徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

#55 上田秀明大使(外務省・人権人道担当)

2013-06-07 00:56:39 | 暴言・失言・珍言備忘録
「先ほど『(日本は)中世だ』という発言があったが、日本は世界一の人権先進国だ……先進国のひとつ……なぜ笑うんだ、笑うな、シャラップ、シャラップ!」(上田秀明大使・外務省人権人道担当)

<日本政府が従軍慰安婦問題で非難された国連の拷問禁止委員会で先月22日、ある珍事が起きていた。(中略)「上田大使が怒鳴った後、会場全体がびっくりして、シーンと静まり返った(中略)」日本弁護士連合会の代表団の一員として、スイス・ジュネーブで開かれた拷問禁止委員会を傍聴していた小池振一郎弁護士はこう振り返る。同委員会は残酷で非人道的な扱い・刑罰を禁ずる国連の「拷問等禁止条約」が守られているかを調べる国際人権機関。十人の委員が数年に一度、各国を審査する。日本は1999年に加入し、先月21、22日の両日、6年ぶりに2回目の審査を受けた。(中略)上田大使の発言の引き金となったのは「(日本の刑事司法が)中世のようだとしたアフリカ・モーリシャス共和国のドマー委員の発言だった。前回審査でも、日本は代用監獄制度などの冤罪を生む温床を改善するよう委員会から勧告されていた。今回も複数の委員から質問が相次ぎ、ドマー委員は「自白に頼りすぎでは。中世の名残だ。日本の刑事手続きを国際水準にあわせる必要がある」と指摘した。この後、挨拶に立った上田大使は、「先ほど『中世だ』という発言があったが、日本は世界一の人権先進国だ」と強調。直後に誇張し過ぎたと思ったのか「先進国のひとつ」と言い直した。「これを聞いて、会場には静かな苦笑が広がった」(小池弁護士)。すると、上田大使は突然、「なぜ笑うんだ、笑うな、シャラップ、シャラップ!」と叫んだという。>
(東京新聞2013年6月5日付 国連で日本政府代表「笑うな、黙れ」/「日本は人権先進国」に苦笑広がり/「稚拙な国」の失言続く)

そのまんまモンティパイソンにでも出てきそうなスケッチ…。

#54 東京都尖閣諸島調整担当課長

2012-09-09 00:45:26 | 暴言・失言・珍言備忘録
「尖閣諸島は東京湾の沖合いまで流れてくる黒潮の源流が通る海域に位置している。島の環境が荒廃すれば、都民の利益を損ねる可能性がある」
(古瀬弘孝・東京都尖閣諸島調整担当課長)

<そう解釈すると、地球環境全般についての調査も、都民の税金で賄うことになりかねない。(中略)都の言い分に「理」はあるのか。長崎県立大の綱辰幸教授(地方財政論)は「自然開発は本来、民間でやるべき事業であって、地方自治体がやるという理由がはっきりしない。黒潮についても、太平洋の沿岸に広く関わる問題。都だけが調査するという理由にならない」と疑問を示す。>(東京新聞 9月8日付「こちら特報部」尖閣現地調査 都の言い分「黒潮の流れ 都民に影響」?より)

とりあえずここでは尖閣諸島問題には触れないけれども、東京新聞の記者が書くように、このような理屈が通るのならば「地球環境全般についての調査も、都民の税金で賄うことになりかねない」と解釈されても仕方がない。さらに言えば、こんな主張は“言い分”というよりも“言いがかり”に近いこじ付けだと思うのだが、こんな妄言を都の職員が真面目に主張しているのは異様としか言いようがない(こちらも“こじ付け”て言えば、本当に近年、こんな風な当たり屋的な規制論者が多い)。
風桶の理屈で可能性にまで言及してしまったら、浮世に「関係ないもの」などないのだが…東京都はそんなに都民に優しい行政をしてくれているのだろうか。ここまで言ってしまったら、古瀬さんを通せばしてくれるんだろうなあ。

こんな屁理屈は実行支配論者にとっても実に迷惑だと思うんだが、どうなんだろう。

#53 首都大学東京 ドブスを守る会

2010-06-21 21:12:42 | 暴言・失言・珍言備忘録
「不道徳なものから生じるおかしみを追求することで、何らかの表現ができると思った」(首都大学東京システムデザイン学部 ドブスを守る会)

