徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

鮎川さん

2004-09-30 00:43:10 | Music
今日はツー・スリーで次号の打ち合わせ。今回の仮テーマは「ギリギリボーイズ~境界線の男たち」。硬派になるか、お笑いになるか…それはまだオレにもわからないw 今日は社長のIさんが東京に来ていて今、酒を飲んでいるらしい(普段は磐田で優雅に仕事をしている)。「どうすか?」とI君から誘われたが、やはり酒を飲むと頭に血が上って歯痛が激しくなるのでやめとく。

「ぴあMAPで見るNEWSの現場」、最終回のMAPチェック。原稿は明日の午前中まで。Roostersボックスを聴きながら(見ながら)構想を練る。DVDに収められたライブでの若々しい大江慎也のMCを観ていたら、昨年取材した鮎川誠さんを思い出した(LB2003年3月号)。ルースターズが伝説ならば、鮎川さんたちのサンハウスは伝説以上の、めんたいロック(この言葉、使いたくなかったが)のオリジンみたいなもんである。あんな緊張した取材もなかった。写真は取材時に撮影した鮎川さん。http://www.two-three.com/nakasu_bn/contents/0304.html

大江の「ロージー」は聴けば聴くほどじゃがたらの「タンゴ」のように聴こえて来る。やはり名曲。

ブックレット/Roosters『Virus security』

2004-09-29 09:36:56 | Music
昨日の夕方、Roostersのコンプリートボックスセット“Virus security”到着。
LP大の大きさにまとめられているとはいえデカイ。そして改めて…ディスクの枚数が多い。少なくとも5万円という値段だけのことはあるか。ということで音と映像に関してはさすがコンプリートというボリュウムである(コレクターから言わせれば、という部分もあるだろうがオフィシャルでここまでまとめたのはという意味で労作)。ただブックレットの構成はいまひとつだな。使い勝手がちょっと悪い。さらに言えば会報誌の復刻のような小技だってできただろうし、ヒストリー、ディスク解説、証言・インタビュー集、写真集…これらは分冊してもいいし、しっかり章立てして構成した方が良かったと思う。はっぴいえんどBOXのような充実したブックレットを想像していただけに、これだけの高額BOXで(しかし内容については申し分ないだけに)編集不在の、この点だけは残念。
ま、「それはロックンロールじゃない」と山名昇さん風に言われたらそれまでだが。

キープオン

2004-09-28 07:38:02 | Sports/Football
9月下旬である。今年のプロ野球も何となく終わろうとしている。近鉄バファローズもなし崩しにその歴史を閉じた。今回の騒動の本丸であったはずの消滅・合併問題がこんなにあっさりと(世間的にも)承認されていいのか。無情の世界だね~。

「プロ野球は無責任社会。上澄みはスポーツ精神だが、その下は利益でどろどろしている」「明日の実行委員会で辞めてやろうという気持ち。遠くない時期にこういう社会とはおさらばしたい」「感情で動く社会。一般社会は損得や法律にのっとっているか考えるのに。プロ野球の将来なんて誰も考えておらず、自分がもうかるか否かばかり」(和歌山大教育学部付属小の同窓会世話人総会での講演)

昨日、コミッショナーの根来氏はこう感情を吐露した。まあ正論だろう。しかし、ではあの「クローズアップ現代」で見せた仏頂面は何だったのだ。「一億総懺悔」とまで書いたメッセージは何だったのか。立派な正論を吐いてはいるが、彼も(公然の秘密=お飾りだったとは言え)その立場にいながら、ここで言うようには闘えなかった。これはとても格好悪い。
そういえば先週の「朝生」でこのテーマを取り上げていたが、出演していた小林至(元ロッテの投手)が「必要なのは独裁者です!」「内政が混乱している時は戦争!」(つまりメジャー対策やアジアリーグの創設を考えろ、ということらしい)と身も蓋もないことを口走っていた。東大卒だろ、あの人。結局、彼の結論も「地域密着=Jリーグ方式」に他ならないのだが、やはり複雑な組織の問題にまで踏み込まないとそんなものは絵に描いた餅だろう。
Jリーグは創設時に「日本人の新しいスポーツ観」を提示した。しかし実は新しく生まれてきたものよりも、今この立ち枯れしつつあるものに対して日本人のスポーツ観が問われている。
オレたちはJリーグをキープオンしていこう。

