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修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

スハマソウを求め塩ヶ森を訪ねる~四国の山々は冬模様

2022-03-21 21:45:21 | 散歩道

 愛媛滞在2日目、空き時間を見付けてスハマソウ咲く塩ヶ森(標高525.8m、愛媛県東温市)へと車を走らせました。花がちょっと元気のない様子だったのは残念でしたが、今年も沢山の花を見ることが出来ました。山頂部を散策していると、斜面の花々は例年比開花が遅れているようでしたが、見渡す四国山脈の峰々は霧氷や積雪で覆われており、思わぬ白銀の峰々を眺めることが出来ました。〔3月20日(日)〕

↓ 塩ヶ森の山頂から少し下った斜面で群落をなして咲くスハマソウ(キンポウゲ科スハマソウ属)です。前夜来天気が良くなかったせいか、花々が下を向いて閉じ気味だったのが残念でした。

↓ ここのスハマソウ多彩であるのが魅力です。太平洋側のスハマソウは白色が多く、日本海側は多彩と言われますが、ここは後者の部類に入るようです。

↓ 花弁のように見えるのは実は咢片です。通常6枚の咢片ですが、この濃い紫色の花は驚くべき枚数を誇っていました。

↓ 丸みのある三角形の葉を持つのがスハマソウです。同族のミスミソウは先が尖った三角形をしていると言われています。

↓ 満天の星クズのように斜面を埋めるスハマソウの群落は見事な景観です。

↓ 塩ヶ森は松山平野の好展望台でもあります。松山平野、松山市街地の先に瀬戸内海の島々も望めました!

↓ 例年スハマソウが咲く時期に満開となる山頂部のコブシ(モクレン科モクレン属)は、今年は開花が遅れている様子でした。

↓ 足元のタチツボスミレ(スミレ科スミレ属)はもう開花し始めてました。

↓ 南東側の谷間の井内の集落の眺望です。後背の東温アルプスの稜線部が白くなっていました。

↓ 井内の後背の梅ヶ谷山(1,315.8m)の稜線部はこの日の朝の急な冷え込みで霧氷に包まれているようでした。

↓ 梅ヶ谷山と共に東温アルプスの一角を占める樽谷山(1,255.1m)辺りも濃い霧氷に包まれていました。

↓ 塩ヶ森の直ぐ隣の皿ヶ峰(1,278m)の稜線も霧氷に覆われていました。

↓ 遥か東方に聳える石鎚山(1,982m)の山塊は、山頂部は雲の中でしたが、まだまだ深い雪に覆われているようでした。