徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

共闘/第4節 川崎戦

2010-03-28 00:43:00 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
伸二「全員サッカーで誰が出ても自分たちのスタイルを変えずにやれるようにしている。それが勝点を積み重ねられている要因だと思います。誰とやってもやれています。自分も生かされながら、相手も生かす。このスタンスはこのまま続けていきます」(J'sGOAL 3月27日付

等々力で川崎戦。ゴール裏1階は完全な日陰の上に強風ですっかり体温を奪われてしまった。声を出すぐらいしか身体を温める術はない。ゴール裏は久しぶりだったけれども2人分ぐらいは声が出た。

このゲームは大場健司に捧げられる。
プレーヤーは喪章をつけてゲームに臨み、ゴール裏も1分間の黙祷を捧げた。
惜しい場面も多かったし、信じられないようなミスもあったが、今日は勝ちたかったし、勝てるゲームだった。

健太「最後になりますが、エスパルスを非常に愛してくれ、エスパルスのために執筆活動をした大場健司にですね、この場を借りて心からお悔やみを申し上げたいと思います」(J'sGOAL 3月27日付

テル「いつもだったらいるもんね。勝って何かしたかったなと思います。エスパルス長いですし、長くいたから付き合い長いところもありましたし、当たり前にいる人がいないのは何か変な感じですね」(J'sGOAL 3月27日付

<明日のGO GO S-PULSEは先日、享年43歳の若さでお亡くなりになられた現番組の前身であるキックオフ サンデーのメインパーソナリティーを務められ、番組にも非常に縁のあるフリーライターの大場健司さんを偲んで、内容を少し変更し追悼番組を放送します。岩下敬輔選手も7時過ぎに駆けつけてくれる予定です。番組は当時のキックオフ音源から大場健司さんの声をお届けしながら進めていく予定です。>(GO GO S-PULSE/エフエムしみず 3月27日付

エスキョク以前の話を書く。
在京サポであるオレにとっては正直浦和やFC東京、柏といったクラブとサポーターの関係、距離感の方が身近であり、共感できるものだった。彼らは文字通りの<共闘>していた。
さらに正直いってしまえば2002年以降の暗黒時代、清水の一部の選手コメントからは明らかなサッカーエリート臭が漂っていて、まったく<共に闘う>などというニュアンスが感じられないときがあった。逆にいえばそれが近所にJリーガーの実家が山ほどあるというサッカー王国のサッカー王国たる所以でもあるわけなのだけれども、オレは近所の、知り合いのニイちゃんを生暖かく応援しているわけではない。要するに観戦し、応援するという文化が希薄だったと思うのだ。
オレはクラブに生温さと距離を感じていた。

それが変わり始める契機となったのが、暗黒時代に生まれたゴール裏の新しい動きと大場氏のSの極みという情報サイトの誕生だったのではないかと思う。
オレが大場氏に一番感謝したいのは迷走していたフロントの問題を指摘しつつ、クラブ、チームとサポーターとの奇妙な距離感を、愛に溢れた精力的な取材と愚直ともいえるメディアリテラシーに基づく詳細な情報によって埋めていってくれたことだ。それはきっとフロントをも動かす遠因になっただろう。
彼の仕事によってフロントはもちろんチームも、そしてサポーターも変わったと思う。
エスパルスは<共闘>するクラブになった。

2005年、長谷川健太はプレーヤーに改めてクラブへの愛を求め、チームを組み立て直した。個人事業主に対してそんな要求はウェット過ぎるかもしれないけれども、健太のやり方は、実にオレの気持ちに響くものだった。
変わる瞬間、変わった瞬間が鮮烈すぎた。
Sの極みは、停滞していたとき、変わり始めたとき、変わり続けるとき、その動きを詳細に伝え続けた。もちろん大場氏は表も裏も知った上で、変わり続けるエスパルスを伝え続けたのだろうけれども。
「優勝候補になる」という“空気”をようやく本物にした健太が臨む新しいシーズン。大場健司はそれまでの仕事で大きな功績と影響を残した。しかし彼自身のライター、ジャーナリストとしての本当の仕事はこれからだったのに、と思う。

<デビール>であれほど情念的に、粘着質に指弾したキックオフサンデーの後継番組で追悼プログラムが組まれるというのも皮肉なものだが、それもまた、変わった、ということなのだろう。