それより仕事しろ、オレ。

新潟戦

2004-09-27 04:02:46 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
新潟戦。中継がBSデジタルだったのでSBSのラジオ中継を聴く。結果はかなり絶望的。しかしプレーヤーのコメントを読む限り内容はそれほど悪くないようだ。とりあえず今日の再放送を見よう。もはやタイトルは望むべくもないが、今年も残りゲームは天皇杯に向けての調整になったりして。

今日は連載最後の企画出し。

休日

2004-09-26 05:20:51 | 素日記
夕飯に焼酎を飲んだら歯痛と頭痛と目痛(これナンテ読むんだ?)が襲われすぐ寝る。そしてこんな時間に起きる。しかし医者で貰う抗生物質と消炎剤と鎮静剤ってやっぱ効きますね。医者は通っとくもんだな。昨日は中古盤屋でthe special aka.in the studioとstevie ray vaughan and double trouble「live alive」のアナログ購入。

今日はTVで新潟戦か味スタへ(たまには日本平行けよオレ)。浦和×ガンバも見たかったんだが、そもそも駒場じゃ買えるわけがない。

爆睡/味スタ・FC東京×浦和

2004-09-24 02:28:47 | Sports/Football
さすがに爆睡してしまい今日の作業はほとんどできず。

7時から味スタでFC東京×浦和レッズ。1-0でFC東京の勝利。やはり内容はともかく、というゲームだった。それでも4万人入ったし、都合3時間ほど立ち見状態だったが、今のレッズは対戦相手にとっては必死になって引き篭もりディフェンスしてでも破る価値のあるチームだと思う。そういう意味では面白いゲームだった。まあレッズにしてみれば優勝するためにはこういうゲームを落としちゃいけない。マリノスは9人になっても何とか引き分けた。そういうことである。
エスパルスはアントラーズに引き分け、明日の録画中継を観る予定。

ディフェンスこそ本当の強さ

2004-09-23 05:27:12 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
11月号の作業が終わった。先週火曜日に歯医者に行ってからは4時間おきに鎮静剤を飲み、歯痛を抑えながらやったですよ。ホントに今回は難航した(自分が)。でも、書き飛ばし気味の原稿に比べて、今回は特集のデザインがとても良く仕上がっている。撮り下ろしの写真は佐高さんだけだが、なかなかよさげ。

なお、前回10月号が爆発的に売れている旨書いたが、とうとう東京編集部(ツー・スリー)で完売宣言が出た。オレの手元にも1冊しかない。その勢いで公式HPのバックナンバーも見てやって下さい。

夕方LBをひと段落させたところで連載の原稿(これでラストワン)。
今日は鹿島でアントラーズ戦だが、今週はLBにかかりきりで、知野さんの企画が手付かずだったため、今日こそは企画書作成。ちょっと鹿島へ行く気力もない。ということで豪雨の中、FC東京×浦和レッズ戦in味スタのチケットを買いに行く。これがだ、残っているのは指定席のみ。以前からこのカードは(内容はともかく)スタジアムが劇場化するJ屈指の見応えあるカードでもある。しかもレッズの調子がいいだけに凄い人気だ。まあレッズサポに乗っ取られないよう東京サポに頑張ってもらおう(オレもね)。爆発的な攻撃力で相手を粉砕してきたレッズもここからリーグ中盤戦は上位との闘い。無敗でステージ優勝まで走り切ってしまうほどディフェンスも安定してないし、これからが正念場ですな。

相変わらずビデオのDVD化を進めているのだけれど、ここのところエスパルスの97年から2000年のゲームを何試合か見直している。ナビスコカップを優勝した後、毎年優勝戦線に残り、天皇杯の決勝まで残り、99年に頂点を極めた、あの強かったエスパルスのベースはやっぱり斎藤、森岡、戸田、サントスのディフェンス、そしてテルの爆発的な運動量だった。あの当時は市川、アレックス(現四都主)の両翼ばかりが注目されていたが、見直せば見直すほどDFとサントス、テルのボランチ(本当の意味の、オーソドックスともいえるボランチ)が重要だった。ということで、いくらレッズが爆発的な得点力でレアル大作戦したところで、1ステージ15戦しかないJリーグだとしても続くわけがないと思うです。いや本当。後藤健生さんがコラムで現在のレッズを指して「攻撃は水モノだから…」と強さに疑問を呈していたのはそういうことである。ディフェンスは戦術論、オフェンスはファンタジー、当たり前だがそういうものである。ちなみに、その完成の目途さえつかない今のエスパルスの成績が安定してないのは…まあ当たり前。