<東京都立の首都大学東京(本部・東京都八王子市)システムデザイン学部の男子学生2人が、「ドブスを守る会」と称して街頭で女性に声をかけてやりとりを撮影し、動画投稿サイト「ユーチューブ」に無断で投稿していたことがわかった。同大は18日付でホームページに学長名のおわびを掲載。学生を自宅謹慎とし、詳しい調査の後、処分を検討するとしている。
 同大などによると、学生2人は、女性6人に「写真を撮らせてもらえますか」などと声をかけ、断る女性に「髪形や化粧や服装でかわいい人が増え、ドブスが絶滅しかかっている」「残すために写真集を作りたい」などと言ってつきまとい、様子を撮影して14日に投稿した。女性6人中、2人は顔がわかる状態だったという。
 友人に注意されて当日一度削除したが、15日になってまた投稿。批判の書き込みが殺到したため、16日に改めて削除したという。(略)>
(asahi.com 6月21日付)

<学生による動画サイトへの不適切な掲載について(お詫び)>(首都大学東京)

つまり「写真を撮らせてもらえますか?」と声をかけられた女性は絶滅しかかっているという<ドブス>(学生主観で)ということか。
不道徳を承知で表現したいんだったら削除なんてしなきゃいいのに。大学も辞めちゃえばいいのに。名前も堂々と公表すればいいのに。
本気で自分の「表現」を追求して、世に問うというのはそういうことだろう。

まあこういうのが沸いて来るってのは、絶滅したはずのサブカル周辺に群がる面白がり屋の悪影響だと思うぜ。

(追記)
最近2ちゃんの方はあまり見ていなかったのだけれども、今回の件もやはり相当な勢いで「炎上」していたらしい。悪ふざけと正義漢の巣窟である2ちゃんであるからして、素朴な正義感、嫌悪感、ストレス解消から炎上するのもまあ当然だろう。2ちゃんでなくとも、この手の、アートと言う名の“悪ふざけ”に眉を顰めるフツーの人も多いはずだ。
写真も実名も晒されていた。まだ簡単にDLできる。
といっても彼らもネットの炎上史には残るだろうが、時が経てば忘れられる。
「ああ、そんなバカな連中もいたな」なんつって。

この件で検索してみたらとても参考になる興味深い記事があったのでリンクさせていただく。

「ドブスを守る会」と現代アート(にじブログ)

(日本の)現代アートってこういうことになってるのねっていうか。
末期的というか。
「自虐」が相対化した自分に向かわずに、絶対的な立場から他者に「自虐」を強要して傷つける方向へ向かってしまうってのは、これが教育の現場で起こってるってのは、ある意味病的だよね。

ドブスの件ではないのだけれども、彼らの一連の活動を“指導(ツイート)”していた元BT編集長の楠見清准教授もちょっとどうかと思う。結果的に彼らの手前勝手な理屈を補強していたってことなんだから責任問題になっても仕方がない。しかも「反感(上等!)」だとよ。
そもそも反感上等する相手がセコいんだよ。
自分はノーリスクで法に触れない範囲で、大した反感も表明できない弱い小市民相手に上等もない。

#52 ジャーナリスト改めコメンテーター氏(51)

2010-05-18 00:33:47 | 暴言・失言・珍言備忘録
<「相変わらず」で許していてはいけない、と思う。非難を、さもなくば最大限の軽蔑を! RT @(省略) 談志さん相変わらずですねえ。RT @(省略) 言う方も言う方だが、こんな暴言を出す雑誌もどうかしてる RT @(省略)>
おお、そうでした! RT @(省略)かかる感覚の持ち主に「沖縄開発庁政務次官」をやらせていたのが自民党政権 QT @(省略) 談志「何にもない奴を警察はしょっ引いてくるかネ。俺は来ないと思う」 @(省略)>(@amneris84より)※江川紹子twitter

談志さんの発言は確かによろしくはなかったと思うが(構成している人間が軽率だったと思うが)、その後の江川紹子さん(とその周辺)のツイートが実に気持ち悪い。さすがに95年以降の日本に蔓延するディフェンシブ思考の代表選手だと思った。

最大限の軽蔑を!ねえ…。
談志さんがどうにかなっちゃったとき、この売れっ子コメンテーター様はどんなコメントをしてくれるのか。それだけは楽しみにしておこう。
もちろん談志さんには頑張ってもらいたいが、それだけはね。
まあ、ここまで「柔軟な思考」ができない人だとは思わなかったので残念ではある。
「最大限の軽蔑を!」とまで侮蔑されるような完全な善人、完全な悪人なんてフィクションは、ない。

