徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

勘太郎さん

2009-03-31 01:30:58 | LB中洲通信2004~2010
浅草で内田勘太郎さん、前作のGUITAR SINGS以来3年ぶりの取材。伝法院通り周辺で撮影後で、お馴染みの居酒屋さんで話を伺う。全曲歌モノとなった今回のアルバムについて、勘太郎さんの歌心、日本語ブルーズの原点、そして昨年亡くなられたブルーズマスター塩次伸二さんや70年代の関西ブルーズシーンの思い出話も少々。
6月号特集で掲載予定。

持ち味/ナビスコ予選第2節京都戦

2009-03-30 12:47:34 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
日曜日。
アウスタでナビスコカップ予選第2節、清水対京都戦。

メンバーの揃わない京都相手とはいえ、概ね清水ペースで、完勝でホーム初勝利。
テル、イチがスタメンを外れて淳吾と純平を投入。攻撃的な純平が入ったせいか、テルの替わりに中盤の底を担った真希はほとんどスイープに時間を取られ持ち味は出せていなかった。まああの状況でもっと走れ、ミドル撃てというのも無理な話なのだが、後半に入ってテル、オカが投入されると真希、枝村、それに岩下まで(それが持ち味の)飛び出す場面も多く見られた。
このまま続けていけば大丈夫。次は4月5日、神戸戦。

南口酒場で軽く呑んでから帰京。

真面目なやつが多いから/第2節名古屋戦

2009-03-23 00:04:41 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
西部「そんなに……真面目なやつが多いから。やっぱりそれだけ考えることも大事だし、でもまあネガティブになる必要はないと思いますけどね」(Sの極み 3月22日付)

スカパー!で名古屋対清水戦。
信じがたい結果になってしまったが負けは負けだ。だが点差ほどチームの差はないのはゲームを観ればわかることで、前半の前半とか後半の前半とか、アレとかコレとか……決めるべきところを決めていれば展開はまったく違ったはず。内容が悪かったとは到底思えないので、ひとまずキープオンしていって欲しい。まあ名古屋の先制点、追加点は抜け目のない見事なゴールだったのは認めざるを得ないが(ロスタイムのPK判断は断固意味不明)。

せっかくこの4年で対ガンバ、対鹿島、対浦和には目処が立ったのに、ここにきて名古屋が台頭してくるとは面倒じゃのう……(まだ名古屋の実力は信用してないが)。

幸か不幸か、水曜日のナビスコカップ第1節はお休み。しかしスタートダッシュの3月は他クラブも低調だったのは幸いで、確かなので、まあ4月から上げていきましょう(またリーグの次節相手の神戸ってのが渋いゲームになりそうで…しかもその次のホーム戦は未だ未勝利の川崎…面倒だから早く勝て川崎)。

先週の入稿直後から寝たきり状態だったので、この結果は辛いものがあるが、病状も無理やり回復させたので、オレも今週から徐々に上げていきますよ。
29日のアウスタ、ナビスコカップ予選・京都戦は行く。

#49 福島県川内村

2009-03-21 12:36:42 | 暴言・失言・珍言備忘録
福島県川内村総務課「税収不足を補う妙案と思ったが、反省している。実際には差し押さえを考えていなかった。あくまで任意の納税を求めたつもりだったが、誤解を受ける表現だった」(報知新聞 3月21日

これ、どう考えても給付金詐欺に近い、巻上げ的発想だと思うのだが…。
日本人って本当に冷たい国民になってしまったと思う。
荒廃しているっていうかね。
地方の方が救いようがないってか。

我慢のとき/第2節横浜M戦

2009-03-15 23:27:00 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「まあここは我慢のときかなと」(Sの極み 3月14日付け)

日本平改めアウレリオスタジアム(嘘)ことアウスタで清水対横浜マリノス戦。開幕戦に続いて渋いゲームになってしまったが、まだまだこれからということで。
次節はアウエイとはいえ、ACLで連戦中の名古屋戦。次節こそ状況的にも結果出さないと駄目でしょう。出せるはずだから。