今日の喪章はひとりのジャーナリスト、そして“サポーター”のためにプレーヤーたちから進んで申し出たものなのだという。
勝ちたかったし勝てるゲームだと思ったが、それもサッカー。ただしこの日のゲームはエスパルスの新しい歴史に残る、忘れられない素晴らしい共闘だったと思う。
29日には本当にお別れです。

そしてフットボールの日常は続く。

そんなタイトルのスカパーの番組あったよな。

CS復活断固反対

2010-03-27 19:25:43 | Sports/Football
<Jリーグがチャンピオンシップの復活を検討していることが26日、明らかになった。プロ野球のクライマックスシリーズと同様の方式となることが有力で、早ければ来年度からの実施を目指している。スポンサーにとっても魅力的な大会で、Jリーグ活性化の起爆剤として期待されている。>(スポニチアネックス 3月27日付)

一体誰がそんなものを求めているのか。
とてもクラブやサポーターがそんなものを求めているとは思えない。
ではスポンサーがそんなものを求めているのか?
そんなもの=まったくフェアネスを欠いた大会システムである。
ピッチ上で起こることは必ずしもいつもフェアであるとは限らない。それがサッカーだと多くの人は言う。だからこそピッチ外で起こることはフェアであって欲しいのだ。

1999年、年間勝ち点1位だった清水エスパルスはチャンピオンシップなる珍大会で敗退し、タイトルにその名を刻むことができなかった。
2000年、年間勝ち点1位だった柏レイソルはチャンピオンシップなる珍大会にすら進出ことすら叶わずに翌年から長い低迷期に陥った。

<年間勝ち点1位のクラブでチャンピオンシップを制したのは1993年、1994年のヴェルディ川崎だけである。>(Jリーグチャンピオンシップ wikipedia

レフリーがゲーム中にプレーヤーのシャツの裾を異常な執着で直させるのが、プロのプレーを観る青少年の育成の一貫であるならば、同じように、強いチームが正しく評価されない、フェアネスを欠いた歪な大会を復活させてはならない。
フェアネスというのは公正さであり、美しさのことである。

秋春制よりも断固反対

要するに99年がトラウマになってんだよね。

時代に背を向ける

2010-03-26 13:43:58 | Music
<インクスティック芝浦でライブをすることが、物凄くキラキラした世界への入り口なんだみたいな幻想が充満してた。本気でそれを信じるにせよ、そんなのには背を向けるんだぜって思うにせよ、前提としてそういう空気感があったという点は、やっぱり今とは違うだろうなと思います。当然、俺は思いっきり背を向けた方だったんすけどね(笑)。>(エマーソン北村/ミュージシャンとしてのやり方 ototoy)

80年代末の数年間、もちろん毎週とは言わないまでも毎月行っていたような記憶がある。そしてオレもそこにいながらインクスティックの佇まいには背を向けてたような気がする。やはりバブルの時代にじゃがたらとミュートビートがそこにいたということは、時代への違和感と時代に背を向けるという意志表示、そして抵抗と救いとほんのちょっとの悪意だったと思うのだ。
それにしてもこのインタビュアーはちょっと甘いなあ…。

ところで…。

頂(いただき)~日本平大音楽祭2010

日本平にタイジ先生が来るのかあああああ!
スタジアムにも寄ってくれないかな。
しかもメイン扱いで渋さ知らズまで…大丈夫か、この音楽祭。

Baby何もかも

2010-03-26 04:56:09 | Music
「ライブのエンディングに相応しくない」という古い記事(というかコメント)を読んで気になったので。

オレは好きですよ。
ショウのエンディングにも相応しいし、多少ベタとはいえ清志郎の、それまでのエッセンスやスタンスが凝縮された楽曲とステージングだと思う。こんなシンプルなフレーズで高揚させるのは清志ならでは。
要するに復活RCですから。

後出しですみませんが。

人でなしの思い出

2010-03-26 04:05:05 | 素日記
珍しく思い出話。

サラリーマン時代に会社でいろんな意味で世話を焼いてもらった経理のAさんという女性がいた。
公私ともに物凄く世話になったのがSで、まあオレも世話になった。
会社を辞めたあと、Aさんは身体を壊した。ふたりでAさんが入院している病院にお見舞いに行ったことがあった。Sは自宅にも見舞いにも行ったという。いつも見舞いに行く度に何か貰って帰っていたような気がする(特にSは)。
ふたりとも若くて、貧乏だった。

