昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

今年最後の湿原道路

2008-11-01 18:18:44 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 湿原道路は日頃のウオーキングコースの一つなのだが、今年は今日でちょうど4回目になるものの、いつもの年に比べて半分にもなりません。
 これは、日頃良く行く公園や自転車道路に比べて少し遠いことからのガソリン消費が、多分に影響しているのも確かなことです。
 またこれまで毎年のように行っていた水芭蕉の阿寒町、山桜の別保公園にも行かなかったし、またさらに隣町の細岡湿原展望台にも、今年はついに行かずじまいでした。  
 しかしガソリンの高騰化ばかりでなく、加齢からの体力の衰えが大きく影響しているのも確かなことです。
 現に近頃の気温が例年より低く、時には12月中旬並みまで下がった日などは、その寒さで身体が縮こまりさらに固まってしまい、時はブラブラ歩きでも思うようにならないこともあります。
 例年に比べて割り合い暖かいとされている今年がそうですから、夏の気温が平年並みに戻ったとしたら、そんなことを考えるだけでも滅入ってしまいます。
 何はともあれガソリンが、一ころの高値より約20円も安くなったとのことで、
先日に続いて足を延ばしたしだいです。
 湿原にはまり大きな変化は見られませんでしたが、その中のマユミ(ヤマニシキギ)の実の赤さが一段と色を増していました。
 今回初めて気が付いたのですが、今まで実だとばかりに思っていた薄いピンクの実の中に、さらに真っ赤な珠の実が生っていたことです。
 また新しい発見として名前のマユミの由来は、弓の材料として適していたからとのことで、さらに和紙の材料として利用されていたことでした。
       
 珍しく風の無い湿原は小鳥たちの鳴き声も姿も無く、もう間もなく忍び寄る冬を待つかのように、ひっそりとした佇まいを見せておりました。
 ぼうぼうと枯れ葦が広がる湿原の前に立って、来年までの別れを惜しんで来たしだいです

ぼうぼうと広がる枯れ葦原

道路脇の紅葉

マユミ=ヤマニシキギ

マユミの実(外側)

真ん中の真紅の珠の実