徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

安心も精度の問題/福島1歳児甲状腺被ばく線量地図

2013-01-31 03:10:26 | News Map

■1歳児の甲状腺被ばく線量の最大値
<東京電力福島第一原発事故で、周辺の1歳児の甲状腺被ばく線量(等価線量)は30㍉シーベルト以下がほとんどだったとの推計結果を放射線医学総合研究所(千葉市)の研究チームがまとめ、都内で27日開かれた国際会議で発表した。国際原子力機関(IAEA)が、甲状腺被ばくを防ぐため安定ヨウ素剤を飲む目安とする50㍉シーベルトを下回った。(中略)放医研の栗原治・内部被ばく評価室長らのチームは、事後直後に福島県内で実施した子ども約千人の甲状腺検査の実測値や、9市町村分のホールボディーカウンターによる全身の内部被ばく線量、放射性物質の拡散予測を組み合わせ、各地の1歳児の甲状腺被ばく線量を産出。全体の傾向を把握するための研究で、1歳児の90%の被ばく線量を推計した。(中略)栗原氏は「住民には安心できる材料だが、各個人の当時の行動までは反映していない。今後さらに精度を上げる必要がある」としている。>
(東京新聞2013年1月28日付 福島第一周辺 1歳児被ばく30㍉シーベルト以下/甲状腺 ヨウ素剤基準下回る)

西海岸射程内/北のロケット・核実験2013(2012年12月4日~2013年2月28日)

2013-01-31 01:40:38 | News Map

■北朝鮮が予告した落下予定海域
<韓国政府筋の話として伝えたもので、この政府筋は「発射手順に突入したことを意味すると説明。ミサイルは三段式で残りの二、三段目の設置には三日程度かかると予測した。発射には日米韓のほか、中国も自制を促しているが、予告期間の10~22日までには技術的な準備は完了する見通しだ。>(東京新聞2012年12月4日付 北朝鮮が予告した落下予定海域/北ミサイル一段目設置/1発で人口8割食料1年分)


■最近の北朝鮮関連の動きと韓国主要選挙の結果
<北朝鮮が「人工衛星」と主張して長距離弾道ミサイルを10~22日に発射すると予告したことで、19日に投開票される韓国大統領選への影響が注目されている。李明博大統領は2日までに「発射が大統領選前でも、選挙に大きな影響は与えないだろう」との見方を示した。>(東京新聞2012年12月3日付 「北ミサイルの影響ない」李明博大統領/核兵器放棄求める/最近の北朝鮮関連の動きと韓国主要選挙の結果)


■北朝鮮ミサイルの迎撃態勢
(東京新聞2012年12月8日付「10日から発射」と予告/北ミサイル 政府の誤算/日朝協議が停滞/遊説選挙に影響/正恩氏 国内求心力狙い/※北朝鮮ミサイルの迎撃態勢図)


<欠陥が発見されたのは三段式ミサイルの一段目で、方向などを制御するエンジン部分。一段目は4月の発射でも4つのエンジンの燃焼が一定せず、予定軌道をそれる原因となったとされる。>(東京新聞2012年12月11日付 北ミサイル年内発射に執着 正日氏「弔砲」、正恩氏「祝砲」に)


■北朝鮮のミサイル発射


■ミサイルの発射と落下イメージ
<来週以降との観測を強めていた韓国政府当局者は「奇襲」と受け止め、当惑を隠せない。今回、北朝鮮は事前に「技術的欠陥が発見された」と発表。その直後の発射強行だけに「国際社会をあざむく陽動作戦だった」との見方も広がる。>
(東京新聞2012年12月13日付 北朝鮮ミサイル発射 奇襲に国際社会混乱/米韓 情報収集力に甘さ/3度目核実験の恐れ)


■北朝鮮の弾道ミサイルの射程(東倉里中心)
<北朝鮮が「人工衛星」と主張する長距離弾道ミサイルについて、韓国大統領選の与野党有力二候補陣営は12日、それぞれ発射強行を強く批判した。>(東京新聞2012年12月13日付 北ミサイル発射 各国反応/大統領選 両陣営応酬 与党「開発 蘆時代から」野党「政府は安保無能」/中 金正恩氏の訪問延期か 自制要請無視に不快感/米 核弾道技術向上を懸念)


■北朝鮮の核関連施設
<韓国国防省は二十一日、北朝鮮が公開している寧辺(ニョンビョン)のウラン濃縮施設とは別に秘密とした複数の濃縮施設の存在を米韓当局で確認したことを明らかにした。秘密施設の可能性は従来から指摘されてきたが、当局が公式に認めるのは初めて。(中略)これまで寧辺以外で可能性が指摘された濃縮現場には、北朝鮮北西部で寧辺に近い西以里(ソウィリ)や金昌里(クムチャンリ)、中朝国境に近い嶺底里(リョンジョリ)のミサイル基地などがある。>
(東京新聞2012年12月22日付 ウラン施設 寧辺以外に複数確認/米韓 北、核実験へ稼動か)


