徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

「くじけないシンボルに」/ひょっこりひょうたん島(蓬莱島)地図

2013-06-26 13:49:48 | News Map

<人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとされる岩手県大槌町の蓬莱島が、宙に浮く状態になっている。所有していた大槌町漁協が東日本大震災の影響で経営破綻し、破産管財人の管理下に入ったからだ。(中略)山形県出身の井上(ひさし)さんは53年に上智大に進学。しかし、すぐに母親が屋台を営んでいた大槌町の隣の釜石市に移り住んだ。3年ほど、母親の手伝いや、図書館のアルバイト、結核などを治療する国立の療養所職員として働いていた。釜石を離れて8年ほどたってから、「ひょっこりひょうたん島」の放映が始まった。(中略)ひょうたん島の形は、蓬莱島にそっくりだった。いつしか、地元では蓬莱島がモデルという説が定着した。井上さんの小説「吉里吉里人」も同じ町内の地名「吉里吉里」からとったともいわれる。(中略)多くの住民が、島が再び、元の姿を取り戻し、憩いの場になることを望んでいる。(中略)住民の要望を受け町も動き出した。町の幹部は、「こちら特報部」の取材に「本年度中にも購入する方向で検討を始めた。島を町の文化財にすることも考えている。今後、金額などを管財人と具体的に詰めていく」と説明した。>
(東京新聞2013年6月9日付 ひょうたん島はどこへゆく?破産管財人管理下に 大槌漁協破綻で/「くじけないシンボルに」住民熱意 町動かす 購入の方向で検討)

連続する可能性が高い/玄海原発北東断層郡地図

2013-06-26 12:53:45 | News Map

■糸島半島沖断層郡-前原断層-日向峠・小笠木峠断層
<福岡県沖から佐賀県に並ぶ3つの活断層は、つながっている可能性が高いという調査結果を九州大などのチームがまとめた。総延長は約50㌔に達する。断層が長くなると地震の規模も大きくなるため、原発再稼動の是非に影響しそうだ。下山正一・九州大助教(地質学)(中略)は「未調査の場所に断層が走っていることが分かった。3つの断層は連続する可能性が高い。地層中の火山灰のデータから、8万5千年前以降に何回か活動しているとみられる」と話す。(中略)九電は玄海原発3、4号機の再稼動を7月にも申請する意向だ。渡辺満久・東洋大教授(変動地形学)は「最新の調査結果に基づいて、原発の耐震性を評価するのが原則。3つの断層が連動した場合を想定する必要がある」と話している。>
(東京新聞2013年6月13日付 玄海原発 周辺3断層は「連続」/九大チーム連動で最大M7.7)

一線を越える/排外デモカウンター行動(6.16)

2013-06-17 19:45:06 | News


開始時間である14時30分前から歌舞伎町交番、大久保公園周辺はかなり沸騰していたようだ。
この日のデモ隊がどこか散漫で、疲労感さえ漂わせていたのは、おそらく事前のトラブルが頻発し、集合場所の公園内外でプレッシャーをかけられ続けた(かけ続けた)効果だったのだろうと思う。
しかし、今回はこれまで以上にさまざまなことが起こり過ぎた。

そんなことも知らずにオレは14時に新宿に到着し、歩いて大久保公園へ向かう。
この時点ですでに清さんとクボケンさんのトラブルは起こっていたようだが、確かに先月、先々月と比較しても歌舞伎町交番の周囲は機動隊の姿が多かった。公園に到着すると大久保病院の入口周辺(公園の出入口ゲートがある)では、ケータイカメラを構えた一般人(カウンター?)にデモ参加者が掴みかかり、揉み合いが始まった。間もなくノイホイさんたちもやって来て、機動隊の規制線を挟んで10数人で罵声と「帰れ」コールが起こる。
その時点で集会前のトラブルは知らなかったけれども、徐々に歩行者に向かって笑顔で手を振る余裕さえなくなっている春先から現在までの経緯、デモ前の桜井(高田)誠の挑発的な実力行使予告もあって、今回は只ならぬ雰囲気を感じていた。今回は手を出してくるのは間違いない――そもそもこの時点でデモ隊とカウンターの対立以上に、警備のテンションも上がっていたのは間違いないだろうと思う。



スタート時間が近づき、デモの出発ゲート付近に移動。移動途中、「檻」の中から挑発する輩が4人、5人とやって来る。その中にセレソンのユニフォームを着たおじさんがいた。彼は日系ブラジル人だという。
途中からオレたちは罵声や怒声ではなく、二言三言と普段のトーンで言葉を交わす。彼も直前までのように敵意を剥き出しにするようなことはせずに話す。参加するのを止めるように話し続けたが、彼は「在日特権が…」と言いながらオレたちに背を向けて、スタートを待つ隊列の中へ戻って行った。
オレもゲート前のカウンターに加わる。