帰りに焼き鳥屋に入ったらレッズ時代の永井のポスターが貼ってあった。長谷部のサインもあった。どこにも現れるね、レッズ関係者……。どこだよ、ここは。

最終コーナー

2009-03-09 20:37:50 | 漣流 sazanami-ryu
シンコーミュージックにて「漣流」本文の最終チェックを受け取る。まだ許諾関係を処理しつつ、修整する部分はあるのだがこれでほぼ本文は固まった。
発売日も4月中旬ということでほぼ決定。

長かったのう…。
長かったし、腹の立つこともあったりして。

ちょっとしたストレスはやっぱしモチベーションになるですよ。

見てもつまんねーなと思うわけですけど/第1節 大宮戦

2009-03-08 20:12:18 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「大宮ホームのゲームですよね?ですから別にエスパルスが面白くする必要は全くないんじゃないかなと(記者笑)」(Sの極み 3月8日付)

いよいよ、清水の開幕戦。2009年第1節「大宮vs清水

まず最初に謝っておく。
大宮はきっちりとコンセントレーションを高めて仕上げてきていた。大宮アルディージャのサポの皆さんごめんなさい。

大宮は決して攻撃的ではなかったが、ゴリ押しの<ハイプレス>は確かに効果的で、清水の出鼻を挫くことに成功していたと思う。あれがシーズン通してできれば上位も夢ではないとは思うが、初期ノブリン時代の柏を見ればわかるように、それ(だけで)はやはり無理な話だと思うけれども。

ましてや大宮のようなクラブは開幕で当たるには実に嫌な相手である。FC東京を返り討ちにした新潟のように、磐田を粉砕した山形のように、優勝争いを目標にしているクラブと同じように、下馬評の低い、つまり降格候補周辺にいるクラブというのは、開幕ダッシュが必須条件である。降格候補が降格候補である所以は長いリーグを戦い抜く地力に劣るわけで、各クラブの調子が揃わない開幕戦にある程度のピークを持ってくるのがこれらのクラブにとっては当然の戦略だ。
多少のパスミスはあったとはいえ、キックオフから大宮のプレーヤーが飛ばしに飛ばし、研ぎ澄ませたカウンターを繰り出していくことにプランを絞っていたのには、張監督のそんな意図があったのだと思う。オレもあれが90分続くとは思わなかった(張監督曰く「フィジカル70分、精神力20分」らしい)。
この日、健太の交替カードを切るタイミングについては多少不可解なところもあるのだけれども、リスク・マネージメントとしては、まあありかなと。大宮をいなしてきっちり勝ち越しを決めるほど、清水のプレーヤーもまだ動けていなかったと思うし。
次は14日、横浜マリノス相手に、日本平改めアウスタ開幕戦。

話は変わる。
冒頭の健太のコメントは、こんな質問に対する答えたものだ。

<Q1 なんか去年から、これで0対0の試合が3試合続いたんですけど、偶然的な要素じゃなくてね、なんかその背景に必然的なものがあるのかなと。まあ今開幕戦ということでそういうような状況もあったんだろうけども、去年からエスパルス対アルディージャはずーっと引き分けで、見てもつまんねーなと思うわけですけど、何かそれに対するバックグラウンドみたいなものがもしパッと頭に浮かんだものがあれば>(Sの極み 3月8日付)

何だろう、この慇懃無礼な感じは。リスペクトの欠片もなく、喧嘩を売っているとしか思えない質問は何なんだろう。

例えば、清水エスパルスのサポーターにとってとても不快な原稿ばかり書くライターがいるとする。これを仮にRさんとする。あくまでも仮に、である。
Rさん(仮)の原稿はいつ読んでも
①「相手に対するリスペクトがない」
②「実は文章を書く能力がないんじゃないか」
③「つまらない」
とオレが思ったとする。そして直接Rさん(仮)に直撃インタビューをする機会があったとする。①②に関してはRさん(仮)も反論のしようがあるだろう。掴みあい覚悟でオレも質問する。しかし③をそのまんま質問できるだろうか。

