徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

年末のバス乗り場

2010-12-30 17:47:07 | 素日記
昨日はエコパが終わった後、静岡まで戻って酒。駅南は大人数の宴会が入っているようで厨房はえらく忙しそうだった。まあカウンターは放っておいてくれるからこっちとしても居心地は悪くないんだけど。

日付が変わる前に新宿へ戻って、新南口の高速バス乗り場に通りかかったら、この間の深夜、NHKの「ワンダー×ワンダー」の再放送で観たブラジルのクリスマス休暇で大混雑する長距離バス乗り場みたいに、若者に埋め尽くされていてちょっと笑った。この時期になれば、どこの国も、そんなに変わりゃしないよね。サンパウロの長距離バス乗り場は若者ばかりじゃないから人生いろいろな人情話になってたけれども。まあ新宿の若者たちもいろいろだろうが。

掃除はほぼ終わったけれども(あまり時間がかからないというのが、今年の状況を物語っているんだが…w)、さすがにもうそろそろ年賀状書かなきゃなあ。

最高のクライマックス、へ/天皇杯準決勝・ガンバ戦

2010-12-30 14:32:27 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
昨日はエコパで天皇杯準決勝・ガンバ戦
寝過ごしてしまい予定よりは出発が遅くなってしまったけれどもキックオフの約1時間前には愛野に到着。ゴール裏に適当な場所をキープ。どうせ座りゃしないんだから席などはどうでもよろしい。
ゲームは今季前半のエスパルスを思い出させるような圧倒的な展開になった。
やはり準々決勝の苦しい内容はこのゲームに生かされていたと思うし、12月4日のガンバ戦の「完敗」をそのままお返ししたような内容にサポの溜飲も下がったことだろう。

兵働「今日に関しては、早い段階で点が取れて、リードした状況で試合を運べたので、そうなるとこっちもしっかりバランスをとりながらダブルボランチ気味にするということもできたと思います」

タク「みんなシンプルに出して動いて、出して動いての繰り返しをすごくやっていたので、それがシンプルにゴールに直結していたと思います。あとは、相手のサイドバックの背後を狙っていこうという狙いがあって、そこは今日はよくできていたと思います」

フローデ「今日は本当に選手たちがシャープによく動いていたと思うし、自分自身もそんなに疲れたという感覚はないです」

(以上、J'sGOAL 12月29日付

叩き2戦目の内容は上々で、時間をおかずわずか中2日での元日決勝も勢いを考えれば悪くはない。
そして決勝の相手は鹿島。健太エスパルスが「トップを目指す」ために乗り越えるべき仮想的としてきたのは、浦和、ガンバ、そして鹿島だった。
ガンバ、浦和には割合早い時期から五分以上の戦績を収めるようになったように思うけれども、一年目、二年目の鹿島戦は惨憺たるものだった。目の前で大逆転優勝を見せ付けられたこともあった。
そして6年前と同じように鹿島は変わらずリーグの強豪でい続ける。また決勝戦はACL出場権を争う戦いになる。

口の悪い連中は「健太の思い出作り」なんて書いているが、とんでもない。ひとつのチームが長いサイクルの中で到達したのが、元日の決勝戦なのだ。一体清水以外のどこのクラブが、6年間という時間の中でひとつの方向性でチーム作りを進めることができただろうか。
健太が去る来季以降清水がどんなチームに変貌していくのかはまだわからないけれども、清水が優勝してACLに出場するということは、このチームが「継続」していくということを意味する。
それは来季、大幅な「リセット」が行われ、このチームがどんなチームになろうとも、だ。

また口の悪い連中は、健太のチーム作りを指して毎年「リセット、リセット」と揶揄していたが、「リセット」も毎年続けていれば、それは「勝つ(タイトルの)ためのトライ」に他ならず、それは批判のための批判としか読めなかった。
作り続けるということは常に変わり続けていくっていくことになんだよ。浦和に、ガンバに、そして鹿島に勝つために。フットボールを勝つためには変わり続けなくっちゃいけない。

思えば清水の絶対的象徴だったノボリを送り出したのは健太だった。そしてその年のリーグ最終戦の相手も鹿島だった。結果はドローだったが終了のホイッスルが吹かれた瞬間に和道を始め何人ものプレーヤーがピッチに倒れこんだ姿を今でも思い出すことができる(あの時、「ノボリのために」チームは死力を尽くして戦った)。
それは確実に変化で、チームの変革だった。健太の終わりの年に、ノボリほどではないとはいえ、またしても象徴的な存在であるテルとイチが去っていくのも皮肉なものだ。また暗黒期の“静岡・清水”の悪弊を破壊した健太が去って再び“静岡・清水”が集結するのも…それは、それがサイクルと言うしかない。
そしてまた最後の相手が鹿島だということも。