短いテキストでここまでエスカレートしちゃうTwitterって怖いね。

(追記)
改題します。

#51 全裸で背中越しにフィーバー

2009-09-02 02:30:41 | 暴言・失言・珍言備忘録
<捜査関係者によると、社員は先月10日、同市内の飲食店で下着を脱がされ、全裸でうつぶせにされた後、靴で背中などを踏みつけられたりしたという。傘で数十回つつかれたほか、ベルトでたたかれたり、じかにライターで背中をあぶられたりしたという。>(朝日新聞 9月1日付)

今朝の朝刊で投票用紙をもらえなかった神奈川の気の毒なちびっ子有権者と共に不可解なニュース。一週間前の産経ニュース8月24日付によると「被害者は当日、大きな仕事を取ってきて、そのことで2次会が盛り上がり」「2次会後は肩を組んで歌いながら帰宅した」という。これだけならば被害者の大仕事に対する「荒っぽい祝福」とも読めないこともない。営業職には体育会系なノリが必要な時もあるだろう。しかし今日の朝日では、中学生のいじめのような行為が報じられた。
しかも執拗なまでの背中への攻撃。
「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを」
という三原順子の名台詞が聴こえてきそうな修羅場である。
肩を組んで歌いながら帰宅したといわれる本人ではなく、家族が通報したのだろうか。この辺はよくわからない。

たぶん、確かにIBCの社長の言うように加害者はカラオケでフィーバーしてしまっただけなのだろう。
いまや9人しかいない部署で5人が関係したIBCの営業部がフィーバー状態だろうが…。

#50 まだ死にたくない和田さん

2009-06-17 18:43:36 | 暴言・失言・珍言備忘録
「まだ死にたくない」――ゲーム開発を手掛けるマーベラスエンターテインメントの幹部が、Wii用RPG「王様物語」(9月3日発売)の開発者ブログで、切実な思いを吐露している。(ITmedia 6月17日

魂の叫び、切なる願い(王様物語クリエイターズblog)

良いものは売れるべきだとは思うが、良いものが必ず売れるとは限らない。
かといって売れるものがすべて良いものというわけでもない。
和田さん、仮にそんなこと思ってても言葉にして書いちゃいけない。
泣き言言わずにしぶとく続けようよ。
バカみたいに、良いものを作ってるって確信している人たちだけが何かを続けられるんだよ。

ということで、「漣流」「LB中洲通信」も買って下さい。
これも結構いいですから。

ビンジョーしてみました。

#49 福島県川内村

2009-03-21 12:36:42 | 暴言・失言・珍言備忘録
福島県川内村総務課「税収不足を補う妙案と思ったが、反省している。実際には差し押さえを考えていなかった。あくまで任意の納税を求めたつもりだったが、誤解を受ける表現だった」(報知新聞 3月21日

これ、どう考えても給付金詐欺に近い、巻上げ的発想だと思うのだが…。
日本人って本当に冷たい国民になってしまったと思う。
荒廃しているっていうかね。
地方の方が救いようがないってか。

#48 またお前か!改め「して!」(36)

2008-05-01 00:29:41 | 暴言・失言・珍言備忘録
上本(大分DF)「2度目だ(から警告しろ)」
西村雄一主審(SR)「お前は黙ってプレーしていればいいんだ」「死ね!」
上本「サッカー協会に言いますよ」
西村「また、お前か。うるさい! 引っ込んでいろ」
(スポーツ報知 4月30日6時6分)

田嶋幸三専務理事「協会として重く考えている。いろいろ調査して対処する」
西村「そんなことは言っていない」
(スポーツ報知 4月30日20時40分)

人は間違う。しかし間違うことが悪いのではない。それを正当化しようとするから悪くなってしまうのだ。そしていくら悪くても、世の中には「ごめんなさい」で済む話もある。済ますべきときもある。

誤審というのは、サッカーのエンタテインメントのひとつだと言えなくもない。誤審にヒートアップした観客からレフリーに向かって罵詈雑言の野次が飛ぶのはスタンドでは日常茶飯事である。ぶっちゃけそれはストレス解消の瞬間なのかもしれない(オレはスポーツ観戦に日常のストレスを持ち込むことを否定しない)。誤審はストレス解消のトリガーを引いてくれているとさえ思う。勝てばストレス解消は倍増されるし、そのまま負ければ酒の肴になるだけだ。
しかし、この一連のピッチ上の発言はさすがに生々しい。

