The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2007 カイ カルメネール エラスリス チリ

2011-01-20 23:20:43 | ワイン
ハイ!全くその通りでして、このワインは話題性で出しました!

そうです、例の昨年のニューヨークでのボルドー系品種のテースティング・コンペでのアレです!
2006年物の『カイ』がトップで、続いて『オーパス・ワン』、
そして第3位に『オー・ブリオン』が入ったアレです・・・

ミーちゃんハーちゃん、ではないですが、一応飲んで見ましょ、ってことでの登場です!

ん~~ん!確かに濃い!でも濃いだけじゃなく、エレガントさもあるんですね・・・


なぜかといえば、これだけ赤道に近い、チリのアコンカグアで、
特有の気候が功を奏した、ということなんですね・・・
それは近くを流れる寒流♪とのことです。

ですから、土地柄雨が少ないに加えて、昼夜の寒暖差が大きい!
しかもなんやかんや言いながらも積算温度が1600度以上になりまして、
カルメネールの必要条件を満たしているとのことなんですね・・・

ですから、ボルドーではトウの昔に途絶えたカルメネールも、
この地では理想的な生育条件を備えていると言う事なんですね・・・

これも、詳しくは語りません!
皆さんも飲んでみましょう♪

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08’ですが、ココで↓
No.92238エラスリス カルメネール・カイ2008

No.92238エラスリス カルメネール・カイ2008価格:10,080円(税込、送料別)


1997 プロヴィダンス プライヴェート・リザーヴ

2011-01-20 05:26:44 | ワイン
そこそこのワインヒートであれば、このワインを知らない人はいないと思いますが、
敢えて説明しますと、1990年にニュージーランドに設立されたワイナリーで、
プライヴェート・リザーヴはそこのフラッグシップにして、最高を目指すボルドー・ブレンド!


あくまでも、ボルドーはサンテミリオンの『シュバル・ブラン』を目標に据え、
世に出てから、それほど時間もかからずに、ワイン業界の話題をさらい、
その意味で『ニュージーランドのル・パン』とも言われたワインであります。

14年の熟成期間を経て、第128回のオテルに登場!
昨年は、同じヴィンテージの『プライヴェート・リザーヴ』ではないものを出したのですが、
今回の物は凄かった!

何しろ『冬の闇なべ』ですので、ボルドーの品種系列と言う、漠然としたテーマはありましたが、
限られた本数での一本釣りワインですので、状態や熟成の程度によりけりで、
どのワインが、どう来るのか?出した本人も、全く手探りのワイン会なんですね・・・

そんな中で・・・
自分としては、このワインが今回のラインナップで、一番光り輝いているように思えました!

それは、ボルドー品種だから、ボルドーらしさだとか・・・そんなことではなく、
一つのワインとして、正統であるのかドウカ?と言う意味において、なんですが・・・

ジッサイに、ある人は、これをブルゴーニュのグランクリュと言い、
またある人は、ローヌの名だたる造り手の古酒と言い、
だれ一人として、これを『ニュージーランドのボルドー系』と思わなかった・・・


でも、おそらく見事なワインだと感じたはずであります!

詳しいコメントは、野暮になりますので割愛致しますが、
故麻井U介氏がこのワインを手にして、早速醸造の手ほどきを見に、ニュージーランドへ飛んだ!
というのも、あながち嘘ではないのでしょう・・・

ワタクシ、そのように思いました!