旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

名著

2012年05月22日 21時08分31秒 | Weblog
昨日の日没後に「日本の名著」全50巻の巻ごとのくたびれ具合の点検を行ったところ部屋中に埃をまき散らす結果になって大いに後悔した。それでもかろうじて1時間ほどで「第1巻 日本書紀」から「第50巻 柳田国男」までの点検を終えた。

数巻のビニールカバーに若干の汚れ(カビなのかもしれない)を認めた程度だった。丁寧にふきとったらまあまあの状態になった。翌日(本日)が採用面接日なので埃をかぶったままで眠りたくはなかった。眠りたくはなかったが農作業の疲れも手伝って不覚にもそのまま眠ってしまった。

 本日、採用面接を終えて帰宅したのち日が高いところで観察すると「世界の名著」正66巻・続15巻も埃をかぶって、しかも、いたみ始めていた。埃を払ってから、見えにくくなってきた黄色の背景に白文字の背表紙(キルケゴールほか10冊ほど)の著者名をワードで打って張り直した。「世界の名著」の白用紙の背景に黒い文字がやけに目立つ。

正の「第1巻原始仏典 バラモン経典」から「第66巻 現代の科学」まで順に並べてくたびれ具合の点検を済ませた。ついでに続の「第1巻 中国の科学」から「第15巻 近代の芸術論」までの点検をした。

やはり、正の方には数冊のビニールカバーにしつこい汚れ(くどいようだがカビなのかもしれない)を認めたので汚れを落とした。続15巻は保存状態がよいので点検に時間はとらない。日が明るいうちに掃除機で埃を吸い取ってから部屋の水拭をした。

「世界の名著」と「日本の名著」は寝間に置いている。くすんでいた部屋が明るくなって、あたりの空気は清々しかった。今夜は良い夢を見ることができそうだ。

1 コメント

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「世界の名著」 (ヒロ)
2012-05-25 09:08:51
 「世界の名著」、全81巻は私にも宝物だ。解説はすべて読んだ。一時、全巻、読破をめざしたが、さすがにガリレオやニュートンはパラパラ、本をめくって、「こんな数式を考えていたのか」程度でいいなと割り切った。このような全集を出した当時の出版社の志の高さに感心する。
 自分独自に文庫本などで、この体系を巡るのは大変だろう。私の年齢になれば、再読、三読の楽しみもある。座右の書、81巻、心強い友だ。
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