この日の夕刻、西の空は暗い雲に覆われました。その雲の切れ間から幾筋かの光芒が地上を照らしていました。薄明光線、天使のはしご、天使の階段、ヤコブのはしご、レンブラント光線など多様な呼び名のある自然現象です。秋から冬にかけてよく見られますが、見る人をひととき非日常の世界に誘ってくれるのが不思議です。〔2月11日(月)〕
↓ オレンジ色に輝く山の端から光が降りてきて夕刻の街を照らしました。手前の橋は安佐大橋です。
↓ ちょっと引いた位置から西の空に現れた薄明光線を捉えました。太田川の川面に溢れてきた光線が反射していました。
↓ 小高い丘の上から見た薄明光線です。「天使のはしご」、「天使の階段」、「ヤコブのはしご」などと呼んでも良い景観です。
↓ 光芒の射す太田川の川面は光と影が反射する世界でした。
↓ 近くの小学校の校庭沿いの花畑にカンザキアヤメ(アヤメ科アヤメ属)が咲いていました。
↓ 散策路沿いの家庭菜園の畦に群落をなして咲いていたスミレ。タチツボスミレのように思われます。本来は春の花ですが、冬に帰り咲くスミレを冬スミレと総称するようです。