彼は“嵐の時間”が過ぎ去るまで、止まらない暴走列車である。
すでに思考停止に陥り、強権発動でしか空気をコントロールすることができなくなっている。そして自分さえも見失った彼は言う。
「お前は黙っていればいいんだ」「死ね!」「うるさい! 引っ込んでいろ」
しかし暴走列車もいつかは止まる。そしてそのとき、我に返った彼は言う。
「そんなことは言っていない」
こういう、立場を笠に着て強権を振り回すタイプの人間はどこにだっている。自分はそのつもりはなくても、である。

やはり日本人レフリーにとって、サッカーはスポーツでエンタテインメントではなく、いつまで経っても「体育」なのではないかと穿った見方もしたくなる。

そんな絶望的な話題はともかく、CL、今季二番目の大一番まであと3時間。

(追記)
「言ってないです。別の言葉を聞き間違えた可能性もある」(サンケイスポーツ 5月1日付

問題は「死ね」(だけ)ではないのだが。
そしてファミリーJOINデイズは続く……。

(さらに追記)
西村「『うるさい。黙ってプレーして』と言った」

<1>テレビ映像での西村主審の様子
<2>F東京の選手が暴言を聞いていない
<3>大分の報告書では暴言を聞いたのはDF上本だけ
田嶋専務理事「『うるさい』も試合中は、あり得る話。失礼と判断されるものはなかった」
(読売新聞 5月1日付)

あれ?
FC東京のプレーヤーも含めて複数のプレーヤーが現場を目撃したんじゃないんですか?
まあ、立場の正当性を主張するために発言されたのならば、その立場で言っていいことと悪いことがあるんじゃないかと思うんだが……今後、レフリーはプレーヤーから抗議を受けても「お前は黙っていればいいんだ」「して!」「うるさい! 引っ込んでいろ」はOKワードとして公式に認められたようです。それで観客が納得するとは到底思えませんが。
そして、それでもファミリーJOINデイズは続く。

「して!」ゲーフラでも作るか……。

(また追記)
原強化部長(大分)「(暴言があったという)複数の証言があがっている。内容に関しては、ここでは言えない。3日に試合があるので、勝てるように協力してもらいたい」(日刊スポーツ 5月1日22時22分

こういう人たちに付け込まれるようなことにならなければいいのだが。

サッカーを毛嫌いする理由「読売テレビ」(ツカサネットネット新聞 5月1日付
審判も選手も“大人”になれ(サンスポコラム「甘口辛口」5月1日

#47 JR東日本盛岡支社

2008-01-10 00:46:59 | 暴言・失言・珍言備忘録
「公共交通機関の利用客が、不快感を覚える可能性が高くないかなどを今後も総合的に判断する」JR東日本盛岡支社

<岩手県奥州市の黒石寺で1000年以上の歴史がある「蘇民祭」の観光ポスターを、市がJRの駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本盛岡支社が「ポスターは客に不快感を与えるかもしれない」と断わっていたことが8日、分かった。>(ナイガイ 1日10日付け)

毎日新聞 1月9日付

おそらく褌(下帯)の有無や髭や胸毛というのは大した問題ではないのだろう。<公共>を盾にはしているものの、要するに中央に映る男性の異様な迫力に気圧されたJR東日本盛岡支社の担当者が<不快感を覚え>たということなのだろうと思う。しかし異様な迫力というのは裸祭りのような祭事にはつきものだ。それが参加している男たちはもちろん、観る者にも高揚感を与える。この写真とポスターは、それを表現しているのだと思う。件の男性(38歳)は、テレビの取材に対して「(テレビニュースに取り上げられたので)余程宣伝になった」と冷静に答えていた。男前だね(その奥さんはちょっとご立腹だったけれど)。
もちろんJR東日本盛岡支社の担当者も<公共>の一部だし、<不快感>という感想を持つのはまったく自由なのだが、それを他人に強要しようというのはいかがなものか。「迫力があって、悪くないデザインだと思う」という別の意見を持つ<公共交通機関の利用客>もきっといるんですよ。そういう平衡感覚は日本人の美徳だったと思うんだけどなあ。
それにしても<公共>を盾に、主観を何でも押しつけようという無責任な手法はいつまで通用するのか。いや、もちろん<公共>は大事なんですけどね。ん~…。