その半年後だったか、一年後だったか、Aさんが亡くなった。
あんなに世話になったのに告別式にも行かなかった。
府中の東京競馬場にいた。
そこでSと顔を合わせた。確かオレは同僚だったYからの電話で聞いていたのでAさんの訃報を伝えた。
Sは遠くを見ながら言った。
「ああ…」
オレも遠くを見ながら答える。
「うん…」

今「遠く」とは書いたが、要するにターフか、ターフヴィジョンを見ていただけだろう。
後はいつも通りに言葉数少なく馬券を買うだけだった。その後、酒飲んだかな。たぶん飲んだだろう。飲まないわけがない。でも何を話したのかまったく記憶はない。
でも府中の競馬場のいつもの場所で、貧乏をこじらせて胃をキリキリさせながら交わした会話は忘れられない。
あの頃はいつもの場所にいるしかなかったから。

別に何を言いたいというわけではない。
思えば遠くへ来たもんだ、とか。

清水エスパルス・フォーエバー

2010-03-25 00:24:32 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
<弊クラブと親交の深かったJリーグ登録フリーランスの大場健司様(享年43歳)が、平成22年3月24日(水)午前6時50分にご逝去されました。ここに謹んでお知らせいたします。>(清水エスパルス公式 3月24日付

<既にエスパルス公式サイトでご存知の方もいらっしゃると思いますが、このサイトの主宰者である大場健司さんが、3月24日、急逝されました。私たち事務局スタッフも突然の知らせに驚いています。今年はエスパルス集大成の1年として、エスパルスの選手、監督、スタッフの方々、大場さん、そして、ご覧頂いている皆様とともに、喜びを分かち合いたい、そして、優勝したあとの大場さんの記事を読みたい、と心から願っていた矢先の出来事でした。>(Sの極み 3月24日付)

ちょうど12時を過ぎた頃に吉沢康一さんから連絡を貰った。フリーライターの大場健司さんが急逝されたという。

直接の面識はほとんどない。2、3回ほどメールでのやり取りをしたり、一昨年か昨年の魚町稲荷での必勝祈願で声を掛けたことがあるぐらい。それでもオレと清水エスパルスの間にはいつでも大場健司という男がいたのは間違いない。
彼はエスパルスにとっては暗黒時代とも言える頃に個人で<Sの極み>という情報サイトを立ち上げ、ほぼ連日更新し続けた。オレは毎日、毎日、毎日、毎日、欠かさずそれを読んだ。
そしてエスパルスは数年の暗黒時代を脱し成長期を経て、今ひとつの収穫期を迎えようとしている。
今年こそいけるよ、大場さん、そんなに厳しいこと書かなくたって大丈夫だよ。
それなのに大場健司はいない。いなくなっちまった。タイトルを獲得した健太エスパルスをレポートすべきジャーナリストであり、サポーターの大場健司はもういない。
それは同じサポーターとしてどれだけ寂しいことだろう。

神楽坂の打ち合わせが終わってから錦糸町の酒場に入った。
カウンターに座ってひとりで飲んでいたら、店のオネエチャンが厨房に向かって言う。
「○○さんの奥さんのお姉さんがひとりで店に来てカウンターに座って……泣いてましたよ」
酒場にひとりで来るようなのってそんなのばっかりかよ。
思わず笑っちまった。感傷的な気分は吹き飛んだような気がした。

軽く酔っ払って家に帰ってから、エスパルス公式サイトと<Sの極み>で本当に、嘘じゃなくて、一週間前のエイプリルフールでもなくて、正式に訃報が報じられていて、泣いた。
同世代で、静岡で同じような風景を見ながら成長し、エスパルスをサポートした男の死を心から悼みたい。<清水エスパルス・フォーエバー>という言葉は彼の死にも捧げられるべきだ。

健太エスパルスの軌跡を描いた本は大場さんが書くべきだとずっと思っていた。大場さんにもそう書いてメールを送ったのを思い出した。
俺たちの物語はまだこれから始まるんだけどさ。
本人は死んだなんて思ってないかもしれないけれども、悔しいよね。

