昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

大寒の日の雌阿寒岳

2008-01-21 18:37:52 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 山岳信仰などと云うほど大それたものでもなく、またそれほどおおげさなことでもないのですが、もともと樺太の北の海沿いで生れたのにもかかわらず、何故か海よりも山に惹かれてしまいます。
 本来ならば、まさに間宮海峡で生まれ育った上に漁師の血も流れているという筈なのに、やはり山に限りなく愛着を抱いてしまうのです。

 今日からは大寒の入り、厳しい寒さはともかく大気は澄みきっていて、むしろ清々しい気持ちになります。
 昨日は男子駅伝を見ていたために外出をしなかったので、今日はいつもより早めに食品買いに出かけました。

 いつも通る住宅街にさしかかると、いつもは雲に覆われているか、あるいは霞んでいた雌阿寒岳が珍しく住宅街の屋根越しに、その雄姿をクッキリと見せていたのです。
 実に久しぶりのことで、雪の雌阿寒をこのようにはっきりと見えるのは、今冬初めてのことです。こうなれば買物のことなどはそっちのけです。
 しかし雌阿寒岳は100キロも先のことですから、そんなことはとうてい無理なのは無理を承知で、少しでも山に近付いてカメラに収めようとしているだけなのです。
 そこには、日頃からガソリンの高値でボヤイテ居る自分がいることなどは、まったく忘れはてております。しかし何処まで走ったって、傍まで行ける筈もありません。
1キロほど進んだところの工事現場に乗り入れて撮ってきたのが、下の写真です。

大寒の日に眺望できた雪の雌阿寒岳