テウクもマルキもJJも西澤も山西もヤジも和道も純平も、6年の間に去っていった数多くのプレーヤーやスタッフも観ていて欲しい。これが君たちが関わってくれた、健太の作ったチーム(君たちのチームであり、オレたちのチーム)が最後に迎えた最高のクライマックスの舞台なのだ。
ただ、絶対勝って欲しい…とは思いつつも、正直勝っても負けても構わないとも思っている。それが現実なのだし、どちらに転ぼうが、その瞬間にオレたちのチームには終わりと始まりが交錯するんだから。
前を向いて笑っていられるようなゲームになって欲しいと願う。

どんな結果になろうとも、もう何にも怖くない。
『勝利の時も、敗北の時も』の中でオジーが言ってたじゃないか。
目先の事柄に振り回されるのは確かに楽しい場合もある。
しかし、オレたちもそろそろ<一人前>になるべきだぜ。


俺がお前でお前が俺で/天皇杯準々決勝・山形戦

2010-12-27 03:06:15 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
土曜、三週間ぶりのアウスタで天皇杯準々決勝・山形戦
静岡駅からシャトルバスに乗ったのだけれども(時間帯もあったのかもしれないけれども)見回せばほとんどがモンテサポ。強風で時化る駿河湾に目をやり、海岸を抜けた後、澄んだ空気に映える富士山が見えた瞬間に携帯で写真を撮り始める初老サポたち(若者も)。「いや、スタジアムからでも撮れますよ。てかスタジアムから撮った方が綺麗だから!」と言おうとも思ったが止めておいた。
相手がいくら呑気で穏やかな人たちとはいえ、負けるわけにはいかないゲームなのである。
いくら呑気で穏やかな人たちとはいえ、奴らは清水が負けることを願っているのである(被害妄想)。

今季リーグ戦ではホームもアウエイも3-0で勝利している山形相手。しかもアウスタ開催で清水にとっては完全にホーム状態…ではあったが、三週間のブレイクがあったということもあり、しっかり準備し、対策を講じてきた山形にも期するものがあった模様。特に前半は概ね清水ペースでゲームが進んでいたとは思うが、問題はペースを握ることではなくて間隙を突いていくことなのだから、目先の清水のポゼッションはあまり意味がない。という内容で延長、PKまでもつれ込む。
それにしても田代の先制点の後にそれほど間を置かず同点弾をエディが決めたのは大きい。
11月以降、清水を出汁に使ったマスコミの意図的な移籍報道が続いている。しかも他クラブも状況からお構いなしに揺さぶってくる(これを遺恨発生と呼ぶ)。
それを含めてフットボールであり、それを含めてゲームであるのは確かなのだけれども、あまりにも情報が多すぎると単にスタジアムへ行ってゲームを目の前にしても集中できない自分もいる。
これはもう、ゴールか、結果でしか解消できない。
だからエディのゴールは単に追い付いたということ以上の意味がある。

PKでは声を枯らせて祈るように観た。イチの順番では去年のエコパの光景が甦ったが。
トーナメントは結果がすべてである。山形は連敗中の相手に対してエディの同点ゴールまでは9分9厘プラン通りの素晴らしいゲームをしたと思うが、どんな内容でも勝たなければ意味がない。清水はどんな内容でも勝てばいいのである。
このチームはまだ続く。次は中3日、29日にエコパで準決勝・ガンバ戦。
この日の山形がそうだったように、勇気を持って今月4日に「完敗」したガンバに挑んで欲しい。

ゲーム終了後、テルとイチの「エスパルス栄誉賞」の授与セレモニーが行われた。
いまだにテルとイチのいないエスパルスはイメージできないけどね。



今朝は改めて兵働のニュースが報知に掲載された。本人は記事内容を否定したそうだが、事態はまだ流動的だろう。他のプレーヤーの動向も含めて、天皇杯の結果も動向に大きく影響する可能性は、まだ、ある。
このゲームを観て(ちょっとだけ)確信した。