間もなくカウンターから凄まじい「帰れ」コールが始まった。住民のクレームもありゴールの柏木公園でのカウンターが封印されて以来の怒声だったと思う(警備がしっかり排除しなかったせいか、反・反原発のプラカードを掲げて詰め寄る頓珍漢なオヤジもいたが…)。
盛大な「帰れ」コールが10分近く続く中、デモはなかなかスタートせず、カウンターは徐々に機動隊に公園から引き剥がされ、職安通り方向へ押し出されていく。オレはデモ隊が公園のゲートを通過した時点で職安通りに回り込む。

今回のデモは「桜田祭り」と題されていた。よりによって「桜田」の「祭り」である。そもそも真面目に行動しているとは思えない連中ではあるけれども、ヘイトで弄んでいるとしか思えないネーミングである。それまでも「カーニバル」等を使用していたけれども、もはやこのようなデモに許可を出す意味がわからない。まったくデモのネーミングに情熱を燃やす連中の神経がわからない(これは左右に関係なく、そう思う)。
職安通りの手前で先頭の街宣車の助手席にいた「桜田」に併走して怒声を浴びせかける。

職安通りに出ると明治通り方面に向かって警察車両(人員輸送車)が長々と駐車され、デモ隊が歩く車道とカウンターが併走する歩道を完全に遮断していた。オレは横断歩道を渡らずに反対側の歩道で併走しながらデモを追う。反対側から明治通りに回り込むと、職安通りでかなり通行規制がされたらしく明治通りではカウンターの数が激減した。それでも通過中もトラブルが頻発していたようで、デモは遅々として進まない。

「メインストリート」の大久保通りでは街宣車のふざけた、挑発的なコールが炸裂する。ちょっとこれは悪ふざけとしても理解不能であったが、連中のコールや怒声はこれまでのように在日や朝鮮半島を対象にしたものよりも、確実に「しばき隊(カウンター)」に向けられたものが増えているように感じた。
この日のデモは取ってつけたようなヘイトスピーチを除けば、ほとんど「しばき隊(カウンター)に直接向けられた怒声、罵声」か「しばき隊(カウンター)から自分たちを守らない警察批判」のみと言ってしまってもいい内容だったのではないか。
憎悪(ヘイト)の対象は在日、朝鮮人から、これまで以上にしばき隊(カウンター)、警察に向けられている。

デモの最後の直線である小滝橋通りでは小競り合いや、それに関する逮捕者が続出した。
オレは反対側の歩道を追走しながら柏木公園へ向かったのだけれども、小滝橋通りではこれまでにないぐらい直接併走していたカウンターが多かった。これはきっとカウンターの「学習効果」だろう。
もともと最初の集合場所では威勢がいいものの、後半に向かって猛烈な勢いでバテ続けるのが連中の特性なので、傍目からも疲れている様子は見て取れた(二日酔いかもしれない)。そこに強烈なカウンターが併走していれば「暴挙」に及んでしまうのも頷けるというものだ。
まったくカウンターは非暴力ながら性格が悪い。
小滝橋通りの後半からゴール付近では隊列も乱れに乱れていた。

逮捕者1名を出した前回の柏木公園封鎖が今回の事態を招いたと言えなくもないが、今回も名の売れた連中が逮捕されたが、何といっても「被害者のつもりで被害届を提出しに行ったら逮捕された」という桜井逮捕の影響は小さくない。
「遊び」はもうおしまいだろう。
しかし「遊び」はもうおしまいだからって、これからまた面倒なことは起こり続けるのだろうけれども、もはや「一線」は越えてしまったのだ。先週12日には山形県生涯学習センターが新大久保での一連のデモ、トラブルを理由に在特会への施設貸し出しを拒絶した。来週には渋谷でデモがある。そして今月30日には再び新大久保でのデモが予定されている。桜井が拘束されている新宿署前で「不当逮捕」と抗議を続ける彼らも決断を迫られている。

しかし、カウンター側もクボケンさんや清さんらが意味不明に拘束されてしまった。これらのトラブルは現場での目撃者や動画が残っているので大事にはならないだろう。
彼らの一日も早い解放を願っている。
#FreeKuboken #FreeMasterlow 
残りの人たちも。

