行縢探検倶楽部

延岡市にある行縢山(むかばきやま)を気楽に楽しんでいる皆さんの情報交換の場ですのでお気軽に書き込みください

延岡さるこう会Web編(畳提とカラミレンガ塀のコラボレーション)

2006-06-06 20:22:30 | Weblog
台風で五ヶ瀬川の水位が上がって堤防から溢れそうになったときに、写真左の手すりのようなこの隙間に畳を差し込んで水害から町を守る工夫です「畳提」といって今でも住民の方々が保存してきています。
一方カラミレンガの塀は延岡城下町の城山近辺を中心に作られた金属をたくさん含んだ丈夫なレンガです。
この二つの遺産が両方見られます。延岡市祇園町と北小路の付近の五ヶ瀬川堤防ですが、多分去年の台風14号ではこの付近から五ヶ瀬川が溢れたのではないかと思います。
今ここの堤防の嵩上げ工事をやっていますね。
この畳提とカラミレンガ塀もコンクリートにうずもれるのでしょうか?

因みにカラミレンガとは昔、銅などを精錬するときに生じるカスを固めてレンガにしたものです
銅の成分が多いほどきれいだそうですが今は精錬技術が上がってカスにほとんど銅が残らないのでレンガに成型できないそうです。
(Yasu調査員)

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5 コメント

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コラボ (はなぴょん)
2006-06-07 00:18:19
yasuさん、こんばんは!



スゴイ!先人の知恵のコラボですね。

いつかぴょんも『さるいて』みたいと思います。



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カラミレンガ (fuka)
2006-06-07 08:10:34
Yasuさん、グッドモーニング!



カミラ夫人ならぬカラミレンガ。

素晴らしい?ものがあるんですね。



ところで、銅の精錬屑を固めたとか?

延岡に銅の精錬所があったのでしょうか?

もし、あったとしたら、どこにあったのでしょうか?



調査お願いできませんでしょうか?



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カラミレンガは (Yasu調査員)
2006-06-07 12:19:15
はなぴょんさん、fukaさんこんにちは

カラミレンガは延岡以外にも愛媛県にもありますここも有名な別子銅山があり、ここから出るカラミからレンガを作ったようです。

延岡の場合近くに槇峰鉱山がありました、多分ここから出る副産物のカラミを使ったのでしょうね。



カラミといってもいろんな意味が、辛味・空身・絡み・・・・

今回のカラミは「」と書きます精錬後のカスつまり「スラグ」のことです。

ムカタン倶楽部は勉強になりますね
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畳堤から芋づる式に (sakarun)
2006-06-07 19:50:05
カラミレンガですか?この齢になるまで知りませんでした。解説付で有難うございました。畳堤から芋づる式に色々と知識豊富になりました。
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ありがとうございました。 (fuka)
2006-06-07 21:32:48
Yasu調査員、どうもありがとうございました。

カラミとは、銅を精錬する時に出る副産物のことなんですね。

なあ~るほど、よく分かりました。



たしかに、「カラミ」には色んな意味がありますね。



しかし、ムカタン倶楽部は勉強になります!
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