しかし、早くて29日まで、遅くとも一週間後には、この愛すべきチームは解散する。
アングラ情報ともいえる不可思議な報道が繰り返されるプレーヤーも含め、公式に発表されたイチ、テル、アオ、フローデ、西部らプレーヤーはそれぞれの道を歩む。
しかし彼らのプレーヤー人生はまだまだ続くわけだが、健太を中心にして6年間で作り上げたこのチームで彼らが一緒にプレーすることは、おそらく、もう二度とない。このチームでゲームができるのは、あと、多くても2つ。
だからこそ、このチームが「自分のチーム」であることを証明して欲しい。そして、このチームが「自分のチーム」であった証しを遺して欲しい。
PKを決めた兵働が咆哮して、岩下がエンブレムを掴んでゴール裏にアピールした時は感動したんだからさ。おそらくあの時、彼らは言葉にならない何かを表現していたと思う。
そして、あの姿はオレ、オレたちなんだから。「俺がお前でお前が俺で」という…。

こういう状況になると、やはりサポも「プレーヤー」であることを改めて実感する。
こういうサポの陶酔や妄想を嫌う人もいるのはわかるが、仕方が無いじゃない。
サポは「移籍のできないプレーヤー」なんだから。
どうしたって結局サポはチームやクラブを映す鏡なんだ。
だからもうそろそろ仲良しサークルごっこなんてやってないで、もっと声出せよ、と思う。
「自分のチーム」ならば。



Ne'er looked back, never feared, never cried

純度100%/「ザ・ローリング・ストーンズ SHINE A LIGHT」「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

2010-12-25 02:50:13 | Movie/Theater
昼から早稲田松竹へ行って『ザ・ローリング・ストーンズ SHINE A LIGHT』と『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の二本立て。
特に『ザ・ローリング・ストーンズ SHINE A LIGHT』は湘南の番長こと大越さんから「スクリーンで観るように」と言われていたので、これが初見。いや確かにこれはスクリーンで観るべき作品で、特にバディ・ガイが出た後は怒涛の展開(正直、シャウトというよりも無理に大声を張り上げているだけにしか聴こえなかったクリスティーナ・アギレラが出たあたりは一瞬ダルい感じがしたんだけれども…)。自身の自虐的な演技も含めて、クリントンをもネタにして、ストーンズを「単なる」大御所に鎮座させない笑いを作り出す、冒頭とエンディングのスコセッシの演出も見事で、さすが音楽映画の名匠。劇場公開用の映画というフォーマットの中でいかに「ライブ」を再現していくか。煮え切らない音楽ドキュメンタリー流行の昨今、やはり元祖は違うのだった。
一方の『THIS IS IT』。マイケルが個人的な資料(?)としてリハを撮影していた(というのはにわかに信じ難いが、おそらくそれなりの「素材」として撮影していたのは間違いない)という「設定」なのだが、素材が素材だけにある種のドキュメンタリーのフォーマットに沿った構成ともいえる。個人的にはMJにはそれほど思い入れがないのだけれども、彼の最期を思い起こせば胸が熱くなる。

ただストーンズのライブはフロアがパーティーガールとパーティーピープルで埋まっていたのに対して、マイケルの場合はがらんとした客席を映しても、そこにはスタッフとキャストしかいない。しかも彼らはキャストでいながら、ほとんど信者と言ってもいいマイケルファンでもある。そこは純度100%のマイケルの世界なわけだ。作品には接点はないし、たまたま二本立てで観たというだけなんだけれども、それが物凄く対照的で、作品としての完成度は圧倒的にストーンズなんだけど、スクリーンから伝わってくる「THIS IS IT」のキャストの熱さには敵わない。
いろんな意味でそれもMTVぽいって言っちゃえばMTVぽい作品なんだけど。

ちなみにその夜に日テレで『THIS IS IT』が放送されていたりして。
まあスクリーンで観た方が感動が伝わりますよ。

せっかく高田馬場に来たんだからgateoneにも寄りたかったんだが、さすがに真っ直ぐ帰る。

恒例

2010-12-23 02:52:08 | 素日記


年末恒例の浅草寺参り…の前に二台使いのケータイのうち、ウィルコムのスマホがどうにも具合が悪くなったきたので機種変更のために錦糸町のヨドバシへ(気がつかないうちにウォーターダメージがあった模様)。二台ともスマホなのも意味がないので完全に固定電話化しているウィルコムは思い切って通話とメールに特化した機種を選ぶ。
これが…これまで使っていたPHSの機能が10だとしたら今回は2ぐらいしかない。もちろん圧倒的に軽いし薄いし玩具みたいなんだけれども、小さい液晶に表示されるフォントを見るだけで10年前に戻ったような錯覚に陥る。まあ基本通話でしか使わないんだからいいんだけどさ…慣れるまで淋しいだろな…。