「ジョン・オカダをさがしに」

2013-06-14 22:48:33 | Books
<さて、文化をもたず、文学もなく、なにひとつ作品もうまず、過去に太平洋をわたってきたもの以外に作家というのがひとりも現れなかったような一民族の中で生まれたとしたらどうか。新しいアメリカを経験し、その方法的知識をうみ、つくりだしてきた二百年間をもつ白人とくらべて、その期間に幾世代もつづいてきたけれど、その民族はなにひとつコトバもつくらず、冗談ひとつ記録されず、一冊の本も書かなかったとしたら。(中略)
 それこそ、おれが育った境遇だ。料理の本以外の文学的遺産といえば、キリスト教帰依者とか、白人と結婚しただけで白人どもから進歩したといわれるポカホンタス的黄白人のこどもたちの自叙伝しかない。おれは、ほかになにひとつ知るべきものがないんだから、黄色人文学については、ほかになにひとつ知らずに育った。百五十年におよぶわれわれの歴史のなかで、中国人の場合なら六世代、日系人は四世代、朝鮮人二世代といったなかで、だれひとり自己についてナニガドウとかダレガドウとか語られずにはいられない衝動すらもたずじまいだった。(中略)
 一九五七年に書かれたジョンの小説を発見したことは、文学史のなかで憂鬱で孤独な感じになっていた白人作家がマーク・トゥエインをさがしあてたのと酷似している。『ノー・ノー・ボーイ』はおれが黄色人種の歴史のなかでただひとりのキ色人間作家じゃあないのを証明してくれた。この本がすごくいいから、おれは自分のものがどんなにつまらなくてもかまわないんだという気持ちにしてくれた。解放してくれた。(中略)
 アジア系アメリカ人は自己憐憫と、「アジア系アメリカのアイデンティティ危機」という豪勢な理論のまわりをただウロウロしてきた。それは大量生産的布教活動でわれわれを改宗させようとして以来ずーっとつづいている。文明は宗教を基盤にしていて、一番いいのは、ひとつの神をあがめることだという考えが普及してからずーっとそうだ。キリスト教の宣教師はわれわれが同胞の女に接するのも否定し、キリスト教に改宗したものだけに婚姻を認めた。そうやってわれわれの人口までコントロールした。二十年代には、自分がだれなのかわからないようなアジア系アメリカ人世代がうまれた。いまだにそのままだ。ジョン・オカダは、この「アイデンティティ」の危機がトータルには現実であり、同時にどうしようもなくインチキだ、ということを、いまでも多くのキ色人間には強烈すぎて読むのがおそろしい、この本で示している。>

<今月、アジア系アメリカ人作家やおれみたいなコトバ屋が全国からシアトルに互いに出合うのを楽しみに集まった。シアトルは特別なところだからだ。われわれの歴史の多くがここにある。開拓者的アジア系アメリカ人ジャーナリストや作家をうんだ地だ。ジェイムズ・サカモト、モニカ・ソネ、ビル・ホソカワ、ジム・ヨシダ。だがしかしジョン・オカダこそ唯一の偉大な作家だ。おれはシアトルにもどってきた。「ジョン、あんたの本を読んだぜ。すごく気に入ってるぜ」と言うために。>
(ジョン・オカダ『ノー・ノー・ボーイ』中山容・訳 晶文社/「ジョン・オカダをさがしに」フランク・チン1976年6月)

フィクションを越える術/言論しばき VOL.2「ヘイトとは何か」

2013-06-10 21:51:37 | News


日曜日、銀座(その後の渋谷も)ではいろいろとあったようだが、ネイキッドロフトでレイシストをしばき隊presents 言論しばき VOL.2「ヘイトとは何か」
もはや「言論(理屈)」で在特会周辺に勝ち目がないのは当然なわけだが、野間さん、松沢さんが4時間半に渡ってヘイト豚とその一味を完全に「言論」でしばきまくる。また弁護士の山下さんは法律家の立場からヘイトに対峙していくための法律の解説とその具体例を挙げていく…のだが実は国連の人種差別撤廃条約を留保付きで締約している日本の差別に対する認識の薄さ、ヘイトスピーチの法規制に関して「表現の自由」を金科玉条とする法曹界を中心にしたの抵抗などが多少愚痴っぽく語られた。
目の前にあからさまな「ヘイト」が通り過ぎても凝り固まった世間の認識はなかなか動こうとはしない。

この日、提示された資料、データは野間さんがUPしているのでそちらを参照。これを読むだけでも現状を把握することができると思います。
前半「ヘイト解説」
後半「法規制関係」

(↑ヘイトスピーチの意味と新大久保の現状をダイレクトにわかりやすく表現した図解は、やっぱしこれ)

イベントの終盤、「天皇朝鮮人説」を質問した方がいたのだけれども、これを野間さんはレイシスト言説に対抗するためのレトリックとして認めつつも「(民族も人種も)フィクション」と言い切った。

そして、ある人たちにとっては差別やヘイトもフィクション(他人事)なのだろう。
そんなフィクションに対していかにシリアスに向き合い、乗り越えていくのか。法規制のハードルは高いのだろうが、その一方で小さくとも個人でやれることはある。レイシストをしばき隊(カウンター)やプラカード隊はそのひとつの「やり方」である。
時代遅れの理屈やフィクショナルな言葉が行動を縛るのではなく、スピーカーや参加者が語ったひとつひとつの具体的な言葉が「あと一歩」を踏み出させるきっかけになる、そんなイベントになったと思う。
今、現場でリアルに生きている言葉や現状に生かされるべき法律ってのはそういうものである。

