「しぐるるや ひとの情けに 涙ぐむ」
山頭火が川で洗濯をし、河原に干していたところ、時雨になってしまったが、宿で読書をしていた山頭火がそれに気が
付かなかったため、宿の娘さんが河原にとりに行ってくれ、山頭火がいたく感激したことを詠んだ句。
この句は、昭和5年放浪の俳人「種田山頭火」(1882~1940)がこの地湯平を訪れた際に詠まれた句として有名です。
温泉街入口に歌碑がありました。
山頭火ミュージアム
俳人「種田山頭火」を記念した美術館。
(開) 10:00~17:00、(料)100円
毎年11月「湯布院と山頭火展」開催
室内には、机と筆が用意されています。
大分県での山頭火の足跡と句碑
山頭火が詠んだ句を画家の武石憲太郎が絵にしたものです。
尚 この湯平温泉には、菊池幽芳(きくちゆうほう)や野口雨情らも宿泊していたそうです。(sakarun)
菊池幽芳の句
「 山峡は 霧立ち込めて 水の音 いよいよ高し 雨の湯平 」
野口雨情の句
「 わたしゃ湯の平 湯治のかえり 肌にほんのり 湯のかほり 」