開通してから浅草へ向かう。
浅草寺のお参りをしてから新しい靴を買って牛スジの煮込みを食べながら酒を呑む。
年末の恒例。

武道館ロック/THEATRE BROOK<Live long and prosper!Tour>

2010-12-19 23:45:07 | Music
恵比寿リキッドルームでTHEATRE BROOK<Live long and prosper!Tour>
Live long and prosper!=長寿と繁栄を!
日本最強のベテラン・ロックバンドらしいツアータイトルである。ステージの装飾は、あの、Candle June、キャンドル・ジュンですよ。東京のオープニングアクトはマイア・バルーが熱く務めた。

結局レコ発もフェスも行けなかったので丸々一年振りのライブ。今年待望のアルバム「Intention」がリリースされ、最初に聴いた時にはキャッチーなリフとストレートなロックンロールアルバムで聴きやすくはあったのだが、ぶっちゃけ「Reincarnation」の方が出来よくね? と思っていた。悪い。まあ、それは、これまでのシアターブルックの延長線上にある集大成的なアルバムなのだから当然なのだ。
が、しかし。今日ライブを観て評価は一変した。ジャムバンドって言い方はあんまし好きじゃないけれども、やっぱり日本最高レベルのジャムバンドであり、ライブバンドだと再認識した。もともと凄腕ばかりなのだけれども、ライブ数が格段に増えた今年のシアターブルックの成果は確かに現れていたと思う。
「Intention」最高です。何というか、この日もタイジは「武道館、武道館」と連呼していたのだけれども、武道館でプレイしたら、ライブ映えする「Intention」の楽曲もさらに映えるだろうなという…武道館のステージに立つタイジが目に浮かぶわけですよ。どんだけやりたいんだ、武道館で。
ただ…まあ、今日「デュラララ」ファンが会場にいたのか知らんけれども、シアター史上最高のヒットになった「裏切りの夕焼け」が、それほどオーディエンスの反応が良くないのは「こんなもんじゃないぞ」って事を知っているからなんだと思う。それは他の楽曲を聴けば良く判る。

2年振りの復活ライブだった去年ほどの、ある種の重みもなく、セットリストもほぼ「Intention」からの楽曲だったが、本編はタイトで完成度が高くて良かったと思う。アンコールも結局長尺の「夢とトラウマ」1曲のみだった(!)のも清々しく素晴らしい。去年も感じたけれども、本編の完成度が高ければアンコールはあっても無くてもいいのよ。

【セットリスト】
01.TEPID RAIN
02.SNAKE BOOTS
03.ドレッドライダー
04.お尻をひっぱたけ!
05.裏切りの夕焼け
06.TYPHOON SHELTER
07.明日のかけら
08.恋人よ
09.旅人と踊り子(withマイア・バルー)
10.聖なる巨人
11.イカロスの大地
12.ありったけの愛(メンバー紹介)
13.まばたき
(enc)
14.夢とトラウマ

今回のライブはレコーディングされていたそうで、おそらく…またototoyあたりから配信リリースですかね。これも楽しみ。ツアーはこのあと最終公演地、札幌へ向かう。久々に遠征したくなるような内容だったぜ。北海道の民は是非行くように。年末はリフの耳コピを進めよう…。

THEATRE BROOK<Live long and prosper!Tour>
12月22日(水)/札幌ペニーレーン 
開場18:30/開演19:00
オープニングアクト(cosmic stew)

穴は深い/白汚 零「地下水道 undercurrent」

2010-12-19 14:49:42 | Books
NTT関係の保守・点検のバイトをしていた頃、数ヶ月間地下に潜っていた。
地下に潜るというのは文字通り、都内に張り巡らされた地下トンネルに潜るのである。
見慣れている人にはなんてことのない「職場」なんだろうけれども、想像以上のスケールの大きさに軽くショックを受けるような光景が見られる。保守・点検のバイトなんてつまらないように思うかもしれないけれども、正直これは楽しかった。


「地下水道 undercurrent」白汚 零(草思社)

穴というのはいろんな意味で深いのである。

12月/SION アコースティックLive 2010~SION with Bun Matsuda~

2010-12-19 13:40:13 | Music
代官山unitでSION アコースティックLive 2010~SION with Bun Matsuda~。
完全にフロアから人が溢れていて9割方モニターでヲチでしたが。
相変わらずブルーズに陥らない文さんのギターに、ブルーズそのもののSIONの歌とハープ。これが絶妙なバランスなんだろう。去年のライブは盟友の死があったりして結構重い印象があったのだけれども、この夜のライブはわりと淡々と進行した印象だった。アドリブ混じりの「そして あ・り・が・と・う」は年末ソングにぴったりだったなァ。CHABOさんの「Hello Good-bye」みたいなフィーリング。
「たまには自分を褒めてやろう」では途中で歌うのを止めカメラを注意するなんてアクシデントもあったりしたのだけれども、それはともかくSIONの歌を聴いて今年も年末を実感する。
で、記憶頼りの不完全セットリスト。

