10/3日曜日、あまりにも天気予報が良かったので、前夜思い立って白馬に行くことにした。ただ、どこを見ようとかの調査もせず、とにかく出かけようというパターン。
山麓線を辿り、大町から白馬へ。雲一つない白馬三山が出迎えてくれて、テンションが上がる。
折角のe-bikeのグレートジャーニー改で来たので、とりあえず、黒菱林道を登ってみようと走り出す。
51年前、大学に入ったばかりの同好会「理論科学集団」の夏合宿で泊まった、咲花ゲレンデ横の「ラ・ネージュ」。世の中にはこんなに頭の良い奴が居るのかと打ちのめされた、記憶に残る合宿で泊まった小さなホテルが、こんなに大きくなっている。
北尾根の裾を登って、ゲレンデの上に出て、白馬村を見下ろす。
標高を上げるにつれ、雲一つない白馬三山が眼前に迫って来る。
急坂でも息の上がらない電動アシストの利点を生かし、雄大な景色を見ながらアシストレベル2/4で登攀する。
750m登って到着、黒菱駐車場。ここより上は自転車はダメ。
標高1500m辺りでは期待した紅葉はまだ始まったばかり。運動靴は持参したものの、リックを持っていないことに気付く。リフトでさらに上に行くには、コンビニ袋に水筒、食料スタイルは山を甘く見過ぎだと上に行くのを諦めた。これが失敗。当日標高2000mの八方池まで行った方の写真を見ると、完敗だね。
名残りが惜しいが、この辺りでと引き返す。
八方池がダメなら、ほぼ目前まで行けるはずの栂池自然園はどうかと、栂池へ。
だがしかし、裾から登り始めたら、ここから1000m登る体力と電池が無いことに気が付く。スキー初心者の頃よく来た、栂池の広くて平なゲレンデ。
栂池自然園も諦めて、第三の目的地、青鬼の棚田へ向かう。振り返れば栂池の全景が見える。自然園は正面に見える馬の背を登ったさらに奥。あそこも50年前、まだロープウェイが無かった頃、テント泊の春スキーで同行のI君が骨折した思い出のある場所だ。
青鬼集落に来てみれば、もう棚田の稲刈りはほぼ終わった状態で黄金色に染まる棚田はオアズケ。
僅かに残った稲刈り中の棚田はあまり絵にならなかった。
お初の青鬼集落を一周して、米つきガッタンを眺め、白馬に戻ることにした。
白馬三山を正面に松川の河川敷道路を遡れば、道路一杯に広がって、蛇行しながらスケボーギャルが下って来る。
車の通らない河原敷道路の脇のベンチで、延ばし延ばしにしていた昼食を拡げる。
コーヒーを飲んで、一息ついて、出発点に戻る途中で、ジャンプ台に寄って、今日のサイクリングは終わり。
今日かいた汗を流しに、白馬姫川温泉の露天風呂へ。上部が紅葉した白馬三山を正面に眺め、紅葉がまだ下の方まで降りてきていないこの時期、何処に行くか、しっかり事前に決め、装備もそろえて向かわねばならなかったと反省しながら、お風呂に入り帰宅。
【後、一月くらいで、お風呂からの眺めはこうなるらしい。】ホテルHPより
走ったのはこんなコース、50km、獲得標高1375m、残電池2/6。