訃報/3月24日(水)のつぶやき

2010-03-25 00:16:22 | twitter
01:07 from web
それ、例えばスールシャールはソルスキアでもいいのかとか、難しい問題ではある。カタカナ表記はかなり曖昧でいい加減なんだけど。まあバラカン先生の発音(表記)が正しいということで。音楽ファン的には。
13:01 from web
Yさんから信じられないような訃報を聞いた。正式な形では発表されていないので、やはりまだ信じられないし、信じたくない。俺たちの時代はまだ始まったばかりなのに。やっぱり何か一緒に仕事したかったなあ…。
18:19 from web
おまえが今死んじゃ駄目だろうがよ…。おまえの仕事はこれからだろうがよ!>弊クラブと親交の深かったJリーグ登録フリーランスの大場健司様(享年43歳)が、平成22年3月24日(水)午前6時50分にご逝去されました。(清水エスパルス公式)
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いつもながらの/第3節神戸戦

2010-03-21 23:18:20 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
フローデ「1ゴール奪った後に、できるだけセーフティに試合を運びたいという気持ちが働くのは、選手の心理としては少なからずあるものです。それにサッカーにおいては、瞬時に、めまぐるしく状況が変化していくなかで、その1点を守り抜くのか、あるいは2点目を取りに行くのかという判断を下すことは容易なことではありません。さらに、追加点を奪いにいくという時点でリスクが生まれますから」(MATCHDAY PROGRAMMEvol.2 3月20日発行より)

土曜日。アウスタで神戸戦
MATCHDAY PROGRAMMEvol.2でフローデ自身が<本当にいい状態です>というほど今のプレーにキレがあるとはまだ思えないが、フローデと淳吾は山形戦よりは多少良化したといった印象。露骨に激しくアタックしてくるDFに対してなかなかキープできずに簡単に捌いていくしかないフローデは仕方ないにしても、淳吾が前線から積極的にチェイスしていく姿は現状を変えていこうという意志は感じた。淳吾は清水のメッシになるべきプレーヤーなんだから断固支持しますよ。
まあ内容はいつもながらの神戸戦で互いの良さを消していく消耗戦。とはいえ勝てばこれはこれで面白いゲームなわけで、エディのスーパーゴールは最高のご馳走でありました。

これで開幕から3戦負けなしでひとまず首位。
オカに続いて岩下の離脱濃厚は多少不安ではあるが、今週末の川崎戦が実に楽しみである。4月3日のマリノス戦の方もかなり楽しみだったりする。清水のブロックはあんなに俊輔をフリーにはしないでしょ。マリノスが強い強い言われてるうちに対戦したいものである。


てか川崎のパクリすんなよ、パル。

confidence/第2節山形戦

2010-03-14 12:57:33 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10

健太「ヨンセン(記録上は藤本)、岡崎、終わってみれば最後は伊東も3年ぶりに点を取ってくれたということで、最高の結果が出せたんじゃないかと思っている。ただ、後半の戦い方という部分では、まだまだ修正すべき部分があると思っているし、ある時間帯では非常にラインが下がってしまって、なかなか前に押し出していけないような時間帯もあったので、また1週間きちっとトレーニングして、来週の神戸戦に備えていきたい」(J's GOAL 3月13日付

いよいよホーム開幕戦の山形戦
スーツ姿の伸二がスタジアムに入ってくる姿がアストロヴィジョンに映し出されたとき、スタジアムの雰囲気はちょっと言葉には言い表せないような期待感に溢れた。オレもちょっと胸が熱くなった。
とはいえ、ヘリで試合球を投下するとか、それなりの演出はあったものの今年のホーム開幕戦はスタジアム全体もそれほど気負いもなく淡々とした雰囲気が感じられた。すでに開幕戦は消化しているためか、それともここ数年の(期待の)テンションが高すぎたためなのか、モンテサポには悪いが山形戦ということもあるのか…それは、ある意味でチームへの信頼、確信とも言えるかもしれない。まあ、それが今年のキャッチフレーズでもあるconfidenceなわけだ。
こういうときの清水は盤石である。

