モハメッド・アリ
健全な支援を続けようとすれば疲れを先送りできない。今週の疲れは今週中に落とす。大型スーパーでウィンドウショッピングをしてフードコートで揚げたてのフライドポテトをのんびり食べたら落ちるし、炎天下で菜園づくりに励めばどこかへ飛んでゆく。要は仕事の疲れなんて高が知れているということだ。本格的な就職活動が始まった。多くの生徒たちが進路指導室を訪れる。もって生まれた性分で手を抜くということができないから、老体に鞭打って日々ひとりひとりの生徒に向き合う。生徒相手の相談は余裕をもって臨まないと務まらないというひとがいる。聖人君主じゃあるまいし「余裕をもって応じる」のは、単なる怠け者の諦念だ。わたしはテクニシャンではなくて根っからのファイターなのだ。