4時間半に渡る言論しばきの最後を野間さんは「このへんに…しといたるわ!」と締めた(…言うと思った)。

イベント終了後、Fマリノスの清さん@masterlowに初めて挨拶。
それまで挨拶をしたことはなかったけれども、その言葉と行動力において実に誠実な人だと思っていた(見た目は違った)。
来月11日に同じネイキッドロフトでサッカーとレイシズムに関するトークイベントを開催する予定だという。予定されている参加者を聞く限りではサッカーファンにとってはかなり豪華になりそうだ。おそらくこの日同様ustでも中継されると思うのでこれは必見。できれば現場で。

サッカーにとってレイシズム、ヘイトはかなり身近な存在である。2ちゃんねるのサッカー板やヤフコメを巣食っているのは「ネタ化」されたレイシズムとヘイトスピーチの数々で、正直そんな言葉が、呑みの席などでリアルに漏れてきたときは暗澹たる思いになるものだ。
清水エスパルスにとっても一昨年5月のダービーで起こった「ゴトビ核兵器弾幕」は記憶に新しいだろうと思う。あれはライバル関係にあるチーム(清水)に対して少年2人(磐田)が行なった悪ふざけというだけではなく、ヘイトスピーチの一種であったことは、まず、間違いない。
経緯と顛末は発生当時以下のエントリーで書いた。

自己表現/第13節 磐田戦(2011年5月29日)
誹謗中傷について(2011年7月1日)

清水ゴール裏の連中は、おそらく後先を考えずに磐田ゴール裏に殺到した。これは、まずまったく感覚的に正しい(弾幕の表現がヘイトスピーチに該当するという認識はなかっただろうけれども)。
しかし「事件」の収束は腰砕けになってしまった。
少年たちの無邪気なヘイトスピーチに関して、リーグはまったく問題意識を持ち合わせていないことが露呈したのだ。まるで「現在の日本が人種差別思想の流布や人種差別の煽動が行われている状況にあるとは考えていない」(2013年1月、国連人種差別撤廃委員会に提出した人種差別撤廃条約の実施状況に関する「第7回・8回・9回政府報告」)と同じような、愕然とするような認識がそこにはあった。

違和感があるなら、まず動こう。その違和感に間違いがなければ理屈なんてものは、実は、後からいくらでもついてくる。



僕等は夏休みの子供だった/「ぼくたちの近代史」

2013-06-09 08:42:02 | Osamu Hashimoto
<そんで、言ってみれば前近代のアナーキズムを体現しているチビッ子ギャングみたいなもんなんだけど、ところがそれがね、生産性を発揮しちゃうってのは、小学校の夏休みてのは、地区でなんとかしてなくちゃいけないっていう地区の教育みたいのあるでしょ。地域教育みたいなの。だから毎日朝起きて掃除しましょうって。横丁の掃除しましょうって、毎日ラジオ体操やって掃除するっていう風に俺等六年生が率先してね、やってんだよね。そんで俺、掃除しろって言われるとやってる方だから。太田さんのミッちゃんてのも掃除しろっていうと、自分の出番が来てるから、なんか張り切っちゃって、目ェ吊り上げて掃除してるって変なことになって、近藤さんのイサムちゃんだって、本当は掃除なんて全然嫌いな子なんだけどね、みんなやってるからやってるっていうのがあるからね。だから夏休みがね、とことん、なんか、突然規則正しくなっちゃうの。誰に言われたわけじゃないけど――誰かに言われたかもしれないけどね、毎朝六時くらいにラジオ体操して、それが終わるとね、掃除してね、打ち水してね、「じゃあね」って言ってご飯食べに帰ってくって、なんであんなに規則正しくしてたんだろって思うんだけど。
 そういう子供達がさ、朝ご飯終わって、そんで、勉強もしたんだかなんだか分かんないけど、ポツッポツッと、昼過ぎんなると原っぱに現れて、突然、全くそういう建設的な行為とは無関係なドタバタやったっていう風になるんだけど、そのドタバタやってく中でやっぱし人間関係って作っちゃうのね。小さい子はかばってやんなきゃとかね。小さい子でも、「やっぱし、ここんとこで跳ばないと強くなれないよ」って、なんか無理矢理跳ばしちゃうとかね。>

<で、それが一方では学校なんですよ。夏休み終わっても学校へ行けば、そういう世界が待ってるわけ。だから別に、その原っぱがなくなったって、寂しがる理由はないのね。でもね、でも違うんだよっていうのはね、原っぱっていうのは序列がないんだよね。でも学校って序列があるんだよね。>