■北朝鮮の弾道ミサイルの射程(東倉里中心)
(東京新聞2012年12月24日付 北ミサイル「ICBM開発の意図」韓国分析 米西海岸、射程内か)


■北朝鮮ミサイルの構造
(東京新聞2012年12月24日付 韓国が残骸を追加回収 ミサイル技術 検証期待/実物で精密分析可能 北朝鮮は開発加速の構え)


■北朝鮮のミサイル発射から核実験の流れ

<北朝鮮は過去にも安保理のミサイル発射非難決議などが採択されると、核実験決行を正当化させる理由に転嫁してきた。韓国軍関係者は、北朝鮮・豊渓差都(ブンゲリ)の地下核実験場が「核爆弾さえ設置すれば、いつでも実験できる状態だ」と分析する。>(東京新聞2013年1月24日付 北 また「核カード」/安保理が制裁決議/実験準備完了か 米韓の出方見極め)


■北朝鮮と韓国の飛行経路
<韓国政府は30日、3回目の人工衛星「羅老3号ロケット」を打ち上げる。(中略)発射が予定される韓国の3号ロケットは2009年8月の1号、10年6月の2号と同じ韓国南部の「羅老宇宙センター」から発射される。過去2回とも軌道投入に失敗、1号の破片はオーストラリアに落下したとされるが、日本の防衛相は一度も破壊命令を出していない。(中略)韓国と北朝鮮で対応が異なる理由を、「韓国の場合、発射日時、目的など正確な情報が日本政府に提供されている。北朝鮮とは危険度が違う」と説明する。>
(東京新聞2013年1月30日付 韓国ロケット 政府破壊命令出さず/今日発射「北と危険度違う」)


■北朝鮮・豊渓里の核実験場と核実験の位置
(東京新聞2013年2月14日付 北追加核実験の可能性/韓国言及 別の坑道でも準備/制裁内容次第で強行か)


■代表的なウラン鉱山
(東京新聞2013年2月17日付 北のウラン鉱山 労働者ら被曝か/脱北者証言、ネット紙報道/専門家懸念「被害広がる恐れ」)


<韓国の脱北者団体が27日、北朝鮮が12日に3度目の核実験を行った豊渓里(ブンゲリ)核実験所に、政治犯収容所の収容者が動員されている可能性を指摘した。(中略)動員が事実ならば、核実験場建設や核実験後に放射性物質で汚染された坑道の補修などに収容者を従事させ、秘密保持を狙った可能性がある。>
(東京新聞2013年2月28日付 北核実験 政治犯動員か/収容所 元警備隊員が指摘「現地へ向かうトラック目撃」)

現実の物語/嘘の物語

2013-01-31 00:27:10 | Movie/Theater
昔は物語を崩していてもお客さんが許してくれる、受け入れてくれる素地がいっぱいあったんだけれど、やっぱりオウムと阪神大震災と、この不況の流れの中でね、初めから壊している物語に対して物凄く拒否反応を持つように皆なってきましたね。
「一回観ただけではわからないような作品をすることを許せない」とかっていう…アンケートが出てくるようになりましたね。観客の側が。それは凄くキャパシティが狭くなっていると凄く思うんですよ。
でも、それは翻って言うと、現実の物語がますます見えにくくなっているんだろうと思うんですね。昔も今も、勿論現実にある物語は嘘なんだけど、昔は、だから長銀が潰れるはずがないとか、都市銀が潰れないとか、大手が絶対にそんなことはないみたいな、勿論年功序列なり終身雇用なんてのは嘘だったんだけれど、嘘なりにその物語が一応機能していた。機能していたからこそ、たまに芝居を観に行くときに、
「テレビじゃないんだから、この空間の中では嘘くさい物語を最初から手放しましょう」。
「嘘くさい物語に収斂することを拒否した物語は、ありです」
という見方があったんだけれども、今はたぶん現実の物語が破綻していくから、ウェルメイドな、ある分かりやすさがあるものじゃないと困るというスタンスに皆なっているんだと思うんです。それは凄く、僕はね、やばいことだなと思うんですよね。
だから自ら真空となる小渕総理によっていろんな法案がなし崩しに…あれ中曽根さんだったら皆拒否したはずなのに全部行くでしょう。だーっと。あれも結局、「とりあえず分かりやすい物語に皆安心しておかない?」という願いだろうと思っていて。やばいなあと思いますね。
だから一応僕らも…「ものがたり降る夜」もそうですけど、99%、95%ぐらいは通常の物語のフリをしますと。残りの5%は悪いですけどジャンプさせて下さいねという。僕の中ではつながってますけど、通常の物語的な収束はしませんということですね。

