旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

2冊で168円

2013年02月03日 19時51分54秒 | Weblog
古書店という呼び方に少々違和感がある。「古書」の意味を辞典で引いてみた。「①(年代が)古い書籍、②古本」とある。続いて「古本」の意味を辞書で引いてみた。「①読み古した本(反意語は新本)②コボンと読めば年代が古い本」の意味だ。言葉の意味から追うと、どうみてもブックオフは古本屋の範疇だ。読んで新品でなくなった本を売っているのであって年代ものの本は売っていない。

昨日は散歩代わりにフタバ図書の古本部を漁った。そして別冊宝島編集部編「東條英機」(宝島文庫2008年)と田原総一朗・姜尚中・西部邁共著「愛国心」(講談社文庫2005年)を買った。わが国では、愛国心や戦犯の問題はタブー視されてきたから戦後教育やマスコミですら扱いにくかった。「東條英機」のなかで歴史家の秦郁彦は、『当時の日本人にとって「勤勉、努力、質素倹約」の生活が理想であり、その見事な体現者こそが東條であった。そういう「内なる東條」的な信条に警戒しなければならない。』(一部改竄)と述べている。