<たとえば『練監ブルース』が歌えてさ、「おー、オサン」って――俺のこと「オサム」って言わないで「オサン」て言うんだけど、のれば平気でバシバシぶってしまうっていう乱暴なイサムちゃんだって、やっぱしその子なりに取り柄はあるんだけど、学校へ行くと、単に成績が悪い子に変わっちゃうんだよね。太田さんのミッちゃんだって学校へ行ってしまうと、なんかやっぱし、普通の家の子よりもちょっと貧乏な子でっていう風に変わっちゃうのね。トウジンバラのテッちゃんなんて、サブリーダーって感じでわりと張り切ってた子なんだけど、学校行ったら下級生なんだよ。だから学校行ったって、昨日の原っぱの友達に次の日新学期で会うと、もうみんな「学校に捕まった」って顔してんの。原っぱの顔じゃないんだよね、全然。>
(橋本治「ぼくたちの近代史」主婦の友社1988)


ぼくたちの近代史
<本書は、橋本治スーパー6時間講演会「ぼくたちの近代史」(於:池袋コミュニティ・カレッジ,1987年11月15日)の内容に補筆したものです。鬼才橋本治が語り尽くした「近代の検証と行方」の感動の書。>

登録情報
単行本:218ページ
出版社:主婦の友社 (1988/09)
ISBN-10:4079275471
ISBN-13:978-4079275477
発売日:1988/09
商品の寸法:19x13.2x1.6cm

爆弾発言連発の非公開会議を生放送/エジプト×エチオピア 青ナイル川をめぐるダム開発問題地図

2013-06-09 06:15:30 | News Map

■ダム建設予定地
<エチオピアはナイル川の二大源流のひとつ、青ナイル皮のスーダン国境近くで発電用ダムの建設に着手。高さ約150㍍、長さ約1・8㌔で発電能力は6000メガ㍗に上り、規模はアフリカ最大。事業費も50億㌦(5000億円)と破格だ。(中略)エチオピアは「下流に影響は出ない」と主張。だが、神経をとがらす下流のエジプト、スーダン両政府は29日、カイロで対応を協議した。(中略)エジプトは従来、1929年以降の協定で、ナイル川の水利権で強い立場を維持し、上流で各国が水資源開発を行なう場合は、事前合意を求めていた。だが、アフリカ諸国の独立や人口増に伴い、エチオピアを含む流域諸国は2010年、エジプトの合意がなくても事業ができるとの新たな取水協定を結んだ。「アラブの春」でエジプトの内政混乱の長期化を見越し、エチオピアが建設を強行したとの見方も出てきている。>
(東京新聞2013年6月1日付 ナイル川 水争い/上流エチオピアダム計画×下流エジプト戦々恐々)

<ダムをめぐっては、各政党指導者らがモルシ大統領に軍事攻撃などを求めた非公開会議が誤って国営テレビで生放送される珍事があり、波紋が広がっている。(中略)本来は非公開のはずだった会議が、事務方の不手際で生放送され、安全保障上の重要な意見交換の場が、白日の下にさらされた。リベラル派の政党代表は「エジプトが(ダム破壊のため)高性能の軍用機を購入する計画を進めているという情報を広め、エチオピアに圧力をかけてはどうか」と秘策を提案。厳格派イスラム政党「光の党」代表は「エチオピア国内の反体制派を支援し、交渉カードに使うべきだ。協議が不調なら最終的にダムを破壊すればいい」と爆弾発言をした。(中略)大統領府側は陳謝したが、国民の失笑を買っている。>
(東京新聞2013年6月7日付 エチオピアに「ダムやめて」 エジプト非公開会議生放送)

「任務を維持するには危険な状況」/シリア内戦・ゴラン高原クネイトラ地図

2013-06-09 05:58:05 | News Map

<シリア内戦の悪化を受け、イスラエルがシリアから占領するゴラン高原で1974年から停戦を監視してきた国連平和維持活動(PKO)の国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)が、存続の危機に面している。(中略)ゴラン高原のクネイトラで6日、シリア軍検問所の支配権をめぐり、アサド政権側と反体制派が激しく衝突。UNDOFのキャンプ地も被弾し、フィリピン人とインド人の要員が負傷した。(中略)国連によると、現在911人が派遣されているが、そのうちオーストリア部隊は377人と最大。341人を派遣するフィリピンも撤収を検討している。日本は既に、今年1月までに撤収を完了し、クロアチアも引き揚げた。>
(東京新聞2013年6月8日付 ゴランPKO シリア内戦が影響 オーストリア隊撤収へ/ロシア主力部隊派遣も プーチン氏表明)

#55 上田秀明大使(外務省・人権人道担当)