【with Bun Matsuda】
01.午前3時の街角で
02.夜しか泳げない
03.SORRY BABY(「龍馬伝」の打ち上げで福山とデュエットしたという…)
04.石塊のプライド
05.ちいさな君の手は
06.*****
07.薄紫
08.砂の城
09.遊ぼうよ
10.こんなに天気がいいからよ
11.ありがてぇ
12.*****
13.ガード下
14.からっぽのZEROから
15.お前の空まで曇らせてたまるか
16.Hallelujah
17.燦燦と
【SIONソロ】
18.*****
19.曇り空、ふたりで
20.*****
21.12月
22.赤鼻のトナカイ
23.そして あ・り・が・と・う
24.マイナスを脱ぎ捨てる
【with Bun Matsuda】
25.ごきげんさ
26.たまには自分を褒めてやろう
27.このままが

何か、大事な曲をド忘れしているような気がする…。
帰りに近所の酒場に寄って酒。店長にお願いして3月のSIONライブのチラシを貼ってもらう。
今日も恵比寿でtheatre brook。これも年末恒例…去年は復活ライブだったが一年経つのも早いもんですな…。

we make history together

2010-12-11 01:30:36 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
<清水の来季新監督に現イラン代表監督のアフシン・ゴトビ氏(46)が就任することが9日、明らかになった。(中略)新監督の契約は年俸5000万円(推定)の単年契約だが、期間についてはオプションもあり、3年をめどとしている。02年日韓W杯で世界的名将ヒディンク監督の「右腕」として韓国を4強に導いたゴトビ新監督は「清水でアジアNo.1のチームを目指す」と宣言しているという。>(日刊スポーツ 12月10日付)

新監督が正式に発表された。
まあイラン代表の動向を逐一追っているわけではないのでアフシン・ゴトビというマネージャーがどの程度の仕事ができるのかは、現状としてはプロフィールや数少ないイランサッカーファンのブログ等でうかがい知るしか術はない。
ただしナショナルチームの若き代表監督を一年契約で(オプション付きとはいえ)育成程度の目的で招聘するとは考えられない。健太エスパルスの勝負とは違った意味で来季も勝負の年になる。

<Put your boots on and Join me for an unforgettable journey.>(アフシン・ゴトビ

新しいブーツを履いて(健太ゴメン)オレたちも忘れられない旅に出るんだよ。
まあこれはイラン代表とイラン国民へ向けた言葉なんだろうけど、タクが鹿にちょっかい出されて凹んでる清水サポにも早くメッセージして欲しい。
これは果敢な、ひとつの冒険が終わった後に始まる新しいチャレンジで、煮詰まった水脹れの金満チームにはできないチャレンジだよ。
淳吾にもタクにも参加して欲しい。清水エスパルスというチームが「自分のチーム」だと思えるのならば。

<アフシン・ゴトビ氏の質について私に尋ねるなら、彼はインターナショナルトップサッカーにおいて素晴らしい未来を持っているといえる。そして、彼は現在、イランにとって適切な人物だ。彼よりもよい人物は望めないだろう。ゴトビ氏は非常に高い野望を持ち、国際サッカー界での彼の道を知っている。彼は世界中にコンタクトを持っている。ゴトビ氏は間違いなく、イランをハイレベルに上げることができるだろう。(中略)ゴトビのような経験を持つコーチはアジアにはあまり多くいない。(中略)ゴトビのチームとは対戦したくない。なぜなら、彼が正確に、詳細にコーチングするのを知っているからだ。>(ディック・アドフォカート/アジアカップ2011公式サイト「カリミ、アドフォカート氏もゴトビ氏をバックアップ」

来年1月のアジアカップは日本代表以外にイラン代表にも注目だ。
合流が遅れる可能性があるのは仕方がないが、年明け早々から次期監督の采配振りをヲチできるなんて贅沢な経験は他クラブにはできないぜw
もともとイランの男気サッカーは好きだったので楽しみ。

