっているところでしたが、この漫画を見てしまえば、バブリーへ逆戻りってことにもなりかねませんよね・・・

はなもちならない、バブリー・ワインヒートが席巻する事だけは、
勘弁してもらいたいものです。

この漫画の、オススメ・ポイントの一つに、
ミレーの『晩鐘』を見て、主人公のオトッツァンが、
90年物のムートンを飲みたくなった!とのたまうわけですが・・・

本当かい?

ムートンだったら53年くらいまで遡らないと、もしくは枯れた70年代でもなければ、『晩鐘』のニュアンスはでないでしょう・・・

保管の微妙な90’ムートンではなかったのか?
そんなことないですよね・・・まさか???

プティ・モンドの隠しアイテムは?

2009-01-12 10:13:28 | ワイン
そういえば、第39回のワイン・リストの隠しアイテムは、
報告していませんでしたね・・・

リストの3番目の白が、04’アルガ・ブランカ ピパ、
6番目の赤は、98’ラシーヌ・レ・カイユー・デュ・パラディ クロード・クルトワ、そして最後の赤は04’バローロ テッレ・デル・バローロ だったんですね・・・

04’ピパは勝沼葡萄の甲州100%で、実はこの年のブリリャンテという発泡酒が、ワイン・アドヴォケイトで88点をとりました!(これは驚くべきこと!)
この事は、随分前のこのブログで報告済みですが、あらためて同じ造り手の甲州種(スティルワインではピパがプレステージ♪)なので、ココでもう一度飲んでみたくなった、というわけです・・・

さて、98’ラシーヌは知る人ぞ知る、ビオの怪人クロード・クルトワの作品!
異様ともいえる、ビオ特有の香気を漂わせ、品種特性もワインヒートの想像を超えた、目隠し御用達のようなワインですよね・・・
ロワール地方のVDT、カベルネ・ソーヴィニオン、メルロ、フラン、それにガメイまでぶち込む大胆さ・・・
このワインをドサクサにまぎれて抜栓し、フォルスターの上で4時間も放置!
それがなんと、最後は皆さんに絶賛される状態になりました!

で最後の目隠しアイテムは、コスパ抜群のバローロ!
古典派の造りを、どれだけ開かせることが出来るのか?
これが、腕の見せ所なのですが・・・
ネッビオーロの独特の風味を消すことなく、
味わいに丸みを持たせる為のタイミング!
これを一時間としまして、しかも口取りなしで、
温度は直前に室温に出す形にしたところ、これもOK牧場・・・
美味しくいただけたようです。

とにかく、最近のプティ・モンドの皆さんの正答率がタコウございまして、
出題者のワタクシも難儀しております・・・(実は嬉しいですけど♪)

ということで、この会も次回は40回!
記念会対応のワインを並べて開催いたします。

では、1.31にお待ちしております!

That’s『ワイン&キュイジーヌ・・・』でしょう・・・

2009-01-11 13:04:59 | ワイン
とにかく、豆乳70%とミルク30%をホワイトソースで煮込んだ、
最初のスープから、最後の黒豆とチーズババロワのデザートまで、
息もつかせぬキュイジーヌの流れでした。

尚且つ、ラス前の驚きのラーメン攻撃!
ケイコ先生の秘密兵器『特製 丸秘ラーメン』が出されるに及んで、
新年お年賀のワインヒートの皆さんも、そそとした雰囲気もどこへやら、
最後はそこらじゅうから大胆発言も飛び出して、
気が付けば『オテル・ド・ヤマダ』も『チャンチキ●●●』状態?

いずれ、大いに盛り上がりました!

さて、ワインの流れは、前回の書き込みの通り!

その中で、皆さんの御贔屓の銘柄は・・・
実は、00’ポマール・ルジアン ドメーヌ・ド・モンティーユでありました。

このポマールは、ポマールのテロワよりもヴォルネイのイメージでしょうか?
硬質にしまった、ミネラリーなトップノーズに、アロマはビューティフルな苺系!
透明感のあるフルーツは、清楚であくまでもスタイリッシュ・・・
それでも、底アジは織り成すように絡み合い、
時間と共に七変化なんですね・・・

モンティーユのこの酒質に並ぶニュイのワインを考えれば・・・
何が来るのでしょう・・・

あれとあれ・・・

到底一万円を切るのは無理!
やはり、ボーヌのこのクラスの再評価すべきなのでしょう!

美味しく頂きました!

新年最初のプティ・モンドは・・・

2009-01-09 20:25:17 | ワイン
さて、気が付けば、松も開けまして、
街は年末年始の賑わいもすでに失せ、
いつもと変わらない冬の風情を、
そこかしこに見つけられるのみとなりました。

さあ、今週末は本年最初のワイン会・・・
そう『第39回 ワインとキュイジーヌの夕べ』の開催です!

参加ご希望の皆様からは、既に連絡を頂いております。
まずは出展ワインのご報告を↓

1.NV Champagne Carte Noir Richard Cheurlin

2.1983 Champagne Brut Blancs de Blanc Ambroise

3.Blind Item-White Wine

4.2003 Savigny les Beaune Champ-Chevney Monopole Tollot-Beaut

5.2000 Pommard Les Rusien Domaine de Montille

6.Blind Item-Red Wine

7.1974 Ch. Beychevelle St-Julien

8.1992 Ch. Leoville Poyefere St-Julien

9.Blind Item-Red Wine

という流れなんですね・・・
いかがでしょうか?

赤白のシャンパーニュはこの際中止にしまして、
NVと83物のシャンパン古酒との飲み比べに変更いたしました!

ボーヌ・ピノ・ノワールは古典派の二つの造り手!
これを、思い切って開かせましょう・・・まずは任せなさい!

そして、最後を飾るサンジュリアンは、
中堅ベイシュベルと、地味系レオヴィルのポワフィレ・・・
ドチラもそれなりの熟成感発揮してくれるでしょう!

てことで、当日手ぐすね引いて、待っております・・では!

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ピノのメイン、モンティーユのポマール・ルジアンは05’でこの値段↓


ウィキペディアの迷宮にハマッテおります!

2009-01-08 22:28:03 | ライフ
正月3が日の暇な時間に、珍しく映画を見に行きました。

いや~!それがもう大変な、グロテスク、パニック映画で、
正月三が日には見る映画ではないな~~と思いつつ、
それにしても最近は、気になる俳優がいれば、帰宅後PCの前に座って、
ウィキペディアを検索する、ってパターンが続いております!

例えば、主演はキーファー・サザーランドなんですが、
それをウィキペディアで検索すると、そこにはおとっつぁんがドナルド・サザーランドと出ています。

ドナルド・サザーランドといえば、その昔『Mash』という映画で、高校生のワタクシを笑わせてくれた、迷優?でして、今度は『Mash』を検索するんですね・・・

そうすると、その劇中歌は『クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング』が歌っているとなって、今度はそのメンバーの一人のニール・ヤングを検索・・・
てな感じで、検索の迷宮にハマッテしまうというわけです!

こんな感じでウィキペディアを覗いていますと、時間つぶしにも、
ある意味アカデミックな雰囲気がかもし出されるわけでして、
気分的に充実感といいますか、なにしろ非常にイイ感じなんですね・・・

そうそう、キーファー・サザーランドのエミー賞テレビ作品、
『24』のジャック・バウアーはあまりにも有名ですが、
『Stand By Me』のキーファーにはビックリ!
それと、エレキギターの『ギブソン社』のコレクターだったことも判明!

こんな驚きもあるわけなんですね・・・ハイ♪