2013-06-07 00:56:39 | 暴言・失言・珍言備忘録
「先ほど『(日本は)中世だ』という発言があったが、日本は世界一の人権先進国だ……先進国のひとつ……なぜ笑うんだ、笑うな、シャラップ、シャラップ!」(上田秀明大使・外務省人権人道担当)

<日本政府が従軍慰安婦問題で非難された国連の拷問禁止委員会で先月22日、ある珍事が起きていた。(中略)「上田大使が怒鳴った後、会場全体がびっくりして、シーンと静まり返った(中略)」日本弁護士連合会の代表団の一員として、スイス・ジュネーブで開かれた拷問禁止委員会を傍聴していた小池振一郎弁護士はこう振り返る。同委員会は残酷で非人道的な扱い・刑罰を禁ずる国連の「拷問等禁止条約」が守られているかを調べる国際人権機関。十人の委員が数年に一度、各国を審査する。日本は1999年に加入し、先月21、22日の両日、6年ぶりに2回目の審査を受けた。(中略)上田大使の発言の引き金となったのは「(日本の刑事司法が)中世のようだとしたアフリカ・モーリシャス共和国のドマー委員の発言だった。前回審査でも、日本は代用監獄制度などの冤罪を生む温床を改善するよう委員会から勧告されていた。今回も複数の委員から質問が相次ぎ、ドマー委員は「自白に頼りすぎでは。中世の名残だ。日本の刑事手続きを国際水準にあわせる必要がある」と指摘した。この後、挨拶に立った上田大使は、「先ほど『中世だ』という発言があったが、日本は世界一の人権先進国だ」と強調。直後に誇張し過ぎたと思ったのか「先進国のひとつ」と言い直した。「これを聞いて、会場には静かな苦笑が広がった」(小池弁護士)。すると、上田大使は突然、「なぜ笑うんだ、笑うな、シャラップ、シャラップ!」と叫んだという。>
(東京新聞2013年6月5日付 国連で日本政府代表「笑うな、黙れ」/「日本は人権先進国」に苦笑広がり/「稚拙な国」の失言続く)

そのまんまモンティパイソンにでも出てきそうなスケッチ…。

内戦は「明らかに一線を越えた」/シリア内戦クサイル攻防地図

2013-06-05 08:04:30 | News Map

<シリア内戦で、レバノン国境の要衝クサイルに立てこもる反体制派は、政府軍などに包囲され窮地に陥った。(中略)クサイルは首都ダマスカスと地中海沿岸を結び、レバノンとシリアをつなぐ交差点。攻防の行方は、戦況や双方の士気に与える影響が大きい。政権側はレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの支援を得て5月19日、進行に着手した。クサイルの反体制活動家は「あらゆる方角から囲まれた。政府軍は昼夜を問わずミサイルを撃ち込む戦術だ」と指摘。(中略)政府軍などは、兵糧攻めで反体制派の消耗を狙っているとみられる。(中略)「数十人の子供を含め、戦闘員と住民に1000人以上の負傷者がいるが、医薬品や医療用酸素がなく、死ぬ運命だ。住民は街に閉じ込められ、パニックになっている」と話す。(中略)国連や国際赤十字は、住民の避難のための停戦を要請。しかし、ムアレム外相は2日、政府軍などの軍事作戦が終了するまで、赤十字などの支援は認めない、と突っぱねた。>
(東京新聞2013年6月4日付 シリア要衝 反体制派窮地「住民1万人 死を待つ状態」政府軍が包囲)

<シリア内戦で、政府軍などは5日未明、反体制派が拠点としていたレバノン国境の要衝クサイルに一斉攻撃を仕掛け、奪還した。反体制派は撤退し、多くの住民が戦闘に撒きこまれる恐れがある。(中略)一年余にわたり掌握してきた反体制派は象徴的な拠点の一つを失う痛手となり、戦況に影響しそうだ。(中略)反体制派の武装勢力「自由シリア軍」のマクダド報道官は本紙取材に「武器の豊富なヒズボラにこれ以上、抵抗はできない。現地にとどまるのは自殺行為だった」と撤退を認めた。>(東京新聞2013年6月6日付 シリア政府軍拠点奪還 レバノン国境クサイル 戦況影響も)

<シリア内戦はレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの部隊など、外国武装勢力が介入し混迷を極めている。国際会議の開催が遅れることで自体の悪化が進むことになる。(国連とアラブ連盟合同のシリア特別代表を務める)ブラヒミ氏は「反体制派が国際会議に出席する場合には全ての反体制派の代表でなければならない」と強調した。>
(東京新聞2013年6月6日付 シリア国際会議今月開催見送り/米ロ、国連 反体制派内対立で)