まあ、その前に天皇杯だけど。天皇杯なんだよなァ…。

痛々しいキンキン

2010-12-08 20:11:53 | News
遅ればせながら先週の「パックインジャーナル」を観たんだが、見所はやはりウィキリークスの話題。
予想通り、これが痛々しかった。
ウィキリークス問題の構造が既存のジャーナリズムの本質をも問うていることは理解しているはずなのに、朝日新聞の山田厚史が結局<記者クラブ>を擁護するような新聞やテレビ等、既存のメディアの優位性を誇るだけなのは仕方がないとはいえ、ホストのキンキンがネットの大前提すらまったく理解していないのが痛々しい。
地上派の報道番組と比較すればまだまともに見えていたこの番組も、一旦ネット絡みのトピックスになると途端に地上波並みの内容になってしまうのはなぜなのか。なぜスタッフはキンキンに事前にレクチャーしないのだろうか(とてもレクチャーしているとは思えない)。
駄々っ子のようなキンキンの姿を見るたびに、もう、この番組がウィキリークスを取り上げるのは無理なのではないかと思う。

ウィキリークスが提示している<世界対個人>という構造を理解する上でネットの専門的知識は決して必要なわけではないと思うが、この問題はすさまじい勢いで世代の断層を切り裂いていると思う(まあ世代の問題だけではないとは思うが)。

で、駄々っ子でアナーキーな頃のキンキン。


健太無残/最終節 ガンバ大阪戦

2010-12-05 13:08:36 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
アウスタで最終節ガンバ戦
ゲームの入り方は悪くなかった。あまりにも悲痛というしかない西部のアクシデントが起こるまでは。

しかし何という既視感だろうか。ガンバ相手にこの展開は観た事がある。昨年11月22日のアウスタでのガンバ戦を思い出させる完敗。アクシデント絡みで早めに失点を喰らうと、ガンバは幾分引き気味になり、しかし中盤での寄せは激しく、相手のミスを誘発させてショートカウンターでゲームを支配する。
スカパーでのインタビューでも健太が言うようにチーム力の差があったとは思えないが、3点目を決めた佐々木の投入にいたるまで西野のプランに完全に乗せられてしまった。確かに素晴らしいゲームだったと思うし、ガンバにとっては素晴らしい結果だったと思う。
しかしリーグ戦のホームラストゲーム、健太の6年間を締めくくるゲームで、この完敗はあまりにも無残すぎる。

西野朗監督「選手が自分たちで立てられる最高の目標設定を、今日このゲームで出したいということで、その目標を明確に持って、今日のゲームで実践できたんじゃないかと思います。何となくという目標ではなくて、“必ず”という全員の気持ちが伝わったゲームだったと思いますし、非常にハードワークして集中した素晴らしいゲームをやったと思います」(J'sGOAL 12月4日付

西野の言う<何となくという目標>は、ゲーム前に健太が口にした「3-0で勝ってシーズン最多得点」発言への当てこすりと取れなくもない。このゲームでの西野のアクションはそれほど激しかった。そして、やはり、それほど清水は<何となくという目標>しか持ち得なかったと思わざるを得ない。
勝利によってACL出場圏を確保するという明確な目標設定を立てるガンバに対して、前節終了時点でもはや今日勝ったとしても順位を上げ、リーグ戦でのACL出場圏に喰らい付くことも叶わない清水。11月に入って敗戦処理の報道が繰り返され、6年に及んだ健太体制のリーグ戦での、ホームでのラストマッチも、プレーヤーには「目標設定」にはなり得なかったのか。外的な目標設定ではなく、自ら目標を設定し、モチベーションを上げゲームに臨むというメンタリティをこのチームはとうとう獲得できなかったのかもしれない。
本当のところはわからないが、身体は正直だよね。

まあそれはスタジアムの雰囲気にも表れていた。つまり、どこか、もう「このチームは終わってしまうのだから誰も責められない」という雰囲気。この日も珍レフリングを繰り返したレフリーの柏原には相当罵声が浴びせられたが、もはや健太やプレーヤーに野次を飛ばす人はほとんどいない。
スタジアムにいた誰もがわかっていることで、それは、このチームは間もなく終わってしまうからだ。
それでもガンバに3点目を取られて席を立つ人たちがいた。まあ、おそらくそれには何のメッセージもなくて、単に「もうゲームは決まったからとっとと帰ろう」程度の気持ちしかなかったろうけれども、闘っているチームに対して「席を立つ」という行為そのものには何らかのメッセージがある。
しかし、この日、終わっていくチームに対して「席を立つ」というメッセージはほとんど意味がない。

