昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

冬ならではの空港の氷像

2007-02-06 20:52:58 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 この度関西に住む末の妹が、友人と連れ立って来たいた流氷ツアーの最後の日程がちょうど良く阿寒温泉に一泊、そして帰りコースも釧路空港経由で帰阪とのことで、出来れば顔を見て帰りたいと言って来た。この妹とは5年ほども会って居ないことを思い出し、急遽今朝早く空港へ出掛けた。
現役時代には年に5,6回利用していた空港だったが、その後は生来の出不精が加 齢に伴もない益々昂じたのと、しがない年金生活者となった今の身には全く縁の少ない場所となってしまった。

 今日の空港行きは三年ぶりだった。ところが、三年前の夏義姉夫婦が来た時には、全く無かった空港への専用道路が突然目の前に現れた。以前良く利用していたのは、鶴居、弟子屈線の延長上の裏街道とも云うべきものだったから、上下方向に区別された立派な舗装道には、一瞬進入を躊躇したほどである。

 しかし今日の空港行きでの驚きはこの専用道路だけで無く、空港に着いてからも更に重なった。
 それは空港玄関前に飾られた氷像であった。氷像は二つで、その一つが今年の干支である「イノシシ」を象ったもので、もう一つは釧路観光を象徴する天然記念物「タンチョウ」であった。いずれにしても以前には、まるで見られなかった代物だった。物体はただただ冷たい氷像だったが、そこに秘められて空港関係者の暖か味を深く感じ取ることが出来た。
 空港関係者の意識も随分と変わったもので、やや大仰な物言えだが、これも石炭産業が消え、更に水産も落ち込んで久しい当市の進むべき道、観光産業への転換の一つの現れなのだろうと思い、早速くカメラに収めて来た次第です。

今年の干支である「イノシシ」の氷像

釧路市ひいては北海道を象徴する天然記念物「タンチョウ」の氷像

もう一つの案内板