(「朝日のような夕日をつれて」「宇宙で眠るための方法について」「プラスチックの白夜に眠れば」核戦争三部作から「天使は瞳を閉じて」へ)この網の目のようなうっとおしい、目に見えないこの国の、空虚な中心を抱く、ある圧迫感を全部無しにしないかと。無しにしないかというときに、一番リアリティのある無しの仕方というのは核戦争だろうと思ったんですよね。
それはよくお芝居で言う「夢の国に来ました」とか「森を抜けたら幻の国がありました」とかいう前提をいくら言われても、その前提で、もう僕らは入れないというのがあって。だけど「あるとき、それは起こった」「それが起こってしまったんだよ」と、そこからどう秩序…というか、どう生きていくかという設定なら感情移入はできるというところから始まったんです。
でもそれもやっぱりチェルノブイリ(原発事故)で、ひとつその幻想は終わりましたよね。実際に核戦争、もしくはメルトダウンということが起こったときには、もうちょっと違うんだという時代にもなってきましたよね。
(鴻上尚史×扇田昭彦 NHK-BS 20世紀演劇カーテンコール「第三舞台/天使は瞳を閉じてインターナショナル・ヴァージョン」1999年放送)

ナンのこっちゃい4/『あのじゃがたらの。』全編上映会

2013-01-29 18:21:18 | Music


昨夜は新世界で「江戸アケミ命日特集 2012/11/3『あのじゃがたらの名曲の数々を、南流石が舞い、渋さ知らズが奏で、そして、こだま和文が唄う。』全編上映会」。ライブ当日は行けなかったのでこれまでyoutubeで断片を観るしかなかったのだが、全編上映ということで西麻布へ駆けつける。まあ関係者も含めて観客が20人弱というのは実に寂しい限りなのだけれども、途中で画面が3分割するんじゃないかというぐらいに渋さのオープニング「Naadam」から熱い。




クライマックスはこだまさんの「ある平凡な男の一日」と南さんの「中産階級ハーレム」「都市生活者の夜」。ふたりとも所謂ヴォーカリストではないので、その点は差し引いても、いやそれを上回る切実な唄とパフォーマンスが素晴らしかった。こだまさんは後半アケミが乗り移ったかのように「ナンのこっちゃい」を叫び続ける。全編、南さんとこだまさんによる、アケミとじゃがたらに捧げる愛のドキュメンタリーといった内容。さらに、確かにじゃがたらってコレだよなあ…と思ったのがEBBYの硬質で、軽やかなトーン。EBBYのギターだけでもじゃがたらの世界が甦る。



また撮影・編集を担当したくどうかずおさんの作品として素晴らしいと思った。勿論撮影用のライブではないのでまったく光が足りないシーンも少なくないのだけれども、それを補う編集だった。youtubeで観るよりも大きな画面で、全編通しで観て欲しいと思う(機会があれば)。「ナンのこっちゃい HISTORY OF JAGATARA4」ですね、これ。



ソウリの発言/Lj 029

2013-01-29 15:58:12 | Music


ソウリ こだまさんの中に「アケミは9・11と3・11を知らない」という想いが強くあるんじゃないかと思う。体験してしまったこだま和文が「アケミが体験していたらどんな想いで唄うんだろう?」という気持ちを込めて唄ってくれたんだよね。(中略)体制を維持するためのメディア、報道機関の隠蔽体質は今もアケミが生きていた時代もまったく変わらない。アケミが言っていたことは「<真実>はそんなところにはない。私がここにいて、あなたがここにいる空間だけが<真実>だ」と言っていたわけで、こだまさんも当日言っていたよね、アケミは『自由であれ!』と言っていた」と。
(じゃがたら 南流石×大平“ソウリ”泰男 アンダーグランドシーンから発信された、ファンクという「踊りのメッセージ」)


Lj No.29) 

神なき時代の遵法闘争

2013-01-28 01:25:16 | News
時間がかかるから遵法闘争なのか、遵法闘争だから時間がかかるのか。
ここでいう遵法闘争はストライキやサボタージュのように「合法的に業務を渋滞させること」云々ではなく、あくまでも法を逸脱しない範囲での、為政者とあからさまな敵対関係を作らない闘争を指す。そんなものは闘争でも何でもないという輩もいるのだろうが、「敵対」するのは必ずしも為政者や既得権益者だけとは限らない。

官邸前抗議を「抗議」ではなく「デモ」と呼ぶのは、用語としても、参加者の行動心理からしても間違っているとは思うのだが、確かにもはや行動は官邸前、国会・霞ヶ関周辺を舞台にしたデモンストレーションだ。
時代はワンクリックのアンケートに溢れたデジタルなのだが、ハードランディングできない人たち(って現実的には関電管内で2基しか動いていないんだから、ほとんど“ランディング”しているわけだが)を根気強く説得する戦いはアナログである。不毛な煽り合いや敵対関係や殉教者しか生まない乾坤一擲の戦いを選択しない代わりに、時間はかかっても「普通の人たち」を巻き込んでいく遵法闘争(デモ)を選ぶ。「ルールは勝手に変えていいってルールだもん、そんなのインチキじゃん」なんてことはわかっちゃいるけれども、ギリギリの遵法闘争は2年目に突入する。



