昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

想い出日記(夜間高校:5)

2005-03-25 21:19:23 | じゃこしか爺さんの想い出話
  ☆クラブ活動(文芸詩=小天地)
 此処で述べる部活動は全学的でもの無く、私達クラスだけで行う同好会的なものであった。それだけにその内容も、俳句・短歌・詩などが主体で、それらは何れもが如何にも初心者と云った素人っぽいものばかりの作品で構成されたものだった。
 しかしそんな初心者ばかりで幼稚な作品集で、決して人前に出せるもので無かったが、部員の意気込みは盛んだった。月二回の集まりには毎回全員が集まった。

 部会のリーダーには、一番の年長者だとの事で私が選らばれ、先ず初めの仕事として、会報を出すこととそのタイトルを決めることだった。部員から色々と候補が出されたが決定打が無く、全て私に一任され次回の会合で決定すると云う事になった。

 色々と思いあぐねた末に、以前何かの本で見たことのあった「小天地」と決めた。
定時制夜学のチッポケな集まりに過ぎないが、この小さな天地の中では宇宙にも優る可能性を秘めた我々の世界である。この普段では余り見せない私の熱気にみんなが賛同して、会報誌の名前は「小天地」となった。

 「小天地」は初めの内こそ寄せられる作品も少なく、それも一部の者に限られて寂しかったが、会を重ねる毎に作品数も多くなり内容は充実して行き、やがて教師たちにも知られるようになり職員室でも評判と成っていった。

 その「小天地」に載せた作品を紹介しようと思ったのですが、他人のは本人の承諾なしに載せるわけにも行かず、だからと云って私のものは余りにも稚拙な上、一途に「啄木」に傾倒していた頃で、思い付いた言葉を「五・七・五・・・」の枠の中に遮二無二詰め込んだに過ぎない単なる語呂合わせ見たいで、恥を忍んでまで発表するような代物で無いので記載を取り止めました。

☆ 続く
 

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