The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2008 ブルゴーニュ・ルージュ クロ・ノワール

2011-02-09 23:43:25 | ワイン
『ベルVル』行脚の最後を飾ったワインが、これなんですね・・・
2008年が最終のヴィンテージとなった『クロ・ノワール』のブルピノ!


好き嫌いは別にして、とにかくキャラクターの強いワイン造りのドメーヌでした。

限りなくビオディナミへの方向性を示し、スミ・マセラシオン・カルボニックという、
彼独特の醸造法を駆使しつつ、ヴィエ・ヴィーニュの畑から採れる、
最良の葡萄の実で造られる『クロ・ノワール』!

ジッサイ飲んでみますと、黒に近い濃厚なヴァイオレットの色合いで、
トップには、僅かですが還元の香りと、白檀や白粉のニュアンスを感じます。
ドライ・プルーンやカシス系の黒い果実のアロマとミネラルの塊が立ち昇り、
甘く凝縮したフルーツは、普段のブルピノを越えた、
別な意味での凄みを感じる味わいなんですね・・・

漏れ聞く話では、ドミニク・ローランが、言ったとか・・・
『もしこれに、フィネスがあれば、ルロワのワインだ!』

なるほど、ACにして、そのポテンシャルをも体感出来うるワインではあります!

返す返す、残念です!