今年もジェットコースターに乗る/2013年シーズン始動

2013-01-27 00:28:20 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
エスパルスも今日から始動。
天皇杯敗退が早過ぎて結局シーズンをプレイバックするタイミングも(書く気も)なくなってしまったわけだが、だからと言って2012年シーズンがまるでしょうもないシーズンだったとは思わない。
アフシンは2012年シーズンを振り返って「ジェットコースターのようなシーズン」と表現した。乗っている人間にとっては心臓に良くないものだが降りてみれば(終わってみれば)それなりに面白かったと言えなくもない。今夜のスカパーの2012年シーズン再放送も、ようやく悪夢の9戦連続勝ちなしを潜り抜けて、ホームで無類の強さを見せていた鳥栖に走り勝ったアウエイ戦である。
ジェットコースター、それを「若さ」と言ってしまえば簡単な話なのだけれども、今季のエスパルスは昨季よりもさらに若返る。若返るも何も最初から若いのだから今更若返るもないのだが、とにかくさらに若くなる。
ジェットコースターになる可能性はまだ高い。

しかし、それが低評価につながるとは思わない。確かに伸二やタカといったビッグネームや敬輔や海人のような生え抜きはチームを去った。マスコミの皆さんに分かりやすい、計算できる戦力(要素)は少なくなっているわけだが、その分チームのポテンシャルは評価不能という意味で可能性を秘めている。これこそ「ジェットコースター」の所以。
それでもオレたちは清水エスパルスというジェットコースターに乗る。
サポーターはどうしたってクラブを乗り換えるわけにはいかないわけだが、チームやプレーヤーは絶え間なく動き続ける生き物である。移籍制度、クラブライセンス制度の過渡期に、エスパルスというチームは、チームの有り様として若手を中心にした、アフシンという運転手付きのジェットコースターになることを選択したのだ(もちろん、このチームの行き先とコンセプトはタイトル次第で微調整される)。
今年も六平、藤田、瀬沼、三浦といった、各カテゴリを代表するプレーヤーが新しくチームに加わった。ここまで有望な若手プレーヤーが毎年加入し続けるクラブは、はっきり言って他にはない。確かにサッカーはエンタテイメントではあるけれども、ピッチの上を走っているのは名前ではない。新しいプレーヤーが新しいエスパルスを作ればいいのである。
2012年途中のチーム解体を経て、2013年は健太エスパルスと完全に決別するシーズンになる。オレは何よりもそれに期待している。

アフシンに監督が交代してから2年目、3年目とチーム始動と同時のサポーターズサンクスデーは開催されていない。ということで魚町稲荷の必勝祈願もここ2年行けていないわけだが…今年は行きたかったなあ…。


すり替える戦術/ブルガリア原発国民投票

2013-01-26 23:44:39 | News Map

<ただ、今の政府与党も原発の利用継続を前提としている。二〇一一年には東芝子会社の米原子力大手ウェスティングハウス・エレクトリックと協力の覚書を取り交わすなど米国への接近を図っている。(中略)国民の大多数も「原発は電気料金を抑える」との考え方から原発利用を容認している。(中略)政争であることは、質問内容をめぐる駆け引きが象徴する。当初計画の復活を狙う野党は「ベレネ原発で原子力発電を発展させますか」との質問を提案。与党は「新しい原発で原子力利用を発展させますか」と抽象的な質問に変え、ベレネ原発にお墨付きを与えてしまう事態を避けた。国民投票は来年一月二十七日に投開票される。>(東京新聞12月26日付 原発の国民投票まで1ヶ月 ブルガリア/米ロからみ 利権争い/主要政党は推進の方針)
※前政権(現野党)が建設計画を進めたのはロシア系企業の原発(ベレネ原発)。
※現在、国内ではコズロデュイ原発二基が稼働中(総発電量の三割)

<与党・欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)は当初、原発自体の利用には賛成の立場から「イエス」の投票を支持してきた。しかしボリソフ首相は1月に入って突然方針転換。「ノー」の投票を呼び掛け始めた。野党が推す「新設」のベレネ原発を否定し、既存の北部コズロデュイ原発増設を進める思惑とみられる。(中略)与党が「ノー」の投票を「原発の新設はノー」という意味にすり替える戦術に出たため、仮に投票で「ノー」が過半数を占めても脱原発には直結しないとみられる。(中略)国民投票が法的な拘束力を持つには投票率が前回総選挙(2009年)の60%を上回る必要があるが、有権者の関心は低調で実現は難しいとみられる。>
(東京新聞2013年1月26日付 ブルガリア あす原発の国民投票/米ロ企業めぐる利権 与野党の政争に有権者関心低調)

