毎年成人の日の休日あたりに行われる「岩井川神社大祭の夜神楽」、飽きることなく毎年見に行きます。 仲間同士で酌み交わすお酒や久しぶりに会う友人たちとの再会、神楽宿での接待(夜食・朝食・焼酎)は最高です。 もちろん心ばかりのお包みは必要です。 過疎の波はこの地区にも例外なく押し寄せてきているようですが、神楽の後継者も育ってきており、大人地区の方々の心意気を感じさせてくれる夜神楽でもあります。 (fuka)
夜神楽は「歌舞伎の館」で行われます。
神楽は全部で27番舞われます。 8番目の舞い「座張」です。太玉命の舞、災厄神を祓い、験力を示す舞。
この「奉仕者」は若くてイケメンです。 追っかけ(?)もいるんですよ。
八幡様の舞。 品陀和気尊が集落守護の招来神として現出した舞。
太子様の舞。 太子大明神、集落守護の現出の舞。
沖逢。 高天原の雨天の真名井の水を降ろす舞。 2人の激しい動きと力の入った舞は見ものです。
手力男の命。 手力男の命が天照大神の御岩谷を探り給う舞。 一番前方右側に座っておられる「後期高齢者」のお二人が、ここの神楽の最高の見せ場「柴引」で主役に祭り上げられます。
観客も次第に多くなってきました。
柴引。 太玉命が天の香具山より榊を曳き来たり給う舞。 この神楽の最大の見世場だと思います。
さあ、どういうふうに舞おうかな・・・? 太玉命が後期高齢者のお一人を引きずって行きます。 もう一人の方が連れて行くなと引き留めています。が、会場は大爆笑。 怪我がなくて良かった。
神棚の前に座って頂き、太玉命が後期高齢者に一礼。 まさに生き神様ですね。
柴引きの始まり、会場も一体となり、エイサー、エイサー。
榊の木が私の目の前に飛んできました。 縁起がいいぞ。
戸取。 手力男命が天岩戸を取り払う舞。 手力男命が岩戸を取り払うときは力が入ります。
ようやく岩戸が取れました。 これで再び世の中は暗闇の世界から太陽の光が差し込んで来るようになりました。 歌舞伎の館も窓に引かれていた暗幕が開けられ、会場に外の明かりが入ってきました。 憎い演出ですね。
舞開き。 天照大神御出ましの舞。 右手が太陽、左手が月のところでしょうか・・・?
神楽歌を歌っておしまい。
この後、公民館主催の餅まきがあってすべてのプログラムは終了。 来年はどういうドラマが待っているのだろうか・・・。