昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

八十歳の誕生日

2012-08-18 16:53:51 | 日々の雑記

 たかが田舎ジジイの誕生日など、特にどぉって事はないのですが、良くぞ生きた八十歳・・・我ながら愛しく思うしだいです。
 しかしそうは云っても、やはり加齢の証なのでしょうか、正座が出来なくなったばかりか、その上に最近では胡座さいもが完全に出来なくなりました。
 それに目の方も、雑誌はもとより新聞などでも老眼鏡などは不要で、知人等からも随分と羨ましがられたものですが、大分あやしくなりました。
 但し今はまだ老眼鏡までには至りませんが・・・

 しかし昨年妻に先立たれてからは、娘との二人暮し、娘の世話で安穏な日々を送っておりますが、おのれ自身のことは自分独りで見なければなりません。
 それにつけても思い知らされるのは体力の減退で、その上根気(持続力)や記憶力などは毎日のように思い知らされます。

この先の生活は、病気になったり呆けたりしたら、一体全体如何なるのか、八十歳にして初めて知る不安感、病んで長く苦しみ、更に周りに迷惑を掛けるのなら、いっそのこと事故か心疾患で瞬時にこの世を去りたい。
そんな弱気な思いにとらわれる一方で、野菜と魚類主体の食事に、更に自転車漕ぎなどで健康に拘る日々を続けているのです。

独りで、色々な事に思い惑う、今日八十歳の誕生日でした。

 なお以前亡妻は、手作りの握り鮨などで祝ってくれましたが、そんな無い物ねだりは無理なので、今日は近くの量販店で買ってきて陰膳を供えて、娘と三人で食べました。

亡妻が特に愛でていたエリモシャクナゲ今年は一輪だけ花を咲かせました