この後、アウスタで天皇杯準々決勝が行われるとはいえ、天皇杯予選ではクラブによるセレモニーは行われない。
公式にこのチームを見送るのはリーグ戦最終節しかないのだ。
それは、勝とうが負けようが、である。
その雰囲気は、仕方がないとはいえ温さを生む。ゲーム終了後に行われたセレモニーでの健太やプレーヤーのさばさばとした表情を見れば、それがわかる。
だから、残念だけれどもチーム力に差がなくても完敗するのだ。それは最終節で感動的な奇跡の残留を果たした神戸と前節対戦したときに見せつけられたことじゃないか。それは<何となくという目標ではなくて、“必ず”という全員の気持ち>の違いに他ならない。あのゲームは神戸にとっても、清水にとっても実に大きな分岐点になった。チームスポーツにとって目標を失うことの恐ろしさを改めて感じる。
セレモニーで健太は苦笑いしながら挨拶をしたが、ちょっと、これは無残としかいいようがない。
綺麗な富士山が見えて、冷たく澄んだ空気に花火も映える冬のアウスタは最高なんだけれども、この6年間に行われたセレモニーの中では実に微妙で、別の意味で切ない空気が流れた。
このままで本当に天皇杯は大丈夫なのか。

健太「この1週間、色々終わったあと、何を言おうかなと考えたんですが、『まだやっぱり終われない』という想いが強くてですね、何とか天皇杯、最後の気持ちを皆さんに観てもらいたいなという風に思ってます」(Sの極み 12月4日付)

確かに「6年間、楽しかった」し、「健太、ありがとう」なんだけれども、それは本当にすべてが終わってから書くことにする。このまんまじゃ終われないよな…とサポならば思うだろう。
しかしプレーヤーがどう思っているのかは、正直わからない。これから25日の天皇杯山形戦までは三週間が空く。公式の移籍情報の類は出るだろうが、プレーヤー自身の情報は極端に減っていくだろう。彼らが改めて自らのモチベーションを上げ、果たして<何となくという目標ではなくて、“必ず”という全員の気持ち>を獲得することができるのか。考えれば考えるほど絶望的な気持ちになるが、淡い期待も捨て切れない。
西部の怪我の情報もまだ公式には出ていない。まだ「終わっていない」のに、だ。
このまま不完全燃焼で終わってしまうのか、それとも元日まで完全燃焼できるのか。はっきり書くが、この期に及んで闘えないプレーヤーはもはや必要ない。クラブ公式サイト用の空虚なスローガンも必要ない。個々のプレーヤーやクラブ関係者、サポーターの、このチームに「かける想い」が問われている。
普段ゴール裏はアウエイ専だけれども、次のアウスタ天皇杯はゴール裏へ行って精一杯声を出そう。

リーグ90勝目は、第二次健太体制で実現しよう。その日がきっとやってくることを信じている。



<日本代表としても活躍した現役時代には、これほど「勝利」が遠いと感じたことはなかった。今季J1最年少監督としてようやく1勝に届いたが、その相手は同最高齢63歳のオシム監督で、年齢差は24。「リーグ戦で勝つことが、そんな簡単なものではないと先輩方が教えてくれた。プレッシャーの中で、どうやって勝つか。勝つことの難しさをあらためて思い知らされた」。勝ち気で負けず嫌いな監督が、しみじみ言った。>
<会見でオシム監督は「気持ちというのはすごく大事です」と切り出した。「清水はメンタル的に何かを成し遂げようという準備がきちんとできていた。反面、うちは全くできておらず、実力を発揮できなかった。(中略)試合後のミーティングも約30分と長引き「今日のような戦いぶりではいつか下位に低迷する」と警鐘を鳴らした」(以上日刊スポーツ 2005年4月24日付)


セレモニーの演出は非常に良くなったと思う。
しかし泣くと思ったけど、泣けなかったな。まあ、まだやっぱり「終わってない」からなんだけど。
それにしてもスタジアムのPAは何とかならないのか。

駅南で呑んで、東京帰ってから地元でもちょっと呑んだ。
ということで店長に無理強いして地元の酒場にエスパルスのポスターを貼らせてもらうことにした。静岡・清水とはまったく関係ない土地ですが。ちょっと嫌そうな顔をしていたような気もするからポストカードにしこうかなァw
(12月6日加筆・修整)

行かない理由って?