久しぶりにネットで中古レコード漁りをしてたらこんな時間になった。あーまた歯が痛くなるよ、オレ。

〆切り死守

2004-09-20 20:35:05 | LB中洲通信2004~2010
10月号の反応がいいらしい。勿論スタレビ、根本要さんのファンからの注文。やはり熱狂的なファンを持っている人は強い。強いし、反応もいいのだが、そういうファンを納得させる内容を作るのはプレッシャーになる。まあまず読んで貰わないことには始まらないのだから、注文が殺到していることはスタッフにはいい刺激になる。
今日は朝まで原稿。何とかなりそうだがホントに〆切り死守。歯が痛い。

今日は祝日だがストはないらしい。ますます週末ストの意義がわからなくなってきた。

プレ

2004-09-18 02:55:40 | Sports/Football
あ、忘れてた。
今月号もプレゼントやりますので是非是非応募よろしく。

思い出しついでに、これも書いておこう。
プロ野球のストライキが決まった。しかし週末ストというはいかがなものか。限定ストじゃ報道で大騒ぎするほどインパクトないし、休み明け普通にゲームしてたら必ず週末ストは習慣化してしまうだろう。勝負は来週。延長はあり得ない。しかし今日は根来コミッショナーの「一億総懺悔」発言が強力だった。一億って……オレも懺悔するんか?

歯痛再び

2004-09-18 02:47:45 | 素日記
再び、歯が痛いのである。
今週水曜日に、梅雨の季節から続く今回の治療のきっかけとなった小学校時代の虫歯の治療痕にようやく手をつけた。しかし仮留したそこが猛烈に痛む(たぶん疲れが歯にも来ている)。右アゴの下に保冷剤を結び付けて原稿を書く。鎮痛剤も効かない。最悪だ。誰かと話している分には気が紛れて痛さも和らぐのだけれども、ひとり黙々とPCに向かっているとズキズキと痛む。そして原稿は遅々として進まない……今日入稿予定の原稿も少なからず漏れてしまった。「19時、いや遅くとも20時にはメールします」と言っていたTさんの原稿も結局この時間になってもまだ来ていない……テープ起こしも届いてない。
……嗚呼、ハッピーマンデイの馬鹿。

テープトラブル

2004-09-15 00:58:25 | LB中洲通信2004~2010
夕方、池袋で知野二郎さんと企画の打ち合せ。一部で伝説化している知野さん責任編集のクンフーファンジン『龍熱!』をお借りする(そういう企画を計画中なのである)。1時間半ほどホテルの喫茶店で内容について話し合う。

その後、編プロ時代の同僚で、今やテープライター界の“先生”であるYと会う。
実は午前中にも池袋で、デイヴさんの取材テープをテープライターさんに届けたのだが、自宅に戻ると間もなくライターさんからパクくった声で「テープがまったく動かない」と連絡があった。「どうしても動かない」という。とりあえず世話役のYがライターさんに直接会って、事情を聞いてもらった。しかしYからかかってきた電話でも「駄目らしい」ということで、テープを引き取りに彼女が仕事をしている清瀬へ向かった。駅前のドトールに入り、カセットテープを受け取る。テレコに入れても起動ボタンを押しても確かに動かない。どうもテープが湿気にやられている気配もある。また長時間カセットテープ(120分)ではありがちなのだけれども完全に巻き戻してしまうと一方で固まってしまいテープが回転しなくなることがある。この場合は手動(つまり指や鉛筆のようなもので)ある程度テープを回転させるしかない。この「ある程度」手動で巻き戻す根気があれば大抵テープは回転する。このへんはテコの原理。
こんなことは時折あるので、オレは動くと踏んでいた。ということでYと雑談しながら20分ほど巻き続ける。6分の1程度巻き取り、テレコに入れて起動ボタンを押すと案の定テープは動き始める。
これだから女の子は……というかYもテープライターのTさんも40代なのだが。
その後ドトールで1時間ほどYと話し込む。フリーランスも40代間近になるといろいろ考えちゃうんですねえ…。ま、オレはまだしばらく30代だけど。

