旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

傾聴

2010年02月25日 22時18分38秒 | Weblog
これまでは良い癖じゃないかと考えてきた。しかし、見方によっては悪い癖なのかもしれない。いつもの癖で物事を大上段に構えて観てしまう。つい、その本質をについて考えてしまう。たとえば相談する側から見れば職業相談の本質などどうでもよい。相談の内容について的確な回答をえることができればそれでよいのだ。

本来、誰しもがもっていると仮定される自己実現への願望が、相談にのる側が相談する側の話にひたすら耳を傾けることによって、傾聴することによって、明らかになってゆく。キャリアコンサルタントはその産婆の役を担うのである。ザックリといえば、正統的なキャリアコンサルティングではそのように考える。カウンセリングの底の浅さを垣間見ているようで不安である。楽観論に過ぎるのではないかと思う。

キャリアコンサルティング技能検定2級の実技試験で合格点をいただいた。論述の方が予想どおり不合格だったので総合合格は叶わなかった。しかし、私のコンサルティングが大きくぶれてはいないことが明らかになった。

熟練のキャリアコンサルタントかどうかを検定するこの実技に合格したことが日々の仕事の自信につながっている。志願者のほとんどがキャリアコンサルタントの有資格者で合格率は20%に満たない。しかも論述よりも実技の方が難関であるといわれている。私はキャリアコンサルタントの資格をもっていないし独学者である。