The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ドメーヌ・デュジャック考

2010-09-13 21:26:33 | ワイン
1968年に『ドメーヌ・デュジャック』を興した、ジャック・セイスは、


現代のブルピノ・ファンにとっては、もはやカリスマ性をも持ち合わせる、


造り手の一人といって、過言ではないでしょう!


そのワインが、今なおワタクシ達を惹きつけてやまないのは、


他のワインには無い、類まれなる個性と、煌めくような洗練されたセンスの良さ、


によるもの、と考えております!


思い出してみますと、1997年の4月、


今のように、マダマダ混雑していない頃の、『ヌッフ』にて、


次のような『ドメーヌ・デュジャック』のラインナップを、


ご相伴に預かった事がありました!(修善寺のYUKIYAにて購入)


1976 モレ・サン・ドニ
1985 モレ・サン・ドニ
1974 クロ・サン・ドニ
1981 クロ・サン・ドニ
1980 クロ・サン・ドニ
1985 クロ・サン・ドニ


今考えて見ますと、信じがたい流れですが、コレ本当の事です・・・


恐らく、若き日のTチャンマンやら、イトウゾ神父も一緒に飲んでいるはずです!


1997年ですから、一番古いヴィンテージの1974年物は、


23年熟成の『モレ・サン・ドニ』だったんですね・・・


そして、6本のワインで、一番記憶に残っているワインは、


1985年ではなくて、1980年の『クロ・サン・ドニ』でありました!


で、ここでも言えるのは、いい物が上手く熟成した時の、


ナンともいえない妙味の事ででして、


『ドメーヌ・デュジャック』のワインは、それを担保しているという事です!


さて今回、1973年物の『ボンヌ・マール ドメーヌ・デュジャック』を


飲む機会がありました!


熟成した『デュジャック』のフラッグ・シップ・ワインです!


ナンと、このワインは37年の熟成期間を経て来ております!


さてそのワインが、如何なる状態であったのか?


この続きは、またの機会に・・・