「Rさん(仮)の原稿は読んでもつまんねーなと思うわけですけど、何でつまんねーのか、そのバックグラウンドを教えて下さいよ。もしパッと頭に浮かんだものがあれば」

などと訊く人間がこの世にいるのだろうか。しかも「もしパッと頭に浮かんだものがあれば」である。
これではいくら清水に対していつも失礼なRさん(仮)も怒るだろう。旅人でビジネスマンの中田さんだったら「この虫けらが!」とか、言うと思う(ケラさんご結婚おめでとうございます)。仮にもジャーナリスト、プレスを名乗って記者会見に出席するなら、こんな質問をしちゃいけない。
 
「つまんねーな」と思うなら、その「つまらなさ」を自分で分析し、その推論をまず健太にぶつけるのがジャーナリストの質問というものだろう。それを言うに事欠いて「つまらなさ」の当事者(健太)にそのまんま、添加物無しに、ストレートに「つまらなさ」の理由を訊くという、この無神経さは何なんだろうか。

何だろう。何でだろう。何でだろう。




自民の政府高官の実名よりも、この質問者の実名を知りたいわ。

(追記)
「アルディージャとの対戦は、昨シーズンも含めてこれで三試合つづけてゴール無しの引き分けということになったが、観ている方にとっては面白くないサッカーという印象が残るかもしれない(私は楽しんだけれど、というニュアンスを含めたつもりだったけれどネ・・あははっ・・)、偶然要素は別として、そのようなゲーム展開になった必然的な要素は何だと思われるか?」

レッズナビで頑張ってて下さい。

順位予想&第375回

2009-03-07 01:37:25 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
1位 清水
2位 横浜M
3位 鹿島
4位 浦和
5位 ガンバ
6位 神戸
7位 FC東京
8位 川崎
9位 名古屋
10位 京都
11位 大分
12位 広島
13位 柏
14位 千葉
15位 大宮
16位 磐田
17位 新潟
18位 山形

清水が1位なのは状況的にも方針としても当然なのだが、今年は変則的な中断もほとんどなく、ACL&代表戦を考えると2位が非常に難しい。まず妙に高評価が多い名古屋と、確変を見抜かれた評価の多い大分。リミットがある中でチームを替えずにやりくりする大分となぜか替える名古屋だが、替えずに闘えるほど甘くはないし、替えてすぐ通用するほど甘くもない。これ、微妙なニュアンスの違いだが、大きな違いがある。2クラブとも去年並みに評価するのは選手層、補強状況、スケジュールを見る限り無理があると見た。
鹿島と川崎も補強(方針)と選手層は前々から疑問に思っているので押し難い。川崎はギャンブル的な手法もそろそろ…という感じもするので、これは一気に順位を落とす。ガンバは駒が揃ったからうまくいくようなチーム(監督)でもないので、これも落とす。ということで、去年、名古屋の小川があんだけ評価されるなら、マリノスの渡辺千真もブレイクしてもおかしくないだろうということでマリノスを2位に推す。今年のマリノスは2、3年前の清水のような匂いがする。

ただ、今年は清水がぶっちぎりますが。



totoも買った。
大宮対清水戦はtoto対象外だったが。

今年は真面目に予想することにする。

第375回
①F東京vs新潟→1
②磐田vs山形→02
③名古屋vs大分→02
④千葉vsG大阪→1
⑤鹿島vs浦和→10
⑥川崎vs柏→1
⑦横浜Mvs広島→1
⑧京都vs神戸→10
⑨熊本vs草津→2
⑩札幌vs仙台→1
⑪徳島vs東京V→2
⑫福岡vs富山→1
⑬岡山vs甲府→2
ダブル×4

順位予想(ダイ編)

2009-03-06 02:27:03 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
SD編集部08→09年シーズン大予想
      08年 09年
川原  崇 5位→4位 
小松崎 弘 4位→5位
小須田泰二 12位→7位
塚越  始 7位→5位
原山 裕平 7位→4位
田中 宏和 4位→4位
谷沢 直也 7位→5位
五十嵐 創 5位→3位
長沼 敏行 9位→6位
飯尾 篤史 8位→10位
広島 由寛 3位→2位
大木  勇 5位→7位
倉林 佑弥 8位→8位

