旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

舌鋒

2012年05月22日 23時00分15秒 | Weblog

本日の採用面接は惨憺たるものだった。求められたから、本人は遠まわしにささやかな意見を述べたつもりだった。ところが、4名の面接官のうちのひとりが、私が応募先のやり方・実績を真っ向から否定してかかっていると判断したらしい。応募先のやり方のどこがいけないのかと舌鋒鋭く問い正してきた。

結局、その面接官とやり合ってしまった。採用が決まってからでもやり合えるのだから面接官とやり合ってはならないというのが鉄則だ。改めて真意を伝えようとしたところで面接が終了した。胃のあたりを苦いものがはしった。思い足をひきずりながら会場を出た。

宇品港まで足をのばして船を眺め、潮風に吹かれてから家路についた。賽はふられた。週明けには採否が明らかになる。



3 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-05-23 17:32:34
私は哲学を勉強中ですが、
事態を客観的に観察するのが良いようです。
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Unknown (Unknown)
2012-05-23 21:22:16
事態を客観的に観察する・・・ですか?私は採用面接の一方の当事者なのですから、事態日を客観的に観察するわけにはいきませんでした。受け身になれということですね?
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「たぬきときつね」 (ヒロ)
2012-05-25 10:40:58
 関連会社に出向時、採用の面接官役をしたことがある。どの学生もマニュアル通りの受け答えで、すきがない。面接官も本音を引き出そうと「恋人はいますか?」などと訊く。(これは「ハイ」と答える素直な人はアウト。「募集中です」という模範答案がある)たぬきときつねの化かしあいだなあ、とその時、思った。旅路には「たぬきやきつねの知恵」もないのか、とあきれ、いや、そこが旅路のいいところか、と思い直した。
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