体重が2か月で6キロばかり落ちて、買ったばかりのチェアが体に合ってきた。相も変わらず罹った疾病対策の食事制限が続いている。塩分が日に5グラム以下の減塩食だから食欲はふるわない。朝から晩まで空っ腹を抱えている。それでも腹いっぱい食いたいとは思わない。摂生に励んで現在に至っている。もう暴飲防食のあの時代に戻ることはない。「人事を尽くして天命を待つ」とは上手いこといったものだ。禁欲を旨としてこの食生活を続ける所存だ。今日も「リハビリが大変でしょう」と声をかけてくれる人がいた。「後遺症もないのにリハビリはないでしょう」と粋がってみせた。あの衝撃の日から今日でまる二か月が経過した。