2010-12-03 18:35:25 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
ライブでも芝居でもそうだと思うけれども、好きなくせに何だかんだとスタジアム(現場)に行かない理由を探している人間というのは一体何なんだろうか。
サポが愛情を表明するのは突き詰めていけば現場に行くってことだけなんだから、問題は行くか行かないかだけで、そこに理由は必要ない。
現場に行けばそこには何かがあるんだから、四の五の言わずにまず行けばいいのである。
アウエイでどんな嫌な目に遭ったって最終的に「行かなきゃ良かった」なんてことはないよ。

天皇杯二回戦とか仕事が終わらないとか金がないとかなら理解できる。
理解はするが、それを言い訳にする必要はない。何かを犠牲にして、無理してでも現場に行っている有志たちがいるんだから、何かを犠牲にできなかったり、金策ができなかった自分を恥じ入るだけである。ピンサポのオレでさえ、アウエイで必ず現場に来ている人たちの顔はそれなりに覚えている。どんなにクズヤローでも、目的を履き違えているような連中でも、まず彼らは尊敬に値する。
しかし信じ難いことにサポを名乗りながら、6年間という長い期間、エスパルスの指揮を執ってきた健太のラストマッチなのに行かない理由を探している人がいる。しかもホームなのに。

行かない理由を探す人は自分の愛情を疑ってみるべきだろう。マジで。

ラストマッチについては改めて。

攻撃的だった証

2010-12-02 02:59:07 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「今年のテーマであった『攻撃的に』ということで、現在(リーグトップ)のガンバ大阪の総得点62点を抜きたい気持ちがある」(現在エスパルスは総得点が60点なので3対0以上での勝利)(Sの極み 12月1日付)

確かに健太は以前から<総得点数=勝ち点>という考え方を口にしていたと思う。
実に苦しみ抜いた後半戦を考えるといかに前半戦をハイペースで得点していたかがわかる。
優勝を意識するのも当然である。オレたちはすっかり優勝するつもりでいた。

まあ仮に63得点(勝ち点)取っても名古屋には追いつけないわけですが。付け加えると、今年ホーム&アウエイでとんでもない失点を喰らっているのも名古屋戦なわけで。

総得点でトップになることは今更勲章にはならないけれども、きっと2010年の清水エスパルスの証になるんだよ。
10年後や20年後に、今年を思い出させてくれるような証を残してくれ。

ゴーズオン/糸居五郎「僕のDJグラフィティ」

2010-12-01 22:34:12 | Books
<小林 「日本語ってむこうでつくられた音楽にのれないですよ。最近の若い人たちの発音が変わってきて、だいたい音楽にのれるようになってきたけど、昔の日本語、あるいはもともと日本語の性質というのはミュージカル・アクセントの言葉ですから音の高低で進行する。歌みたいな言葉で、ストレス・アクセントじゃない。
 つまり、強弱で進行しないから、ロックやジャズのリズムにとてものりにくい言葉なんですよね。それをのせるという話法を糸居さんがつくったということ。
 あと、それに関連するんですが、言葉の文体を変えちゃったということ。
 ぼくの解釈ですけども、糸居さんが、『おはよう』といった時、もう『ございます』はカットしちゃう。一小節があったら一小節に『おはよう』をぶち込む。そのときの間で進行する。こんにちわ、おはよう、ドン、きょうはいい気分、ドン、みたいなそれでいっちゃう。
 そういうふうなスタイルを糸居さんは日本でつくったということですね。ぼくとして、すごく尊敬してます。」
糸居 「人間はリズム人間とメロディー人間とありましてね。玉置さんのはやっぱりメロディー人間のやり方で、じつにうまく言葉をつないでいく。ぼくたちのはリズムで、わりあい切っちゃうことが多い。そういった意味では野球の実況放送なんかによく似ているところがありますね。というのは、話す文体をすぐおしまいにできるようにつねに考えながらやってるから。」(中略)
小林 「たとえば糸居さんが接続でいく時に『さて』とかそういうのより『続いての曲、そう、何とか』というふうに糸居さんが発明した間の言葉があって、みんなそれをいやらしいくらいにコピーしているわけですよ。そういうような意味じゃ初めてですよね、糸居さんのスタイルってのは。」>
(糸居五郎×小林克也 DJは音楽の料理人/糸居五郎『僕のDJグラフィティ』第三文明社刊)

<昭和20年の夏、ボクがあの敗戦を中国の大連でむかえた時、まわりの日本人は、みんな慟哭していたよ。だけど、僕は不思議に泣けなかった。これから、ユダヤ人のような長い放浪の旅が始まるんだな。思ったのはそれだけだった。>
(糸居五郎 81年6月30日午前6時)