<フランスのファビウス外相は4日、テレビの報道番組に出演し、内戦下のシリアで、アサド政権による神経ガス、サリンの使用があったとの認識を明らかにした。(中略)シリアで採取されたサンプルをフランス国内の研究機関で調べたところ、サリンが複数回にわたって使われたことを確認したという。外相は(中略)「明らかに一線を越えた」などと述べ、フランスがアサド政権への態度を強める契機になるとの認識を表明した。検査結果は4日、国連の調査チームに伝えられた。化学兵器をめぐり、4日の国連人権理事会では、少なくとも4回の戦闘で使用された根拠があると報告。政府軍か反体制派か「使用者の特定は不可能」としている。>
(東京新聞2013年6月6日付 「政権側、サリン使用」仏外相/軍事介入、各国協議示唆)

<オバマ米政権は内戦が続くシリアのアサド政権による化学兵器使用が裏付けられたとして、反体制派への支援を軍事面にも拡充する方針を決めた。ただ、有力視される反体制派への武器供与には二つの壁ある。(中略)まずはロシアの協力が必要だ。米欧はアサド大統領退陣を前提に移行政権の樹立を目指すが「ロシアはまだ同意していない」(ホワイトハウス高官)。(中略)武器供与の受け皿も徒との言っていない。シリア反体制派内では、国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」をはじめとするイスラム過激派が台頭。米国が即座に軍事支援を始めても、敵に武器を手渡すことになりかねない。>
(東京新聞2013年6月15日付 米、武器供与二つの壁/シリア「化学兵器」ロシア アサド政権支援/過激派台頭 排除も急務)

ドローはそんなに悪いことなのか/ワールドカップ2014予選オーストラリア戦

2013-06-05 06:17:39 | Sports/Football
ザックの「引き分け狙い」を采配ミスとして批判的な言葉が報道やネット上に流れているわけですが、そもそも残り10分の時点で栗原を投入することの何が悪いってんだろうか。
もういい加減にそんなナイーブは捨て去るべきじゃないのか。
この日、最も優先させるべきことは「ホームでのワールドカップ出場決定」であって、この日を含めて残り2ゲームの予選リーグで圧倒的有利な立場にある代表が「何が何でも勝つ」ことではない。
「何が何でも勝つ」のは「何が何でも勝たなければならない場合」に限る。
勿論、ホーム(でワールドカップ出場決定を)で、宿敵のオーストラリア代表に、という「勝ちたい」条件は揃っていた。しかし勝ちたいからといって「何が何でも」勝てるわけではない。相手だって「何が何でも勝ちたい」からである。
いや、正確には「死に物狂いで、何が何でも勝ちたい」オーストラリア代表が相手だからである。

「何が何でも勝たなければならない状況ではない」というのは実にテンションやモチベーションの保ち方が難しいと思うのだが、この日までにテレ朝が煽り続けた「歴史的一戦」というコピーが成就し、このゲームがスポーツエンタテインメントとしても文字通り歴史的一戦になった要因は、まず予選突破に微妙な順位にいるオーストラリア代表こそ、このゲームを何が何でも勝たなければならなかった(負けられなかった)ことに尽きる。
キックオフ直後の彼らのテンションの高さがそれを証明していたし、代表がゲームを落ち着かせた15分、20分過ぎからは危険なカウンターとさらに危険なセットプレーに徹していた。
この手の大一番はしょっぱいゲームになりがちだけれども、ほとんどの時間帯で緊張感のある戦いが続いたのはオーストラリア代表のおかげだ。
そんなゲームで、全力でファイトしたドローを批判的に語るなんて、本当にゲームを観ていたのかと思ってしまう。
つまりドローであることに意味のある、見応え(内容)のあるドローが、ホームで、ゴールデンタイムで放送されたことこそに意義があるのだ。イタリア人のザックが本当にドローを「狙った」のであったのならば、もっと退屈なゲームになっていたかもしれない。しかし栗原が投入されようともこのゲームはまったく退屈なドローにはならなかったと確信している。
この日のゴール裏と、この日のオーストラリア代表はそんなことを許さなかったのだ。
テレ朝は安太郎に采配批判をさせるよりも、彼らに感謝すべきだろう。

直前のテストマッチに敗戦しつつも、ドローでも出場が決定する代表に高い緊張感を与えたオーストラリア代表と埼スタのゴール裏に感謝。同じアジアグループの代表としてオーストラリア代表が予選を勝ち抜いてくることを祈っている。

結果的に自然発生調…/マッカーサー道路地図

2013-06-05 04:41:16 | News Map

<環状2号は終戦直後の1946年に幅100㍍の道路として都市計画決定され、米国大使館につながる道路として、連合国軍総司令部のマッカーサー元帥にちなむ呼び方が広まった。だが都の担当者は「マッカーサー道路は自然発生的に呼ばれるようになった名称で、公的に認知していない。ふさわしい愛称を募りたい」と話している。>
(東京新聞2013年3月4日付 マッカーサー道路 新たな愛称つけて/都など募集)


