経塚山(610m)は日出町にある低山ですが山頂付近にはミヤマキリシマの群生地があり、大分県内では一番速い開花域です。
5月8日は丁度満開でした。
登山道はフランシスコ・ザビエルが通った道としても有名な、西鹿鳴越道(にしかなごえ)を登っていきます。
スタートは名水で有名な山田湧水、ここで水を汲んで行くといいです。
最初は軽四が通れるくらいな舗装路ですがやがて未舗装の歴史がありそうな道へと変わっていきます。
今日は天気がよく暑いくらいですが、木々が茂っていて日差しを遮りトレッキングには丁度いい感じでした。
でも段々と道は狭くなり本格的な登山道へと変わっていきました。この付近はその昔石切り場だった場所だそうです。
急に展望が開けて別府湾がよく見える所へ出ました、多分ザビエルさんもここで休憩したのでしょうね。
戦国時代フランシスコ・ザビエルが布教のためこの道を通って日出へ下り船で現在の大分市へと入って行ったそうです。どんな気持ちでここを通って行ったのでしょうか。
すぐに峠に出ました。目指す経塚山は突き当たった林道を左です。峠を右へ行くと尾根を通って東鹿鳴越道へと続き周回できますが去年行ったときは途中ほとんど踏み跡がないところもありました。
林道をしばらく歩きます、山頂付近にはアンテナ群が建っています。
山頂はもうすぐです、写真には写っていませんが登山者は結構いました。また逆方向から舗装された車道もあり9合目付近まで来れます。
山頂に出ました、ミヤマキリシマが見事に咲いていました。
背丈よりも高い大木もあります。ミヤマキリシマの色も豊富です。
満開でした。 遠くに見えるのは由布岳ですが崩壊が進んでいるように見えます。
一年前と比較してみました。
写真上が去年5月の由布岳で写真下が今日の由布岳です。
確かに北東斜面の崩壊が進んでいるようです、多分4月16日の震度6弱の地震の影響だと思います。
大分県で一番早いミヤマキリシマを堪能して経塚山を後にしました、くじゅう山や各地の山の開花もこれから楽しみですね。
yasu