手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

福祉センター詩吟

2017-11-07 19:01:29 | 詩吟関係

 今日はとても11月と思えない暖かな日でした。天気は良いものの出席は結局13名でした。常連が3名ほど休んでいました。今は実質16名くらいの会員数になっているのかと思います。先が心配です。

 今日は前半「夜墨水を下る」をやりました。吟に入る前に必ず全員で素読をするのですが、今日は素読の仕方について少し時間を取りました。教材として使われる訓読文について、何文というのか質問したら、一人が「読み下し文」と答えました。正しくは「書き下し文」または「漢字仮名交じり文」・・・訓読文を書き下したもの・・・といいいますが、そんな答えができる方もいることがうれしい。そこで、白文を日本語の文法に随った読み方に改める・・訓読の特徴、漢詩を翻訳するのではなく原文を日本語の読み方に替えているのだけれど、そのためには漢詩の基本的構造に随ってなされていることを、白文を参考にしながら理解してもらいました。即ち七言の場合は一句の構成が、4字3字(2・2  2・1又は1・2)が基本で、その構造を大事にして日本語に読み直していることを話してあげました。素読では、その構成を意識して、区切りをつけて読む、さらにアクセント、鼻濁音に気を使いながら口を大きく開いて大きな声で読んでほしいということを話しました。そのうえで私の読みに習って読ませることをしました。

 どこまで理解してくれたかはわかりませんが、後半の「江月」をやるときに、 独吟に入る前に素読を一度させてから吟じてもらいました。前半で話したことを理解している読み方の人が増えていたのはうれしかった。又、漢詩の構成が二語一単位となっていること、又日本語のリズムは二語一拍になることも話し、一語半拍は余韻で半拍を増やす事、そこが言葉ではない間になることをちょっと触れてみました。

 

 

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