畑のつぶやき

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サバイバー

2023-01-18 17:26:26 | 膵臓癌

1月18日(水) 寒く、雨もぱらっと

ガンと診断されてから3年以上経過したわけだが、ガン治療で、一般的な指針として、5年相対生存率がある。国立がん研究センターの統計数値で見てみた。統計年度は若干のずれもあるけれど、大まかな傾向はわかると思う。

膵臓の場合のそれは、8.9%(男=以下同じ)で、ほかの部位のガンと比べ極端に低い数値だ。ちなみに、胃(67.5%)、大腸(71.7%)、前立腺(99.1%)。

私の場合、病期はⅠ期との診断だったが術後の病理検査の結果、リンパへの転移が一か所あったため、Ⅱ期に変更されたが、早期発見の幸運のため、病期別の生存率はかなり高い数値でもあった。ガン治療の研究も急速に進んでいる状況も見聞きしていたので、あまり悲観することなく、やることをやってみようと、治療にむかえた。膵ガン専門医にも恵まれて、術後もそれなりに順調だった。

タイトルのサバイバーとは、診断から一定年数後に生存している者、という意味。サバイバー生存率も統計として発表されている。一年サバイバーの以後5年後の生存率は19.9%。二年サバイバーは41.6%。三年サバイバーは58.8%である。

5年後には10人に一人弱くらいしか生存していないだろうという数値が、三年生きていると、5年後には10人のうち6人ほどが生きているという統計上の結果である。数字のマジック的に言えば、生きて歳を超えるほど長生きできるという楽しさに笑えてくる。


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