徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

うp神

2005-04-30 22:19:01 | Music
ということで、ニュース23の金曜特集で放送された「ありがとう渡」編をすっかり見逃した……と思ったら、2ちゃんねるで番組をうpしてくれた神がいた。二日酔いでぼーっとしながら見る。今日から吉祥寺バウスシアターでレイト開始(現在上映中?)。

grant green『green is beautiful』、grant green『talkim' about! 』、『monty python and the holy grail(ost)』、『jim webb songbook』購入。

タカダワタル的(バウスシアター インフォメーション)

リリース/『GATE ONE』

2005-04-30 21:58:57 | Music
オレもライナー制作で参加させていただいた、橋本信二さんと梶原まり子さんの初アルバム『GATE ONE』が完成した。
当初の見込み(諸般の事情があったのだ)では完成はGW明けと聞いていたのだけれども、チラシの打ち合せのためにGATE ONEへ行くと、丁度橋本さんがCDを搬入中。この日のメンバーは大口純一郎(p)、橋本信二(gt)、小杉敏(b)、村上寛(dr)、梶原まり子(vo)とレコーディングメンバーで、ちょっとした発売記念ライブになった。せっかくなのでラストナンバーに『LOVE ME TENDER』をリクエスト。素晴らしかったス。
この後、近くのコットンクラブでコミュニティFM番組のライブ収録があるということで移動。福田重男さん、小泉高之さんたちもいて、これでホントの発売記念ライブ。何だかんだで4時過ぎまで。飲みすぎ。

CDのお求めはGATE ONE(問い合わせ03-3200-1452/19:00-26:00)まで。近日中にHPでも受け付けると思われます。よろしくです。

感性/「リンダリンダリンダ」「どんてん生活」

2005-04-29 05:22:43 | Movie/Theater
今朝(28日)はCLを観た後、山下敦弘監督の『どんてん生活』DVD。妙に70年代ぽいのは監督の卒業制作のためか。エンディングらしいエンディングでもないので書いてもいいのだろうけれども、最後の「1億円あったら何でも屋の会社を興す」という言葉がよかった。1億円あっても「何でも屋」かよw その他、夢も希望もないとはいえ、「幸せになりたい」とか「いろいろ願う」とかざっくりと大雑把な願望を口にするところが所謂童貞っぽさを感じるわけだが、そんな等身大の諦念とバカっぽさが全編を占める怪作。

ということで、渡さんの会を経由して、京橋の試写場で山下監督最新作『リンダ リンダ リンダ』。物語は学園祭で軽音楽部の女子高生たちがブルーハーツを歌う、というとてもシンプルなもの。主演は4人。天真爛漫なペ・ドゥナ(政治的ヘヴィネス皆無)、どう斬ってもアイドル的魅力に溢れる前田亜季、美少女で可憐な香椎由宇。ここで異質なのが劇中ベースを弾く、実際にミュージシャンでもある関根史織(base ball bear)。山本浩司が出演しているとはいえ、ほとんどまともな男しか出てこない今作で、山下テイスト=女の童貞っぷりを感じさせる史織タン。本当の童貞はミもフタもない妄想に陥りがちだが、女の童貞(所謂処女?)は極めて現実的に振れる。つまり彼女は女子高生の姿をしたおばさんである(リアルな女子高生というのはかなりおばさんっぽいという認識)。
そんな彼女が珍しくロマンチックな言葉を口にするシーンがあるのだが、これがこっ恥かしくも、気持ちいい、イカニモ青春なシーンになっている。大島弓子の(作品名忘れちったが)死んだオバサンが女子高生のカラダを借りてフォークダンスを踊るという作品があったけれども、一瞬そんなねじれたロマンチックを感じた。
んー童貞的な見解かもしれんが。