磐田担当の小須田さんはどう見ても磐田を無理やり清水より上位にしたいがために、磐田を6位、清水を7位に予想。そんなんだったら予想なんてしなければいいのに、と本気で思う。てか広島さん、いい加減に1位予想しようよ。来年じゃ遅いんだよ。

同誌に掲載された健太×泰年対談は短いながらもわかりやすく、好感が持てる内容。一方、和道のインタビューは実に腹立たしい部分が見受けられた。あーあ、そりゃ大事なとこで負けるわ……みたいな。

順位予想(マガ編)

2009-03-06 01:34:02 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
順位予想の参考にするために久々にマガダイを買ってきた。
番記者の白瀬さんが1位予想するのは当然として、その他に1位を予想した、慧眼の持ち主はニッポン放送の煙山光紀さん、東京中日スポーツの上條憲也さん、日刊スポーツの荻島弘一さんの4名。その他、目を引くのは昨年は2ケタ順位予想という、ふざけた予想をした大住良之氏がいきなり3位、浦和のある意味、主・河野正氏が意味不明の4位という上位予想。この人たちに何が起こったんでしょうか。

一方、今年も実に不可解な予想をする人たちがいる。

忠鉢信一(朝日新聞)12位
福田龍之介(埼玉新聞)14位
福谷佑介(報知新聞大阪)10位
島田徹(フリー)10位
西部謙司(フリー)13位

ちなみに今日の朝日紙面に掲載されていたのだが、忠鉢氏は「ケニア! 彼らはなぜ速いのか」(文藝春秋)で、ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞されたそうだが、気鋭のスポーツ記者として、この見る目のなさは一体どうなのよ。おまけに鹿島のブラジル人監督様が朝日のインタビューで完全に清水をスルーしていらしたので怒り倍増。

ということで、こういうストレスというのも、サポートする力になるのです。
ありがとう、忠鉢さん。

開幕戦である大宮対清水戦の予想記事にも触れてみる。
大宮番の内田さんは<(大宮は)昨年のスタメンから5人が入れ替わり、チームの完成度に不安が残る>と書く。しかも<理想を追求すべきか、現実に即するべきか、監督の判断が問われる>と結ぶ。しかし、見開きページの大見出しは、ちと意味不明だ。<清水の生命線は中盤でのパスワーク 大宮が組織化されたハイプレスで迎え撃つ>とある。
これは意味がわからない。完成度に不安が残るのに、見出しのように勇ましく<迎え撃>てるのか。

あと残り2日で大宮の<組織化されたハイプレス>が完成しちゃったら謝る。

「広告批評」を久しぶりに買った/2009年2月号

2009-03-04 01:43:15 | Osamu Hashimoto
久しぶりに『広告批評』を買った。どれぐらい久しぶりかというと、以前買ったのはいつなのか、どれくらい久しぶりなのか、まったく思い出せないぐらい久しぶりである。
橋本治の連載は昨年8月号までで一旦単行本にまとめられた。しかし昨年9月号から本誌の休刊になる今年4月号までの掲載分は単行本化未定なので、これは本誌を買うしかないわけである。これについて橋本氏は、版元のマドラ出版があるうちに一旦単行本化して、マドラに利益を入れるという意図があるらしいのだが、実はオレみたいに、かつては『広告批評』も読んでいて、今は単行本でしか連載を読んでいなかった読者に改めて本誌に買わせつつ休刊を迎えるという、橋本氏の意図もあったんじゃないかな、と思う。やっぱり雑誌の休刊ってお祭りだからギャラリーが沢山いた方が盛り上がるし。
ということで、あの、『広告批評』もあと2号。

今回の「ああでもこうでも」は<派遣切り>。

<「会社は“家”じゃない。だから、経営者は“親”ではないし、社員、従業員は“子”ではない」という考え方だってあるだろう。しかし、「家」というものがかつての機能を失ってしまった時、会社がその機能を代行しなかったら、社会というものはバラバラになる--私は、こういう考え方をすることが「企業の社会責任」なんだと思う。(改行)「派遣切り」というのは、「お前はウチの子じゃない。認知してない“摘出外の子”だ。どこへでも行って勝手に生きろ!」と言っているようなもんで、それでいいのか? とも思う。「家」が備えていた「職業」という特性を、会社はみんな奪ってしまった。>(橋本治「ああでもなくこうでもなく」No.134 『広告批評』2009年2月号より)