デジャビュが私を不安にする/マリ軍事介入地図その他

2013-01-18 15:51:06 | News Map

<仏国防省は四機のラファール戦闘機が十三日、過激派の拠点ガオとその近郊を空爆し、訓練キャンプや倉庫などを破壊したと明らかにした。このほかキダルなど過激派の拠点も空爆している。(中略)AFP通信によるとマリに対しては、これまでにセネガル、トーゴなど周辺国が要員派遣を決定。英国も輸送機派遣などで仏軍支援を決めている。(中略)フランスにとって西アフリカ最大の権益は、マリの隣国ニジェールにあるウラン鉱山で、原発大国フランスのウラン燃料の三分の一を産出するとされる。二〇一〇年には、ニジェールでアルカイダ系の「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQMI)」が原子力企業アレバ社の社員らフランス人五人を誘拐した。>(東京新聞2013年1月15日付 仏軍、マリ北部も空爆 イスラム過激派掃討図る/権益絡み介入強化へ)

<ドビルパン氏は、アフガニスタン、イラク、リビアに対する西側の武力行使は「地域の民主主義確立につながらず、逆に分裂や弱体化を招いた」と指摘。マリへの介入に関し、「『テロとの戦い』という論法のデジャビュ(既視感)が私を不安にする」と述べた。(中略)「戦争という袋小路から抜け出す新たなモデルを見つけるのがわが国の義務だ」と訴えた。>
(東京新聞2013年1月16日付 「マリでの戦争、仏のものでない」ドビルパン氏軍事介入批判)


<現場はリビア国境近くの南東部インアメナスにある英石油大手BPなどが運営するガス田施設。事件は同日午前に発生し、アルジェリア軍が解放作戦に乗り出した。(中略)事件に関与している武装勢力の一人は、AFP通信に電話で「われわれはアルカイダのメンバーで北部マリから来た」と語った。>(東京新聞2013年1月17日付 アルジェリアで邦人拘束/イスラム武装勢力 複数の日揮関係者)


■「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQMI)」の活動地域
<「アラブの春」で二〇一一年十月にリビアのカダフィ政権が崩壊した後、マリ国内にはカダフィ氏を支持した遊牧民トゥアレグ族の民兵らが大量の武器と共に流入した。昨年三月にマリ軍部によるクーデターが起きると、トゥアレグ系勢力が混乱に乗じて独立を宣言。その後、トゥアレグ族のイスラム過激派「アンサール・ディーン」が人質事件への関与が疑われる国際テロ組織アルカイダ系「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQMI)」などと共に勢力を拡大した。マリ北部は新たな過激派を生み出す拠点になっている。一方、アフリカ大陸最大の産油国でもある西アフリカ南部のナイジェリアからは、イスラム過激派「ボコ・ハラム」が勢力を伸ばした。>(東京新聞2013年1月20日付 イスラム過激派 西アフリカで勢力拡大/政権崩壊 リビアから武器/サハラの壁 捕捉困難)

<これらの地域の大半は旧仏植民地で現在も友好国。第二次世界大戦後、フランスは東西両陣営から距離を置く独自外交を保つために、西アフリカ各国の支持を国際舞台で活用。政情不安が付きまとう西アフリカ各国はクーデターや暴動のたびに仏軍の支援を求めるなど、相互依存の関係を築いた。(中略)「テロとの戦い」に迷いをみせていない仏政府だが、マリへの軍事介入は長期化が予想され、新たな報復も懸念される。エロー仏首相は十七日、現状を「非常に心配している」と表現した。>
(東京新聞2013年1月18日付 仏軍マリ介入 人質事件後も戦力増強/テロリストの拠点化懸念)


■人質事件の概要
(東京新聞2013年1月21日付 自爆目前の突入劇/政府、要求全て拒否/「軍が来た。全員吹き飛ばす」/日本人駐在員「危険感じトラックの下に隠れた」)


■北アフリカの政変やテロの影響を受けた主な日本企業

■各国の主な人質事件対応
(東京新聞2013年1月23日付 アルジェリア事件海外進出企業の安全は/元駐在員「民衆心理も把握必要」/自衛限界 国が支援を/24時間警備、地元へ貢献…/リスク どこまでゼロに近づけるか)モラルなき復興予算/制度、査定 不備のまま増額/6兆円不正使用「目的外」も継続)


■日本の大使館と防衛駐在官配属の現状
<主に自衛隊の一佐クラスが務める防衛駐在官は現在36大使館と2機関に計49人が配属されている。(中略)自衛官が減り続けていることも、拡充を妨げる一員になっている(中略)また、政府が軍事情報の取り扱いに関して協定を結ぶのは米国など3カ国・1機関にとどまるため「情報保護の法整備をしない限り、それ以外の国からの機密情報の提供などを受けられない」(自民党国防関係議員)と、実効性を疑問視する向きもある。(中略)在外公館の体制強化も課題になるが、日本の大使館があるのは134カ国にとどまり、160カ国を超す米仏中などに比べて格段に少ない。>
(東京新聞2013年1月24日付 防衛駐在官の増員検討/アルジェリア事件 情報収集強化)