■愛称が「新虎通り」に決まった環状2号
<都や区、地元町会などでつくる愛称名選考委員会が2月に公募。全国から579件、505種類の応募があった。「新虎通り」は16件と最多で、選考委は「場所が分かりやすくて発音しやすい」と評価した。ほかに応募が多かったのは「虎ノ門通り」「新橋通り」「ニュータイガー通り」など。「マッカーサー通り」という案もあった。>
(東京新聞2013年6月1日付 「マッカーサー道路」新(橋)虎(ノ門)通り)

ワールドカップ予選オーストラリア戦 渋谷駅前スクランブル交差点通行規制地図

2013-06-04 07:52:57 | News Map

■渋谷のスクランブル交差点の歩行者規制
<サッカー日本代表の公式戦後、交差点では大勢の若者が集まって騒ぐのが常態化しており、警視庁は数百人態勢で機動隊員らを配置し、雑踏事故の防止対策を講じる。(中略)規制は、試合終了予定前の午後9時ごろから実施し、終了時間は状況を見て判断する。>
(東京新聞2013年6月1日付 サッカーW杯最終予選 6・4渋谷駅前歩行規制/お祭り騒ぎ警戒 午後9時ごろから)

重要な戦略パートナー/ミャンマー 対カチン独立機構(軍)内戦地図

2013-06-04 07:40:31 | News Map

■②中国・ミャンマー
<二〇一一年六月、カチン州では少数民族の武装勢力「カチン独立軍(KIA)」とミャンマー政府軍の間で内戦が勃発。戦闘を逃れカチン州と雲南省との国境付近で避難生活を送る難民は約六万人といわれ、このキャンプには数十㌔圏内からの七千人以上が暮らす。(中略)中国は、欧米諸国がミャンマーに厳しい経済制裁を科していた間も、石油・天然ガスのパイプライン建設を進めるなどミャンマーを重要な戦略パートナーと位置付ける。「中国は経済発展して強国になったものの、ミャンマー政府に気兼ねして何もしてくれない」>
(東京新聞2013年1月3日付 国境 交錯の現場②中国・ミャンマー/対岸の「同胞」に支援の手 内戦で6万人が難民生活 文/新貝憲弘)


<中国西南部とミャンマーを結ぶ天然ガスパイプラインが先月末完成し、ほぼ同じルートで建設中の石油パイプラインと合わせ、エネルギー輸送の新たな大動脈として期待が高まっている。(中略)2008年に始まったパイプライン建設は全長2800㌔(天然ガス部分)で総投資額25億4000万㌦(約2540億円)。天然ガスは中国の年間消費量の1割弱にあたる年間120億立方㍍、石油(原油)は5%弱にあたる200万㌧を運ぶ計画で、中国にとってはマラッカ海峡を経ずに中東方面からエネルギーを輸入できる重要なルートになる。(中略)ただ(中略)ミャンマー国内でもパイプラインの建設に伴い森林や水田が破壊され、その補償をめぐる抗議活動も伝えられる。またミャンマー北部はこの2年間、少数民族勢力「カチン独立機構」とミャンマー政府が武力衝突を続け、パイプラインの建設もしばしば中断した。両者は先月30日に停戦合意したが、情勢不安を理由に年内の操業を懸念する声もある。>
(東京新聞2013年6月3日付 中国-ミャンマー パイプライン完成/期待 産業振興の大動脈/不安 環境・少数民族問題)

中国-ミャンマー 天然ガス・石油パイプライン地図

2013-06-04 07:31:40 | News Map

<中国西南部とミャンマーを結ぶ天然ガスパイプラインが先月末完成し、ほぼ同じルートで建設中の石油パイプラインと合わせ、エネルギー輸送の新たな大動脈として期待が高まっている。(中略)2008年に始まったパイプライン建設は全長2800㌔(天然ガス部分)で総投資額25億4000万㌦(約2540億円)。天然ガスは中国の年間消費量の1割弱にあたる年間120億立方㍍、石油(原油)は5%弱にあたる200万㌧を運ぶ計画で、中国にとってはマラッカ海峡を経ずに中東方面からエネルギーを輸入できる重要なルートになる。(中略)ただ(中略)ミャンマー国内でもパイプラインの建設に伴い森林や水田が破壊され、その補償をめぐる抗議活動も伝えられる。またミャンマー北部はこの2年間、少数民族勢力「カチン独立機構」とミャンマー政府が武力衝突を続け、パイプラインの建設もしばしば中断した。両者は先月30日に停戦合意したが、情勢不安を理由に年内の操業を懸念する声もある。>
(東京新聞2013年6月3日付 中国-ミャンマー パイプライン完成/期待 産業振興の大動脈/不安 環境・少数民族問題)