とりあえずJR東日本盛岡支社が管轄する駅では大相撲の地方巡業や加山雄三の裸体ポスターはNGってことで了解した。

#46 厚生労働相

2007-09-11 22:32:25 | 暴言・失言・珍言備忘録
「名前を『家庭だんらん法』にしろと言ってある」(舛添要一厚生労働相)

昨日、露出度の高い服を着て飛行機に搭乗しようとした女性客をアメリカの航空会社が搭乗拒否したというニュースが流れていた。まァワイドショーでは冗談めかして伝えていたが、こういう搭乗拒否の発想の行き着くところは、どうしたって国民服であり、人民服である。そして、やはりそれはジョージ・オーウェルの『1984年』の世界である。
そして日本でもへんてこなニュース。言い替えはともかく、何でわざわざ「家庭」の「団らん」まで法律で定められなければならないのか。健康増進法並に意味不明な、余計なお世話な法律である。
個人的な不快でしかなかったものが、ヒステリックな声で叫ばれ、いつの間にかどこかにいる「みんな」の不快になってしまう。心のどこかで、そう思っていた人々はそれを「当然かもしれない」と受け入れてしまう。そしてそれがいつの間にか「常識」になる。
法律はそんな庶民の揺れ動いていた感情論(それを人情と呼ぶ)の担保になる。担保になった法律によって僕らの感情はもう揺れ動かなくなってしまう。揺れ動くのが人間ってもんなのに。

これも80年代ブームだからか。

ヤダネェ~(風藤松原風)。

ユーリズミックスが聴きたくなった。

#43 ブックオフ社長(66)

2006-05-16 21:51:04 | 暴言・失言・珍言備忘録
「急成長した事業を、創業時からこれまでよく支えてきた」坂本孝ブックオフ社長(66)

<パートの主婦から社長に ブックオフ、橋本常務昇格>(北海道新聞 5月16日付け

 何とも夢のあるニュースじゃないか。急成長のベンチャービジネスに創業時から関わったパートの主婦が、ついに社長にまで上り詰めた……と思ったら、最後の一行にオチが。

<橋本常務はタレントの清水国明さんの姉。>

それって姉弟で支えていたんじゃ……。

#41 非国民(14)

2005-12-17 14:49:04 | 暴言・失言・珍言備忘録
「戦争の悲惨さなどを教えるためで、問題はない」福岡県志免町立志免中学校校長

<福岡県志免町の町立志免中学校(結城慎一郎校長)で社会科の男性教諭(48)が、授業で「臨時召集令状」を全2年生218人に配って戦争参加の意思を聞き、「いかない」と回答した女子生徒に「非国民」と書いて返却していたことが分かった。結城校長は「戦争の悲惨さなどを教えるためで、問題はない」と話している。

 町教委の説明によると教諭は10月27、31日に「第二次世界大戦とアジア」の授業をした。教諭は副教材に掲載されている「臨時召集令状」をコピーし、裏面に戦争に「いく」「いかない」の、どちらかを丸で囲ませ、その理由を記入させた。(中略)「いかない」と回答した女子生徒の一人が、理由に「戦いたくないし死にたくないから。あと人を殺したくないから」と書いた。これに対し、教諭は赤ボールペンで「×」印を付け「非国民」と書き入れて返した。(中略)町教委は、非国民と書いたことについて「確認できず分からない」という。そのうえで授業の狙いを(1)召集令状の持つ意味を理解させる(2)生徒の歴史認識を把握する――としており「決して思想信条を調べるものではない」と説明している。>
毎日新聞 12月17日付

問題は2点、「戦争の悲惨さなどを教えるため」ならば「『×』印を付け『非国民』と書き入れて」返却する必要はまったくない。また「生徒の歴史認識を把握する」と言うが、むしろ安易に「非国民」などと子供に言ってしまう大人の「歴史認識」こそ把握すべきじゃないのか。
子供に「歴史認識」などないだろう。それは、これから“自分で”作っていくものなのだから。
子供にそんな認識しか教えられない教師しかいないのだったら、オレも「非国民」でも結構。「非国民」な生徒はみんな学校から逃げちゃえ。