風が強く、気温も高い。
前半、風上を選択した山形は、明らかに前節の広島のように早い時間に先制点を奪って凌ぎ切ろうというプランだったのだろうが、それにしてもミスが多すぎた(清水のプレスが誘発させたとも言えるが)。そして鹿島から移籍した田代と増田はちょっと驚くほど空気と化していた。やっぱりまだ良くも悪くも古橋のチームだよなあ。
早い時間にフローデの美しく力強いゴールで先制。前半にゲームを決められるシーンは何度かあったとは思うが、終了間際まで追加点は奪えなかったものの、ほとんど危なげない内容だった。やはり伸二がいることで中盤の安定感は相当上がったと感じる。
フィードに対してなかなかフローデにボールが収まらず苦労していた点、淳吾が空回り気味だった点(あれでMVPでは淳吾に対して失礼だろう)、ボスナーと西部(岩下)の連携あたりには不満は残るが、それは序盤ということもあるだろうし、まだ伸びしろの範疇だろう。特にフローデの調子が上がってくれば3トップの安定感はさらに増してくるだろうし、中途半端なカウンターを食らう場面も少なくなってくるはずだ。

オカの今シーズン初得点に加えて、テルの日本平5年ぶりの得点にスタジアムは去年の日本平でのダービー並みの幸福感に包まれた。スカパーで観直してみたら、テルの笑顔は当然として、健太やその他のプレーヤーの笑顔のハッピーなことと言ったらなかった。まあ結果論だけれども2戦連続で途中交代したプレーヤーが得点しているのもいい空気を作っているんだろうと思う。
ホーム開幕戦としては、営業的にも最高の内容・展開になったことは間違いないんじゃないかな。勝ちロコからまだフリーの観客が残っているうちにすぐさま「王者の旗」を歌う演出も珍しく良かったと思う。あ、あと唯一不安だった、例の<オーノシンジ>の新チャントも、ゲームが始まり、伸二がいい動きすれば自然と声も大きくなるわな。

今年の最重要テーマのひとつがスタートダッシュだが、そもそもスタートダッシュというのはいつまでのことを言うのか。4節の川崎戦はひとつの山場だが、やはり7節のガンバ戦をどんな順位で迎えられるのか。それとも中断直前の天敵FC東京戦か。そもそも前半戦、特に序盤のホーム戦はかなり組み易しの、有利な対戦順なのでこれは確実に勝ち点を稼いでおきたい。後半戦、終盤の対戦も確実に勝ち点を稼ぐべき対戦相手だし、最終節はガンバ戦だし、こりゃ優勝争いパターンの組み合わせだよな。個人的には、当面稼ぎが減るから前半戦は関東でのアウエイ戦が多いのも助かるわ……などとマッチデイプログラムに掲載されれたスケジュールを見ながら駅南酒場で呑む。それにしても今日のゲームもしょうもない審判だったなあ、とか。
で、オレもハッピーすぎて呑み過ぎた。ボトルも2本目に突入したところで時間切れ。

我ながらよく東京まで無事(たぶん)に帰れたと思う。

3月13日(土)のつぶやき

2010-03-14 00:11:59 | twitter
07:35 from TwitBird iPhone
東京出発。何かサイレンがうるさいなあ、と思ってたら真横に緊急車両がいた。寝る。
07:43 from TwitBird iPhone
事故でいきなり高速渋滞…やっぱりあの緊急車両か。んあー。
07:47 from TwitBird iPhone
と思ったら、流れ始めた。次は町田~厚木付近の模様。やっぱり寝る。今度こそ。
11:05 from TwitBird iPhone
静岡到着。toto買って清水へ向かう東海道線。売り場探すのに手間取った。残り30分!危なかった…。
11:06 from TwitBird iPhone (Re: @blackpulchan
お前も頑張れと。RT @blackpulchan 満員にしてくれよ、まじで
11:24 from TwitBird iPhone
清水駅前からバス。サングラスのモンテサポカップル、清水が眩しいのかのう。
11:51 from TwitBird iPhone
2010年初日本平到着。オレ、よく考えたら2時間30分も前に着く必要ねえな…。まあホーム開幕つーことで。
16:27 from TwitBird iPhone
淳吾がMVPなのが全く意味不明なのだけれども、レアなテルのゴールも観られたし、順当な結果。まあほとんどの時間は1-0だったわけですが。オカの負傷が心配だ。
17:29 from TwitBird iPhone
駅南酒場到着。ボトルが見つからないので新しいのを頂戴。んー良かったのかコレ。静岡割り。ンマイ。
19:16 from TwitBird iPhone
大甲っちと飲みたい雰囲気よ。あと1時間!!
by vibrajive on Twitter