■アルジェリア人質事件の現場状況
(東京新聞2013年1月26日付 外国人犠牲、邦人が最多/多国籍現場 急襲混乱、生死分ける)


<キダルはイスラム過激派に残された最後の主要拠点。ファビウス仏外相は、相次ぐ過激派拠点の奪還を受けて、仏軍が早期にマリから撤退する方針を明らかにした。(中略)キダルを支配していたイスラム過激派「アンサール・ディーン」は、和平を求めるグループが独立して分裂したとみられる。一部は仏軍との戦闘を避け、ゲリラ戦やテロに備えて山岳地帯や砂漠に隠れた可能性がある。>(東京新聞2013年1月31日付 マリ過激派最後の拠点 北部キダルで仏が空港制圧)


<ニジェールやチャドの軍部隊などマリ国内に展開する西アフリカ各国軍の派兵を一層強化することにより、仏軍は任務を引き継ぐ予定だ。またロイター通信によると、国連安全保障理事会は平和維持活動(PKO)部隊派遣の検討を始める見通しだ。>
(東京新聞2013年2月1日付 マリ 仏、拠点3都市掌握)

<アフリカ北西部にはフランスの旧植民地だった国が多く、現在も影響力が残る。アフリカで米軍の常駐基地があるのは東アフリカのジブチだけで、これまで西アフリカには軍事拠点はなかった。>
(東京新聞2013年2月1日付 米、ニジェールに無人機基地計画/西アフリカテロ監視へ/地位協定を締結 仏に情報提供)

「問題を起こすのはいつも、ここから遠くに住んでいる人間」/「国境 交錯の現場」マップ

2013-01-07 03:20:17 | News Map

■①カシミール地方
<47年にイスラム教徒中心のパキスタンがインドから分離独立すると、中間のカシミールの帰属をめぐって第一次印パ戦争が勃発。(中略)インドは12年11月、08年のムンバイ同時テロの実行犯とされるパキスタン人の死刑を執行。パキスタンのイスラム武装勢力が報復を示唆するなど、核を持つ両国は緊張関係が続く。他民族・多宗教国家のインドは、カシミールの分離が他の民族の独立運動を刺激する事態を恐れている。一方、イスラム教徒の統合を目指すパキスタンは、イスラム教徒の多いカシミールを手放すわけにはいかない。>
(東京新聞2013年1月1日付 国境 交錯の現場①カシミール地方/家族引き裂く印パ対立 独立への関心薄れる若者 文/寺岡秀樹)


<インドでは女性集団暴行事件を受け、性犯罪の罰則強化を求める抗議行動が広がっており、国民の視線をそらすためパキスタンへの強硬姿勢を貫くとの見方もある。>(東京新聞2013年1月17日付 印パ緊張さらに/カシミール4度目衝突 パキスタン兵1人死亡)
→別エントリ「中印パ カシミール領有権紛争地図」へ移行。


■②中国・ミャンマー
<2011年6月、カチン州では少数民族の武装勢力「カチン独立軍(KIA)」とミャンマー政府軍の間で内戦が勃発。戦闘を逃れカチン州と雲南省との国境付近で避難生活を送る難民は約六万人といわれ、このキャンプには数十㌔圏内からの七千人以上が暮らす。(中略)中国は、欧米諸国がミャンマーに厳しい経済制裁を科していた間も、石油・天然ガスのパイプライン建設を進めるなどミャンマーを重要な戦略パートナーと位置付ける。「中国は経済発展して強国になったものの、ミャンマー政府に気兼ねして何もしてくれない」>
(東京新聞2013年1月3日付 国境 交錯の現場②中国・ミャンマー/対岸の「同胞」に支援の手 内戦で6万人が難民生活 文/新貝憲弘)


<中国西南部とミャンマーを結ぶ天然ガスパイプラインが先月末完成し、ほぼ同じルートで建設中の石油パイプラインと合わせ、エネルギー輸送の新たな大動脈として期待が高まっている。中略)ただ(中略)ミャンマー国内でもパイプラインの建設に伴い森林や水田が破壊され、その補償をめぐる抗議活動も伝えられる。またミャンマー北部はこの2年間、少数民族勢力「カチン独立機構」とミャンマー政府が武力衝突を続け、パイプラインの建設もしばしば中断した。両者は先月30日に停戦合意したが、情勢不安を理由に年内の操業を懸念する声もある。>
(東京新聞2013年6月3日付 中国-ミャンマー パイプライン完成/期待 産業振興の大動脈/不安 環境・少数民族問題)
→別エントリ「重要な戦略パートナー/ミャンマー 対カチン独立機構(軍)内戦地図」へ移行。


■③ロシア・アムール州
<「中国外し」が語られる背景には、人と物の大量流入により極東が、「中国化」されることへの強い警戒感がある。遊休地に目を付けた中国人が農業労働者として流れ込み、現在ロシア全土で中国人の耕作面積は約40万㌶。土地そのものの生産力を度外視して無認可の農薬を大量に使う「収奪農法」を行なっているとも批判されている。>
(東京新聞2013年1月4日付 国境 交錯の現場③ロシア・アムール州/中国人頼みに警戒感 極東人口減 農業労働力に 文/原誠司)


