The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2009 城戸ワイナリー プライベート・リザーヴ メルロ

2011-10-09 07:35:27 | ワイン
連休前の週末は、アソコとアソコへ伺う予定を立て、
定規でひいたかのように精確に、ソコとソコへお邪魔を致しました。

実を言えば、酔った挙句のもう一軒という、
時代遅れの飲兵衛的行動も取ってしまいまして、
今朝はいささか昨晩のアルコホルが残っているようです!

でもコノ秋晴れの日曜日は、そんな事はサレカマナイデ、その定規の延長線上の通りに、
本日予定の行動をする事になるのでしょう!

まあソレは措いといて、昨晩のことなんですが・・・

まずはいつもの和食にお邪魔♪
コノ通りに『突き出し』と『お造り』をビールで頂きます。

続いて青虫のようにハッパ系をむさぼり(コレ健康の為!)

本日持ち込ませてもらいました、あのワインに思いを馳せるわけ・・・

日本中熱波に包まれた、あの2009のヴィンテージ!
ところは『メルロ』の生産では、日本中探せどこれ以上の無い『長野』は『桔梗が原』!
そして『ウスケボーイズ』の一人『城戸ワイナリー』と来たもんだ!

弥が上にも期待が高まります!

グラスに注がれましたそのワイン、濃厚なヴァイオレットの色合いで、
エッジは未だ青みを見せております。

注がれるや否や、微かなヴァニラと甘い果実の香気が漂い始めまして、
即座に『コレは上物!』である事を確認!



程なく、プルーンやカシス、加えてブラックベリーのあまやかなアロマが立ち上がり、
純度の高いストレートなニュアンスに、コレも『メルロ』の一つの姿と暫し感嘆!
見事な香気に頭クラックラ!

こんなこと言っては何ですが、日本でもこんな『メルロ』が出来るんだ!
とこの時点で思った訳なんですね・・・

味わいは濃密ですが、あと腐れなく、シッカリとした果実味に御出汁が効いている!
ですから、『鴨肉のロースト』を用意していたのですが、
前の『お造り』に戻って『カツオ』にあわせてみましても、
まことに見事なマリアージュを見せてくれました!

総体的に味わってみますと、手造り感のあるこのワイン!
造り手の腰の据わった真面目な姿勢が、否が応にも見えてきます。

数年先にも期待してみましょう。

その日の続きは次の機会に・・・