<感性で必要なものって「オバサン」と「少年」だけのような気がする。「オバサンと少年だけでいい!」って言っちゃうのはね、それの反対を考えると分かるの。オジサンと少女だけになったらねェ、なんにもないんだよな。(改行)情念世界でエロチシズムしてるだけっていうところがあってね。それの対立概念ってことになると「オバサンと少年」だけのような気がするの。オバサンと少年になるとね、近親相姦にならないんだよね。「母と少年」になるとどうも近親相姦の匂いがするけど、オバサンと少年つうと、ミもフタもないものが二つあるっていう、そういう気がしてね。(中略)少年の感性を持ってる女がどうってことになると、大体少年っていうのは、エロチックなもんだからさ、それで全然かまやしないんだっていう風に思うの。オバサンっていうのはさ、性行為を回避するもんだけど、少年っていうのは性行為の中にいるようなもんだからね、(中略)俺の場合両方持ってるしね。性的になろうとすると少年みたいになっちゃうし、ドメスティックになろうとすると、オバサンになっちゃうしね。そういうバランスで、いいんじゃないかって思うの。日常生活ってドメスティックなもんだから、日常生活を少年の“観念的”でやり始めると大変なことになっちゃうんだよね。>(橋本治『ぼくたちの近代史』主婦の友社=河出文庫)

GW中にもうちょっと考えてみるべ。
LB、今月のテーマは『リンダ リンダ リンダ』と山下敦弘監督と童貞的青春映画とビルドウングス・ロマン。テーマ、でかっ……。

ちなみにパンフレットにロッキング・オンの山崎洋一郎氏がブルハについて談話を寄せているけれども、ブルハのインパクトというのは“ロック言語”“日本語”の問題以前に、当時の若僧に「スゲエ、オレもやりたい!」って思わせたことだと思うです。映画で描かれるパッションもそういうもんでないかな?(これは童貞的に反するが)

さらにちなみにこんなのも。ハラハラ時計……。

自転車にのって/小金井公会堂・自転車にのって ありがとう渡

2005-04-28 22:27:32 | Music
小金井公会堂で「自転車にのって ありがとう渡」。
会場に入るといきなりいせやの社長の花が目に入る。その脇にはイノダコーヒ、URC、ショーボートなど渡さん縁の会社からの花が多数(根岸季衣も)。ロビーと喫煙所には吉祥寺の有名人も勢ぞろいといった趣き。
夕方にどうしても外せない予定があったため、最初の1時間30分ほどしかいられなかったけれども、(その時点での)参加ミュージシャン全員による『自転車にのって』に始まり、発起人のひとり中川五郎さんがMCを務め、声を詰まらせながら友人代表で挨拶した柄本明さん、田川律さんのスピーチ、南こうせつ氏の『ブラザー軒』等、それぞれがそれぞれのスタイルで渡さんを送る。ステージ上には花束と一緒に多くの酒が手向けられ、笑って送ろうという雰囲気が会場に満ちていたのはよかった。長髪のおじさんも多かったけれども、意外なほど若い人が多かったか。次号LBでレポート予定。
(参加者)中川五郎、差等GWAN寛、南こうせつ、田川律、柄本明、キヨシ小林、山崎ハコ、松田幸一、いとうたかお、山田パンダ、遠藤賢司、山本コータロー、井上陽水、小室等、及川公平、大杉漣、四角ケイコ、なぎらけんいち、坂崎幸之助、佐久間順平、シバ、中川五郎、笑福亭鶴瓶、斉藤哲夫、中川イサト、杉田二郎、鈴木慶一/他