LB11月号の方向もほぼ見えてきた。あとは原稿に邁進するのみ。

デイヴさん取材

2004-09-14 02:43:00 | Music
六本木BOLDでデイヴ平尾さんの取材。ほろ酔い気味のデイヴさんに40分ほど話を聞き、ライブ風景の撮影のために店内で待機。初めてのBOLD。やけに女の子が多いなーと思ったのだが、この人たちはみんな女性シンガーで、そしてホステスも務める、というクラブである。生バンドをバックに女性シンガーが交代で5、6曲歌い、そしてデイヴさんが3曲ほど歌う。これが1セットで、一晩に3セット行われる。間近で「ウォーキン・ブルース」「ワンモアタイム」「長い髪の少女」等などを聴くことができた。

両足を開き気味に歌うデイヴさんの佇まいがいい。インタビューで言葉を積み重ねるより余程説得力がある(当たり前だ)。と言ってしまっては、原稿書きとして身も蓋もないので、詳しくは11月号の酒友参照。その佇まいがあんまり良いので、カメラマンに無理を言って足下からデイヴさんを見上げるカットをリクエストした。良い写真が撮れていればいいが。
11時過ぎまで粘り撮影完了。

広島戦

2004-09-12 20:31:37 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
昨日は広島戦。毎回広島とは渋いゲームになってしまうのだが、久方ぶりの3得点無失点。ヴェルディ戦がアレだったんで、光明が見えてきたのではないかと思う。浩太の怪我と戸田のレッドは残念だが、これでチームがチームらしくまとまってくればと思う。せっかく勝ったのに広島の状態が悪かったとか言ってるバカは何なんだと思うが。これで暫定5位。まだ序盤だ。

今日は神保町で福元一義氏の古い漫画等を購入。竹熊さんのページの資料も昨日今日にかけて続々と到着。とにかく11月号は時間がないので来週がヤマだ(というか今日から)。

右腕

2004-09-11 02:49:51 | LB中洲通信2004~2010
昼なのに真っ暗な空の中、神田で佐高信さんインタビュー。これがすごかった。『噂の真相』岡留さんもすごかったがそれ以上。「テレビの取材はここで(話を聞く)って言うんだよな…」と佐高さんは呟きながらきっちり一時間「良い右腕悪い右腕普通の右腕」をテーマに話を伺う。驚愕のそのワケは11月号参照。
すっかり先生に講義を受けた生徒のような気分になって署名入りの最新刊『だまされることの責任』(魚住昭さんとの対談本/高文研)を頂く。署名の横には一言、「流れに抗して」。やっぱり生き方のかっこよさは必要だと思う。佐高さんも「そういう人たちと出会うために仕事をしている」とも言っていた。

プロ野球選手会のスト回避の号外を見る。飽れる。昨日はNHKの『クローズアップ現代』でコミッショナーの根来氏がまるで国会答弁のようなインタビューを受けていた。もう何かのパロディとしか思えない。決断しないという決断をプロ野球(選手もオーナーも)はしたのだろう。
日本のプロ野球はあまりにも無駄な歴史を重ね過ぎているみたいだ。いよいよ絶望的…。

先送り

2004-09-09 00:27:53 | Sports/Football
昨夜は競馬の血統評論家斎藤君の引っ越し祝い(というか冷やかし)でスマイリーさんと一緒に斎藤宅にお邪魔して飲み。このメンバーならば案の定なのだが、昨夜の記憶はあまりない。途中で酒が切れたのでオレが買い出しに出かけたようなのだが、あんまり覚えていない。朝、気がついたら台所で寝ていた。土地勘などまるでない場所だったが、酔っ払いながらもしっかりコンビニで買い物をし、真夜中の住宅街を迷わずに帰って来たわけだ。ホントいつか酔っ払ったまま死ぬんじゃないかと思う…。ちなみに携帯のメモリーを確認してみたら、覚えていないのだが何人かに電話していた。深夜、電話しちゃった方々すみませんでした。

「将来どうなるんだという意見は出たが、将来のことを今、考えてどうするんだということになった」(中日・白井文吾オーナー) 
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20040908-00000045-kyodo_sp-spo.htm

要するに先送りだと言う。
「将来のことは将来考える」というヴィジョンは経営者として如何なものかと思うのだが、将来を考えなければならない立場の人間がそれを放棄していたら、何も始まらないし、終わらせることもできないだろう。その反面、中途半端な「週末スト」の選手会も、オーナー連中の暴言に反発しているだけのファンも、結局大局的には現状維持としか思えない。本当にこのままでは野球の将来暗いと思うです。やっぱり誰も真剣に考えていないのかもw