The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

『オーネット・コールマン』とアペリティフな夜

2011-10-22 00:10:48 | ライフ
夕刻からの急激な気温下降はビールを飲む気力を減退させますが、
習慣というものは、げにも恐ろしいものでして、
気力ゲンナリもサレカマナイデ、いつものパターンに落着させるわけなんです!

その日も、近場で一軒だけ!
との約束の下に、桜山に繰り出したのはイイのですが、
いつもの『H』でオデンをたらふく食べて、御供はビール・・・
で、もちろんそれだけでは足らずに、麦焼酎をロックで一杯!となったわけ!

そうなると、一軒だけと約束はしたものの、帰る段になって何となく、
どこかへ忘れ物デモしたかのような、妙な落ち着きのない心持になって、
なんとしても赤ワインをホントーに一杯だけと念を押して、
飲まずにいられない『酒飲みの性(さが)』が鎌首をもたげるんですね!

で、そのあとアタリマエのようにP店にお邪魔を致しました!

迎えてくれたのは『オーネット・コールマン』の『ダンシング・イン・ユア・ヘッド』!

もちろん『フリージャズ』の範疇ですが、
このアルバムであれば、パスタ店でも聞き入る事ができるんですね♪

1973年のこの作品は、オーネットがいわゆるファンク・ミュージックへの方向性を見せた貴重な一枚で、
踊り狂うオーネットのサックスプレイはあたかも原住民の祭事のダンシングのよう!

モシここが、あたり真っ暗の手狭のジャズ喫茶なら、
こうべを垂れて、音のうねりに暫し陶酔しながら、スウィングしまくりってところでしょうが、
なにしろここはパスタ店、そんな事でもしたら追い出される事はないのでしょうが、
白い目で見られる事はありえます!

で、本来の目的に自分を呼び戻し、アペリティフと赤ワインのみをオーダーいたしました!

そこで登場したものがこれ↓
『06’シャペル・ド・ポタンサック』と、

目にも鮮やかなる『アペリティフ』のワンディッシュ!

さてさて、これを飲んで血中アルコールの濃度を程良い所まで押し上げて、
やっと家路に帰る気分にもなったわけ・・・

それにしても、ファンクってエエわ!酒も進むわ!!
ケッキョク最後はテキトーな言い訳見つけて、さらに行脚は続くということです!