<追悼:フォーク歌手・高田渡さん、地元に“追悼の輪”小金井などでイベント/東京
◇小金井、28日にライブ形式の「送る会」
◇吉祥寺、30日~ドキュメンタリー上映
武蔵野市を生活の拠点にし、今月16日、56歳で亡くなった日本フォーク界草分けの歌手、高田渡さんを追悼する動きが、地元を中心に広がっている。28日には小金井市公会堂(同市本町)で仲間の音楽家が発起人となり、ライブ形式で送る会を開く。武蔵野市吉祥寺本町の映画館「バウスシアター」は昨年公開して話題となった高田さんのドキュメンタリー映画「タカダワタル的」を30日から上映する。(中略)送る会「自転車にのって~ありがとう、渡~」は、中川イサトさんら親交の深い8人の音楽家が「密葬だったため、ファンときちんとお別れする機会を設け、渡さんにありがとうの気持ちを伝えよう」と呼び掛けて実現した。午後1時に開始し、高田さんの楽曲をファンと一緒に7時間にわたって歌う。参加費は1000円で当日参加できる。
 「タカダワタル的」は、高田さんが自宅に近い吉祥寺―三鷹駅付近にある行き付けの店で歌について語る内容で、ライブ映像も盛り込まれている。約1年前の公開から地元での上映が待たれており、バウスシアターでの上映がようやく決まった直後の訃報(ふほう)だった。
 初日の30日には舞台あいさつやミニライブも予定されていただけに、バウスシアターの西村協さんは「地元では待ちに待った凱旋(がいせん)上映だったのに、残念でならない」と話す。30日から5月13日までの2週間、連日午後9時15分から上映される。前売り1300円、当日は一般1500円、大学・高校生1300円、中学生以下1000円。
 西村さんは「吉祥寺の街の文化を象徴する存在だった」としのび、高田さんが足繁く通った吉祥寺の老舗やきとり店「いせや」には、訃報を聞き訪ねて来たファンや旧友が「寂しい」「惜しいなあ」とカウンターで会話を交わしているという。>(毎日新聞)

ちなみに6月24日、『タカダワタル的』DVDリリース。
いまだに映画『タカダワタル的』が「短い」だの「渡さんのインタビューが少ない」だの言う人がいるけれども、あれはあのスタイルだから「音楽映画」たり得たわけであって、テレビ的な(要するに説明過多な)ドキュメンタリーを求める人には物足りないだろうけれども、それは野暮というものだろう。と思ってはいるのだけれども、インタビューを含むDVDの映像特典は110分。本編の約2倍也。

(追記5月15日)
<顔を知っている記者が寄ってきて、テープレコーダーを突きつける。
あんまりよくなかったんじゃないかというので、俺はよかったよというと、少し不満そうだ。
今日の収益は高田家に入るんでしょうかと聞くので、入場料一律1000円じゃ儲からないだろと応える。
いったいなにを書く気なんだ。>
いしかわじゅんホームページより

ヘンな記者……。

(追記)
O氏にはかつて取材アポをスルーされた経験があるけれどもw いくら元経験者だからと言ってこれはひどいんでないの? ライターとしての信用なくすと思う……てかオレはもう信用しないが。

#23 マイケル・ハリマン氏

2005-04-28 02:28:59 | 暴言・失言・珍言備忘録
「私が真に喜びを感じる時があるとすれば、彼らが実物よりも『良く』なった時だけです。」マイケル・ハリマン氏

 ドイツの発明家が、世界で最も高性能なロボットダッチワイフを開発した、と主張していることが明らかになった。
 このロボットは、ニュルンベルク出身の航空整備士マイケル・ハリマン氏によって開発されたもので、セックス中になると心臓が速く鳴り出す仕組みを持っているという。ハリマン氏によれば、息遣いもだんだん激しくなり、内蔵されたヒーターで体温を上げる仕組みも持っている。ただし足だけは「実物と同じように」冷たいままとの事。彼はこう語る。「彼らと実物とを区別することは殆ど不可能です。しかし、私は今でも改良型を開発し続けております。私が真に喜びを感じる時があるとすれば、彼らが実物よりも『良く』なった時だけです。」
 ロボットは「アンディ」というブランド名で、ベーシックモデルで一体4,000ポンド(約81万円)で販売中。巨乳等のオプションは別料金との事。医療用に開発されたシリコン製の皮膚の下には、セックス中になると速く鳴り出す心臓を装備している。遠隔操作で動作させることも可能で、ボタン一つでベッドの中でお尻をフリフリさせてみたり、思わせぶりなそぶりを見せる事も思いのままだという。ハリマン氏は、このロボットのデザインはアメリカで売られているダッチワイフを改良したものだ、と語った。ananova(元ネタ)

