旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

仕事に関連して

2013年02月25日 09時35分38秒 | Weblog

宮本哲也著「教育論」:副題の「The Art of Teacting without Teacting」という文言が引っ掛かる。著者は副題を無手勝流と訳している。「学校教育にはない教育の技術」と訳すのが相応しい。

西村和雄・和田秀樹著「勉強嫌いに誰がしたのか」:勉強嫌いにしたのは「受験勉強が得意なあんたらだよ。」の域を超えないつまらない著作だ。

三村隆男著「キャリア教育入門」・柳井修著「キャリア発達論 副題 青年期のキャリア形成と進路指導の展開」:大学全入が可能な時代を迎えて、高等学校でのキャリア教育は確実に重要性を増す。キャリア教育が進路指導の中核を占めることになる日は近い。キャリア教育を担う者の質が問題だ。



渋沢栄一

2013年02月25日 08時33分10秒 | Weblog
 

駄作「超訳 ニーチェの言葉」によれば、「やり始めた趣味は、いつも楽しくて仕方がないものだ。けれども、そうであるからこそ、ひとは学ぶことができる。つまり、大人であっても、遊ぶ楽しさを通じて何かの達人になっていくのだ。」読むことが楽しくて仕方がない。だから私は読み進む。

「岩崎彌太郎」(講談社新書)、「渋沢家三代」(文春新書)を併せて読む。明治を代表する経営者を3名挙げるとすれば、三井家の当主、岩崎彌太郎、渋沢栄一ということになる。三菱財閥の創業者は政商、岩崎彌太郎だ。では、渋沢栄一とは何者なのか。

隅田川船中大論争(明治11年)
渋沢栄一:須らく事業は、国利民福を目標とすべきだ。国利民福を達成するためには合本主義(株式会社主義)でやることが肝要だ。
岩崎彌太郎:合本主義は、「船頭多くして、船山に登る」の類だ。事業は、才能がある人物が専制的に経営しないとうまくいかない。

渋沢栄一の一族は、「財なき財閥」と称された。栄一は、拝金思想に冒されるはるか以前に、わが国に資本主義を根付かせた。「忘れられた日本人」のうちのひとりだ。