■④英領ジブラルタル
<300年にわたりスペインが返還を求める「欧州最後の植民地」である。この地をめぐる緊張は昨年急拡大した。きっかけは2011年11月のスペイン総選挙。政権に返り咲いた右派国民党は「植民地奪還」を鮮明にした。(中略)現政権は痛みを伴う緊縮策を次々に打ち出すが、「国民の不満をそらすため領土問題を煽っている」と自国政府への怒りを隠さない。(中略)地中海の対岸のモロッコ北部にも同様の領土問題がある。モロッコが再三返還を求めるスペインの飛び地セウタやメリリャだ、02年には両国が領土を主張する無人島にモロッコ軍が上陸。緊張が高まった。(中略)「問題を起こすのはいつも、ここから遠くに住んでいる人間なんだ」漁師のゴメスさんは、マドリードの中央政府に矛先を向けた。>
(東京新聞2013年1月5日付 国境 交錯の現場④英領ジブラルタル/強硬スペイン政府に怒り 返還要求 住民冷ややか 文/野村悦芳)
→別エントリ「ブロック投下で対立再燃/スペイン×イギリス 英領ジブラルタル問題」へ移行。


■⑤ブルガリア南部
<欧州債務危機の出口が見えない中で、経済の混乱が収拾しないギリシャから企業が流出している。ブルガリア歳入庁によると、ブルガリアで法人税を納める全額ギリシャ資本の法人は11年末で3781社と前年末より約7割増えた。(中略)会社だけではない。マリコスティノボ村から北へ15㌔の小都市サンダンスキは、週末には買い物や食事を安く楽しもうと訪れるギリシャ人であふれ返る。(中略)「ギリシャ人は口では『困った』と言うけれど、全く困窮しているようには見えない」と不思議がる。>
(東京新聞2013年1月6日付 国境 交錯の現場⑤ブルガリア南部/ギリシャ企業 移転加速 繰り返す増税に嫌気 文/宮本隆彦)


■⑥米国・カナダ
<米国とカナダは、メキシコを交え94年に発効した北米自由貿易協定など目に見えない国境の壁も低くしながら、貿易量を拡大し、相互の経済の依存度を深めてきた。米国が旗を振る環太平洋連携協定(TPP)にも、カナダは積極的だ。ウインザー商工会議所のマット・マーチャンド会頭(45)は「世界中を探しても、こんなに人や物が行ったり来たりする国境はないのでは」と両岸経済の「一体化」を強調する。>(東京新聞2013年1月7日付 国境 交錯の現場⑥米国・カナダ/デトロイトへ2万人通勤 経済「一体化」課題は渋滞 文/竹内洋一)


■尖閣諸島
(東京新聞2013年1月5日付 どうなる日本2013④日中関係/改善へ政治決断必要/尖閣領有権 平行線「最悪」続く/中国 権益確保へ軍投入も/安倍首相 強気発言 変化の兆し)


<那覇基地から尖閣までは約420㌔あり、F15が緊急発進しても到着まで15~20分かかるとされる。沖縄県が管理する下地島空港は尖閣まで約190㌔と近い上、3000㍍の滑走路があり、防衛省は「利用価値は非常に高い」(幹部)と評価している。>
(東京新聞2013年1月15日付 沖縄・宮古 下地島空港にF15/中国領空侵犯に対応 防衛省が常駐検討)

八ッ場ダム建設用/利根川(捏造)氾濫地図

2013-01-07 03:19:42 | News Map

<八ッ場ダム(群馬県長野原町)の建設をめぐり、国土交通省関東地方整備局が高崎市周辺の利根川上流域の浸水状況を説明するために作った氾濫図に、大きな欠陥があることが明るみに出た。氾濫地域とされる山間部や高台で、氾濫の形跡は見当たらない。>

<カスリーン台風 1947年9月13日から15日にかけ、200年に1度の確率で起きる規模とされる大雨をもたらした。総雨量は秩父で610㍉、箱根山で538㍉、前橋で392㍉、東京で166㍉を記録。河川の氾濫や堤防の決壊などで群馬で592人、埼玉で86人、茨城・千葉・東京で計1100人が死亡。家屋流失や倒壊は3万戸近くに上った。>
(東京新聞10月19日付 こちら特報部/利根川の洪水氾濫図「捏造」/「八ツ場」推進 狙いか)


<一九四七年九月のカスリーン台風洪水をめぐり、利根川の治水基準点・八斗島(群馬県伊勢崎市)を通った最大流量を決める検証で、より大きく推計された値が採用されていたことが、当時の建設省(現国土交通省)の内部資料で分かった。>
(東京新聞2013年1月6日付 八ツ場ダム根拠 洪水量 過大値採用 建設に道/47~49年会議資料/少量推計 突然消える)

しんかいさんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない/しんかい6500世界一周地図

2013-01-03 23:14:28 | News Map

■しんかい6500の世界一周航海
<「地球最後のフロンティア」と呼ばれる深海。日本の有人潜水調査船「しんかい6500」は今年一月から、世界一周航海に挑む。カリブ海や南太平洋で、高温・高圧の過酷な環境下、生命が生きる仕組みを探る。使命は、有用な微生物の発見や、生命の起源解明だ。(中略)藤倉克則・海洋機構チームリーダーは「油田からのメタンガスをもとにした栄養で生きる『深海生物パラダイス』を見つける」と意欲を見せる。(中略)北里(洋・海洋機構)領域長は「人間が現場に行って『見る』ことは、捨ててはならない研究手段だ。必要性を示すためにも航海を成功させたい」と話す。手ぶらでは帰れない世界一周の旅なのだ。>
(東京新聞2013年1月1日付 「しんかい6500」世界一周航海 最深不思議の海へ/水深150㍍の雪 新種?まるでタイル/生命の限界探れ)

「聖地」規制/皇居外周ランニング地図

2013-01-03 22:47:36 | News Map

<近年のランニング・ブームで増加している皇居外周を走るイベントの開催が、スタート・ゴール地点の制限などで抑制される見通しだ。(中略)スタート・ゴール地点は主に桜田門前広場、千鳥ヶ淵公園、竹橋緑地広場、大手濠緑地広場の四ヶ所に分散している。使用申請先も環境省(桜田門)、都(竹橋と大手濠)、区(千鳥ヶ淵)と異なる。このため、多くのイベントが発着地点が別々のまま、特定の時間帯に集中。ランナーが歩行者や自転車の通行の障害となるトラブルも発生した。施策案では、比較的広い桜田門前広場にスタート・ゴール地点を限定することで、イベント数を抑制。参加人数制限は当面、同じ時間帯に原則七百人が限度の現行規定通りとするが、状況に応じて見直す。>
(東京新聞2012年12月30日付 皇居ラン イベント減速/タイム競い歩行者とトラブル 千代田区制限の方針/「聖地」の規制 「仕方がない」「効果疑問」)

パルチザンです/佐藤タイジ presents A 100% SOLARS

2013-01-02 16:20:54 | Music

あけましておめでとうございます。今年もよろしくです。

予定通り元日に到着した「佐藤タイジ presents A 100% SOLARS」
ザ・ソーラー武道館が蘇るSalyuとの「together tonight」。あのイベントでの最高潮であり、最大のクライマックスだったチャボの「ガルシアの風」が、聴いている者の首根っこを掴むようなうただったのに対して、ザ・ソーラー武道館の理念の光の部分を伸びやかに謳い切ったのがSalyuだった。「together tonight」はまだ決して完成度の高い歌とは言えないけれども、この曲と彼女の「新しいYES」は、改めて前半のクライマックスだったと思う。ちなみに「together tonight」はライブではよく見られる、タイジ流の「弾き語り」の雰囲気をよーく伝える楽曲だと思います(この歌、要するにとにかくサビを合唱したい歌だと思われる)。

一方、現場では歌われなかった「朝を迎えて 911 to 311」。Charがヘヴィにアレンジしたこの曲は、3.11以降、タイジが歌い続けてきた歌として正式にレコーディングされたことは良かったと思う。しかし内容が内容だけに現場でもやっぱり歌って欲しかったかなあ(このアルバムからは唯一歌われなかった)。タイジのポジティブなメッセージも、この歌に歌われるような暗い怒りや悲しみがあってこそ、なのだから。年末に読んだi-tunesのTheare Brookのレコメンドで、ヴォーカルについて文句を書いてる人がいてひとしきりムカついたのだが、この歌のタイジのヴォーカルはかなり素晴らしいです。
そしてインディーズ電力。ザ・ソーラー武道館のオープニングアクトでも謳われた、メンバーのうつみようこ、佐藤タイジ、高野哲の楽曲をそれぞれ1曲ずつ収録。「対メジャー」をはっきり打ち出しているインディーズ電力ということで、言葉の直接性や攻撃性は強い。さすがにタイマーズほどの諧謔性や軽やかさはないものの、3人それぞれの個性がしっかり出ていて、アコースティックながらロッキンしています。

ということで「あなたの街にインディーズ電力を呼んでみませんか?」。

<生活に元気を!地元に勇気を!!という発電希望の方々からの御連絡をお待ちしております。
下記URLより御連絡ください。日本全国、いや海を渡った海外でもあなたの街に発電しにいきます。
(注)発電活動ができる会場をお持ちの方
(30名~のキャパシティをお持ちの方)からのお誘いお待ちしてます。
http://www.wisdom-recordings.com/ contactより御依頼下さい。>

とのことです。
インディーズ電力の戦いは今年も続く。