中国地方の里は初夏を迎えて、樹々の若葉も日毎にその色合いを深めて行っていますが、高原の春の様子はどうだろうかと気になって散歩を兼ねて西中国山地の高原を歩きました。標高1000メートルを超える高原では八重桜が咲き始めており、それから上の森はこれから萌黄色の世界に入ろうとしているところでした。芽吹きの遅い森にはヤマザクラがまだ満開のところもありました。そんな中で気を吐いていたのはショウジョウバカマとオオカメノキの花でした。〔5月5日(火) 子供の日〕
↓ 芽吹きの遅い標高1200m程の森でオオカメノキ(別名:ムシカリ、レンプクソウ科ガマズミ属)が賑やかに白い花を付けていました。
↓ 高原の森はこれから本格的な芽吹き!褐色から萌黄色に変貌を始めたところでした。
↓ 深い谷筋に沿って緑の世界が這い上がってきている様子が観察できました。
↓ ブナはやっと幼芽が出たところ!樹下から見上げてもまだ冬姿でした。葉を広げ始めると徐々に緑色に変貌して行きます。
↓ 樹下ではエンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)が花を付けていました。
↓ 今しっかりと咲いているのはショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属)でした。
↓ 花期が終わってからのショウジョウバカマを見る機会も多く、こうして満開の花を見ると勢いがあって改めて愛おしく感じます。
↓ 改めて花を拡大してみると多くの小花の集合体であることが分かります。
↓ オオカメノキが森の樹々の中で先頭に立って花を咲かせていました。オオカメノキには色々な様態の花があって改めて興味を抱きました。
↓ これはオーソドックスな白いオオカメノキの花です!
↓ こちらはピンク色を帯びたオオカメノキの花です。生育場所の土壌などによって色合いが変るのでしょうか?!
↓ 開花して間のない花です。周りの装飾花は開花していますが、中央部の両性花はまだ蕾のままです。
↓ 装飾花もまだ開花していない幼い花です。この形は何かに例えることが出来そうです。
↓ こちらは全般にクリーム色を呈したオオカメノキの花です。微妙に異なる花の姿は不思議な世界です!