セックス産業大国日本にもこういう会社があるわけですが。おそらくハリマン氏に勝るとも劣らないかと……。

チャンス

2005-04-27 23:20:18 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
Qポジションは違うんだけど財津君が出たり年下の真希君が出たりってことは刺激にはなってた?
岩下「そうですね。やっぱホントに良い意味で、チャンスはあるんだなと思いますし、良い刺激にしながら頑張ってこれからもいきたいなと思いますけど。」(Sの極みより)

<清水エスパルス平成16年度決算報告>
・興行収入 5億円(リーグ戦15試合、カップ戦3試合、PSM3試合 計21試合)
・1試合当りの平均入場者数 13001人
・広告収入 10億3100万円
・事業物販収入 2億9700万円
・サッカー普及事業(スクール等) 1億7800万円
・出版収入 1億1500万円
・Jリーグ分配金・その他(移籍金等) 8億9400万円
・その他 1億5800万円
合計 31億7700万円(前期比17.0%増)

早川社長コメント
「チーム作りにはいろいろな形があり、自前で若手を育てる広島型、お金をかけて外部から選手を獲得する浦和型があるとするならば、その2つをうまくミックスさせて3年ぐらいで優勝を狙えるチームにしたい」
「育てた若手を積極的に売るような、選手供給型のクラブにする気はない」
「7月27日(水)にリバプールとのプレシーズンマッチをエコパで行う予定。ACミランともやりたかったが難しそう」
「10月22日(土)に行われるホームのダービーは、サポーターの以前からの強い要望を受け2000年以来5年ぶりに日本平で行う」
(Sの極みより)

激闘

2005-04-25 21:01:09 | Works
LB6月号色校。
ツー・スリーで打ち合せその他雑談。知野二郎さんに明日の打ち合せ時間を決めようと電話したら風邪の模様。本当に『龍熱大全』では激闘していただいたようだ。お疲れ様です。

the kenny burrell quartrt『the tender gender』、soul flutes『trust n me』購入。soul flutesはジャケが思いっきりファンキーで期待して試聴させてもらったら脱力系モンド調で笑えたので購入。フルートの世界をナメてました。kenny burrellは王道ですな。

照姫

2005-04-24 19:06:02 | Music
石神井公園で照姫まつり
路上ガードマンのバイトをしていた頃、練馬というのはもっとも行きたくない土地のひとつで、練馬の現場を指示された時には気が重くなったものである。道の狭さ、渋滞、狭量で荒みきった人心……そんな街、練馬なのである(イメージ)。石神井公園へ行く道すがら、そんなことを思い出してしまった。すっかりトラウマだよ、練馬シティ。

先日GATE ONEで会った洋平君たちのBabyBrothersの出演時間は14時30分から20分ということで急いで行ったのだが、家を出るのに時間がかかってしまい、1曲目(?)の『涙そうそう』の途中で到着。あっと言う間に終わっちゃった感じだったが、区民まつりじゃ仕方がないか。でもナカナカいいんでないの。ただ老若男女不特定多数の前でこそMCはしっかりやった方がよかったカモ。そこは残念。
ま、しかし雑務で嫌なことがあった時の音楽ってのは効く。区民まつりもまったりして、いかにも日曜日の昼下がりっぽくてちと癒されたですよ。
終演後、洋平君に挨拶。梶原まり子さんも来ていたらしい。
そういやベイビーブラザースってジャクソン5の前のグループ名じゃん。そういう由来なのか。大きく出たなあ。

