昨日は冬至だった。カボチャは食べなかったが、柚子湯は沸かした。ゆっくりと暖まった。
ゆずの木は、我が家の庭にもある。小さいながらも、毎年たくさんの実をつけていた。しかし、今年の木は、全く実をつけていない。今年の柚子湯は、隣から分けてもらっての、冬至湯だった。
昨年の大変な被害をもたらした台風は、我が家の庭のゆずの木も倒した。起こしてしっかりと植えなおそうと思ったが、庭木ゆえに、後回しにされた。そこに、私の膵癌での入院。しばらくは、倒れたままだった。
検査入院で、治療方針をきめ、抗がん剤治療のための入院までの短い、自宅での生活。植え直しを行う。ユンボで、穴を掘り、引き起こしたゆずの木を、打ち込んだ杭に縛りつけた。かなりのダメージを受けただろうが、なんとか生き残ってくれるだろうと。その作業中、ヒョイと立ち上がったおでこが、ユンボの鉄のバケットに直撃。かなりの裂傷。大きなたんこぶ。骨の以上はないようなので、ガーゼに絆創膏で、そのまま入院。
心配した、腫瘍内科の看護師さんが、きちんと治療してくれたっけ。
あれから、もう1年以上経った。ゆずの木も実こそつけてはいないが、青々とした葉は、しっかりと根付き、また実をつけてくれるだろう。