溶ける/北野謙「溶游する都市」

2010-03-10 14:31:17 | Books

火曜日。水道橋のUPフィールドギャラリーで 『北野謙 溶游する都市/Flow and Fusion』。<溶游する都市>は北野さんの<OUR FACE>を経て現在取り組んでいる<ONE DAY>に連なるシリーズの原点と言える作品だ。

<僕は颯爽とストリートスナップするタイプではない。最初から三脚を使ったスローシャッターであった。それは奇をてらったわけではなく、僕の中から自然に生まれた写真感覚であった。>(作品集『溶游する都市』「存在する者として」より)

スローシャッターで溶游されていくのは都市、自然、人間、そして日常。
今回の作品集はブックデザインも相当力の入ったもので、これは個展で手に取って見て頂きたい。12日には北野さんとデザイナーの町口覚さん、編集者の本尾久子さんによるトークイベントもある(18時30分~@NADiff Apart
ちなみにパリでの最初の購入者はちょっと驚くようなロック・レジェンドだったそうだ。

てなアーティスティック方面の話はひとまず置いておいて。

ギャラリーで合流した北野さん、徳間のKさんと呑みに行く。
まずは秋葉原の赤津加。みぞれ交じりの雨を抜けて店に駆け込んだのでいつもの絶品煮込みがさらに超絶品。
さらに雪の中、錦糸町の三四郎へ移動して串焼き。
ふたりとも放っておいても語るタイプだからこの日も語る語る。
久々にコの字を満喫したです。

オレもそろそろ開拓しなきゃなあ…。

何が楽しかっただよ!大前コノヤロー/第1節広島戦

2010-03-08 19:17:01 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「高校3年から(入って)出た初めての試合……コンサドーレか何かの試合で使ったときは、『全然何もできなかったけど楽しかったです』っていうコメントで(記者笑)、『こいつ、コノヤロー』と思って(笑)。『何が楽しかっただよ!お前コノヤロー』って(記者笑)。『悔しがれ』と思ったんで(笑)。まあ段々それがね、やっぱりやれないことの辛さというかね、悔しさっていうのを覚えてきて、非常に前向きに取り組んできた成果が、キャンプ等を通してね、出たんじゃないかなと」(Sの極み 3月7日付)

土曜日。スカパー!で広島戦
スタートダッシュが至上命令である今季初戦。結果的にはちょっとどうかと思うような審判だったのでアレなのだけれども、よりによっていきなりPK献上。これではキックオフ直後に先制点を叩き込まれた磐田を笑えない(いや、笑ったが)。
それにしても広島の戦い方には呆れた。好戦的な監督は相変わらず強気なコメントを吐いているが、開幕戦とはいえ、ホームで、Jの中でも面白いサッカーをすると言われたチームが、怪しいPKを決めた後はかつての大分のようなサッカーを展開した。さすがにお互い慎重だった前半こそ一進一退だったが後半に入ると清水が押し込む時間が増えた。
しかし同点ゴールすら決まらない。
が、まあ、引き篭もりサッカーも決めきれないサッカーも開幕戦だからと言えないか。他会場の結果も予想通りのロースコアである。
まあ例年通り開幕にピークを合わせ、さらに今回は気の毒な塚本君の件もあり、開幕戦で異次元の魂が入っちゃった大宮は別だったが(それにしても“J1昇格以来初の首位に立った!”とか書いちゃうライターやそんな劇的状況でも開幕戦の動員が10,210人というのはいかがなものか)。
まあ了戒美子のことはどうでもいい。

そしてロスタイム。淳吾のFKを頭で決めたのが元紀だった。
やはり元紀は何か持っているとしか思えない。
そしてオカが台頭してきたのも3年目だった。
今季は、清水での雌伏の刻が無駄ではなかったことを元紀も証明して欲しいものである。
もちろんしょうもない引き篭もりサッカー相手に勝ち点3は欲しかったところだが、メンタル的には勝ちにも等しい。

次は13日、いよいよホーム開幕戦。