相変わらず橋本節は響く。
トータルで10年も会社に所属したことのないフリーランスのオレは、清水エスパルスというプロサッカークラブにも、そういう「家」的な機能があるべきだと思っているんだけどね。要するに、やっぱり、あれも、そういう可能性を持ったコミュニティーですよ。あと何(十)年かかるのかわからんけれども。

<広告夫(中略)…本当にお疲れのようですね。
 橋本  ええっと、ずっと疲れてんですよ。
 広告夫 はい。
 橋本  それを言うと、昭和が終わって、『'89』を書き上げてから、ずーっと疲れてるんですけど。
 広告夫 なるほど。
 橋本  まともに答えたほうがいいですか?>(お別れ広告批評大会誌上再録「広告夫婦がゆく!!」スペシャル 『広告批評』2009年2月号より)

このやりとりは笑えた。
ラスト2号も買いますよ。

4月号到着

2009-03-04 00:06:17 | LB中洲通信2004~2010
LB4月号到着。今回の特集はサザナミ本の取材でもご協力頂いた田辺靖雄さんと九重佑三子さんの芸能人夫婦デュエット道。テレビの青春時代である60年代のアイドルのデビューから馴れ初め、そして現在。
関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。只今発送中。

Dead or Alive

2009-03-01 04:23:49 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
<あくまでも個人的な予測ですが(中略)なければ、クラブには大きな再編の波が押し寄せるでしょう。>(Sの極みメルマガ

シーズンが始まる前からわざわざ悲壮感を漂わせることはないのだが、健太自ら<集大成の年>、言い換えれば<土壇場の年>なわけである。誰が何と言おうとこの4年間は順調な成長曲線を描いてきたと感じるし、前進することはあっても後退することはなかったと思うのだが、それもここまで来ると結果を出さなければ意味がない。
まさに生きるか死ぬかの状況に違いはないのだ。

でも、あえて、ここでアルディレスの言葉を引く。

もし周囲の人がみな度を失って あなたを非難しても 落着きを失うことがないなら
もしみんなの者があなたを疑っても 自分に確信を持ち 人の疑いを思いやることができるなら
もしあなたが待つことができ 待ちくたびれることがないなら
もし偽りを言われても 偽りを返さないなら
そして善人ぶったり りこうぶったりしないなら

もし夢を持っても その夢に振り回されないなら
もしよい思いが浮かんでも それを最後の目標としないなら
もし勝利を得ても 敗北をなめても 勝利に酔わず 敗北にくじけないなら
勝利と敗北のふたりの詐欺師を同じように扱えるなら
もしあなたの語った真理のことばが 無頼の徒によって
愚か者をとらえるわなとしてゆがめられるのを聞いても 耐えることができるなら
もし心血を注いだものが破壊されるのを見て 腰をかがめてそれを拾い 古い道具で再建するなら
(中略)
地はあなたのもの そこにあるすべてのものもあなたのもの
--私の子よ もうあなたは一人前だ
ラドヤード・キップリング「もし」/『人生の訓練 新版』V・レイモンド・エドマン/海老沢良雄・翻訳/いのちのことば社

<自分としては、サッカーの試合の結果などにできるだけ影響されないようなふりをしています。しかも本当はふりをするのではなく、実際そういうことに影響されないよう心がけたいと思います。キップリングの有名な詩があります。

あなたがそれら二人のペテン師とうまくつきあうことができれば、
勝利と時も敗北の時も
あなたがそれら二人のペテン師と同じようにつきあうことができれば
あなたは男なのです

しかし現実はそう簡単なものではありません。私はまだサッカーを生きているからです。>
(『勝利の時も、敗北の時も』オスヴァルド・アルディレス/鍋田郁郎・構成/NHK出版)

熱くなることは恥ずかしいことじゃないよ。冷えてしまう方が余程後悔する。
例えどんな結果になろうとも、オレは何にも変わらない。