それにしても、写真失敗……最近撮ってないからなあ……。

#22 ブレイクオンスルーする日本人

2005-04-24 18:20:03 | 暴言・失言・珍言備忘録
「領土・歴史問題を突き抜けている」(韓国の人たち)

韓国の俳優ペ・ヨンジュンさんの次回主演映画「外出」(邦題・四月の雪)の撮影中現場を見学する日本からのツアー客約二千六百人が二十三日、ソウルに集結。日韓関係悪化の中、大挙してやって来た日本人を目の当たりにした韓国人たちは「領土・歴史問題を突き抜けている」と驚いていた。(中略)突然の“騒ぎ”にキャンパスの学生らはびっくり。韓国メディアも注目し「ヨン様ブームなお」「韓日の緊張関係をまったく意に介していないようだ」などと伝えた。西日本新聞

『殴り殺される覚悟で書いた親日宣言』で著者のチョ・ヨンナム氏は「(2002年W杯で)自国が敗退しても韓国を応援する日本人に驚いた」そうだけれども、おそらくこれは日本人に染み付いたお祭り体質、無礼講の思想だ。
だから「忘れない人たち」はイライラするんだろうけど。

交感

2005-04-23 17:57:41 | Music
久しぶりにgate one
この日のライブは福田重男(p)、佐藤ハチ恭彦(b)、セシル・モンロー(dr)+橋本信二(gt)、梶原まり子(vo)。隣では「1セットしか観ないから半額にしろ」という白人グループ。白人はシビアだね。というよりも、お客さんで来ていた女性ヴォーカリスト2名が1曲ずつ歌って、さらにその後まり子さんが実力を見せつけるという2セット目の方がむちゃくちゃよかったんだが。やっぱりこの店は“道場”だと思うですね。オレはプレイヤーでもミュージシャンでもないけれども、そういうミュージシャン同士の交感というか交歓というのは、カウンターで観ているだけでも伝わってくる。
ま、年度末から一昨日まで疲弊しまくっていたので、それだけでも心揺さぶられましたが。
結局GATE ONEは午前4時過ぎまで。そしてなぜか一緒にカウンターに最後まで残っていた洋平君なる男子ヴォーカリストと亀戸まで(勿論初対面……彼は完全に乗り越してたけど)。彼はオレに説教して欲しかったのか……よくわかんねー。ということで明日は石神井公園まで彼が所属しているアカペラグループを視察予定。
ライナーを制作させていただいた橋本さん、まり子さんのCD『GATE ONE』のリリースは『龍熱大全』同様、来月のGW明けになる模様。CD販促用チラシ制作の依頼も受ける。

福田重男トリオ+ONE、布川俊樹『LIVE@Body&Soul』、VA『SOUL GOSPEL』、MILES DAVIS 『ON THE CORNER』、『THE ORIGINAL FLEETWOOD MAC』購入。

『龍熱』ひとまず終了

2005-04-23 17:19:08 | Works
一昨日、知野二郎さんと6ヶ月に渡って共同作業した『香港クンフー映画評論集 龍熱大全』(ぴあ)の作業がようやく終了。あとはスムーズに進行することを祈るばかり。(結果的に……)知野さんの書き下ろし100ページ超、金子ナンペイ画伯の表紙も熱い本書は、5月半ばには書店に並ぶと思われます。よろしくです。『映画秘宝』田野邊編集長をはじめ、ご協力者の皆様ありがとうございました。いろいろと書籍編集について勉強になりましたです(痩せなかったけどネ)。

LB7月号のアポを少々。

第7節 市原戦

2005-04-23 17:03:42 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
2点目が獲れない清水、毎試合2点以上獲ってきた市原。
この勝利でオレたちは変わるはず。健太おめでとう。

