40年前に友人の結婚披露宴で行った内藤記念館を所用で訪れました。
展示物の中に鑑賞したことのある第13回(平成21年)天下一薪能で使用された作り物が
展示されていました。
この展示物を見て思い出したので、第13回天下一薪能の様子を紹介します。
↓ 薪能が始まる前の会場
秋晴れに恵まれ、会場は満員となりました。
今年の演目
能は「屋島」と「一角仙人」
狂言は「棒縛」(ぼうしばり)
日が沈むにつれ、舞台後ろの「千人殺しの石垣」が かがり火、立ちこめる煙、ライトアップで、
とても幻想的になり、舞台の演出効果を高めていました。
「一角仙人」では、龍神役に延岡の子どもが2名出演していました。
能は解説書を事前に読んでおくと、だいたいのストーリーが掴めます。しかし当然ですが、
能初心者に一言一句を理解することは出来ませんでした。
狂言は現代語で構えず鑑賞できますので、ホッとします。しかも面白かったです。
着物を着て鑑賞するとチケット代金千円のキャッシュバックがあることもあり、会場では着物
を着た女性を多く見かけました。
能(笛・太鼓の音含め)、ライトアップされた仙人殺しの石垣、女性の着物姿、少し肌寒い秋の
夜が、遠い昔にタイムスリップさせてくれた様に思えました。(sakarun)