この日曜日に「年越し派遣村村長」湯浅誠さんの講演会を聞きに行く。東大を出た知的エリートがなんでまたこういう活動に頭を突っ込んだものかと個人的な興味があるし、岩波新書「反貧困」で湯浅さんが明らかにした「溜めのない人たち」に対して著者自らが以降、どのようにこの問題と取り組んできたのかを仕事との兼ね合いで知っておきたいからだ。
現実問題として、生活保護すれすれの求職者がかなりの数ハローワークを訪れている。私は求職者に対して彼此の立場にあるという認識が薄い。自身が4度の離職のたびにいいようのない喪失感に囚われたし、自業自得とはいえ、離職のたびに負債はあるが蓄えがない状態で求職活動に取り組まねばならなかった。私の経験と彼らの境遇は紙一重なのだ。
健康な体と人並みの教育があったし、身内から物心にわたる支援も受けて「溜めがなくなるところ」まで追い込まれなかった。また幸運にもなんでも相談できる有力な支援者がいてくれたので、奈落の底を這いずりまわった程度の傷で済んだ。一方で、求職者の皆さん中には、その内のひとつ乃至はすべてに恵まれなかったために「溜めがないという」蟻地獄から這いあがれない人たちがいる。だからこそ私は求職者の皆さんに対する就職相談や訓練相談と懸命に真剣に取り組むのだ。
現実問題として、生活保護すれすれの求職者がかなりの数ハローワークを訪れている。私は求職者に対して彼此の立場にあるという認識が薄い。自身が4度の離職のたびにいいようのない喪失感に囚われたし、自業自得とはいえ、離職のたびに負債はあるが蓄えがない状態で求職活動に取り組まねばならなかった。私の経験と彼らの境遇は紙一重なのだ。
健康な体と人並みの教育があったし、身内から物心にわたる支援も受けて「溜めがなくなるところ」まで追い込まれなかった。また幸運にもなんでも相談できる有力な支援者がいてくれたので、奈落の底を這いずりまわった程度の傷で済んだ。一方で、求職者の皆さん中には、その内のひとつ乃至はすべてに恵まれなかったために「溜めがないという」蟻地獄から這いあがれない人たちがいる。だからこそ私は求職者の皆さんに対する就職相談や訓練相談と懸命に真剣に取り組むのだ。