「監督ではなくて去年まではやはりブラジル人の問題があったんじゃないでしょうか、このチームは。でまあすごく有名な選手とかがいて、周りの期待が大きかったんじゃないでしょうか。
清水は今回監督が決めて、若い選手を多用しているということで、そういう意味では優勝するとかそういうことじゃなくて、やはり清水のクラブとしてのプランによって、そういう風に若い選手を使い続けることによって、今シーズンが終った頃には若い選手が一人前の選手になっているんじゃないでしょうか。そういう意味では「清水というのは若い選手がたくさんいるよ」という一つの方向性が生まれるということでも良いことではないでしょうか。
あとはまあそれで、どうゆう結果になるかっていうことですけど。まあただ、やはりこの自分たちの地方の選手が良いプレーをしたときにはやはり良いものですよね。」(ジェフ千葉 オシム監督/Sの極みより)

渡なき吉祥寺

2005-04-16 18:47:31 | Music
午前中、高田馬場へ向かう車中、スウィンギンバッパーズの牧さんから電話がかかってきた。
そして高田渡さんが亡くなられたことを伝えられた。
4月3日、釧路のライブ後に倒れて現地の病院に入院し、昨夜未明に亡くなられたのだと言う。

<本当に久しぶりに高田渡さんと会った。初めて特集でお会いしたのが7、8年前。ご縁があったのか、それからしばらく本誌で連載インタビューをする機会を得て、毎月渡さんとはお会いしていた(もちろん吉祥寺で)。その当時、近々に取り壊される予定だった、都心の同潤会アパートを一緒に訪ねたことがあった。その時に撮影した写真を、年末の大掃除で見つけ、「いせや、行ってみようかな」と思っていたところだった。何せ一時期雑誌(LB)を離れるとき(丁度同時期に渡さんとの連載インタビューも終了した)、次の行き先をぼかして、告げずにお別れしたことが自分なりに気になっていたのだ。久しぶりに会った渡さんはその当時よりも本当に元気なように見えた。僕もあの当時よりも元気になったと思う。(僕にとって)会っていなかった時間が無駄ではなかったと思った。>

昨年の4月号で映画『タカダワタル的』を取り上げたときに、本当に久しぶりに渡さんに会った。その時の編集後記にこんなことを書いた。昨年、映画『タカダワタル的』が全国で公開され、時局柄『自衛隊へ入ろう』のカヴァーで再び<高田渡>の名前が注目を集めた。そう、この一年は「タカダワタル」ブームのような状況が起こっていた。きっと昨年会った渡さんがとても元気そうに見えたのは、そんな充実した状況があったからだろう(もちろんお疲れ気味だったけれども)。映画のHPを見たり、映画の広報担当だったアルタミラピクチャーズのSさんの話を聞くたびに、渡さんにとって本当にいい一年だったのではないかと思う。
4月30日から吉祥寺で、その『タカダワタル的』の凱旋上映が予定されていた。
オレはどんな顔して映画を観るのだろう。
今、最後のアルバムになった『タカダワタル的』のサントラを聴いている。
ちょっとばかり寂しく、心細くなる。

今日、渡さんは釧路から吉祥寺へ戻ってくるそうだ。
渡さんのご冥福をお祈りします。

(追記 4月16日)
本日、近親者による密葬をすませ、お通夜・葬儀はない模様。
後日ファンも参加できる<お別れ会>が催されるそうです。

(さらに追記 4月17日)
密葬に行かれた方の話では「本当に“いつもの渡さんのように”眠っているいるようだった」とのこと。出棺は明日の模様。本当に明日、お別れです。

(さらにもっと追記 4月21日)
送る会が決定したようです。

「自転車にのって~ありがとう、渡~」
日時/4月28日(木)13時~20時
会場/小金井市公会堂
参加費/1000円

高田渡さんが死去 60年代フォークの中心(共同通信)
高田渡(ウィキペディア)
『タカダワタル的』公式HP