旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

宇宙

2011年05月22日 20時09分25秒 | Weblog


かなり粗雑に言うと、宇宙の果てまで到達しようとすれば光速で137億年かかる。というよりも、137億光年前に発せられた天体の光が太陽系に届くまでに光速で137億年かかる。確認できる最も遠い天体、つまり宇宙の果てがその辺りにある。

それでは宇宙の果ての向こうに何があるのか。宇宙とは存在するもののすべてを指す。宇宙があることを前提にして有無の判断が可能なのだ。だから宇宙の果ての向こう側は無であることにはならない。では宇宙の果ての向こう側に何かあるのか。やはり何かあるということにもならない。

宇宙や空間に思いを巡らせてみると単純にみえる宇宙が謎の空間と化す。二日酔いに煩わされながら東広島天文台を見学した。宇宙の広大さをコンピュータグラフィックで眺めることができる。地球から出発して宇宙の輪郭を眺めて地球に帰還した。めまいがしそうだった。