徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

一周年/TwitNoNukes#10(4.29)

2012-04-30 21:04:16 | News


TwitNoNukesのデモが始まって1年、日曜日は10回目の渋谷・原宿デモに行った。
金曜日の抗議、土曜日の味スタですっかり声は擦れていたのだけれども、みやした公園の階段を下りて一発目のコールで声が潰れた。コーラーの悪霊さんのすぐ近くだったので、そこから2時間近く、極悪な声でほぼコールしっ放し。このところ抗議行動が続いていたのでデモは久しぶりだった。
その後のツイートを追ってみると今回もいろいろとつまらないことも起こったようだけれども、一周年のデモもいい意味で何も変っていないこと、一周年といってもそれほど感傷的になることもなく淡々と、それでいて熱くデモンストレーションできたことは良かったと思う(まあ、個人的には相変らず生声コールに合わせて、それを打ち消すようなホイッスルを吹いていたオヤジに辟易したが…人が集まっただけで嬉しくなっちゃうような輩というのは、一年経っても結局いるもんなんだなあ)。

ということで、来る5月5日は原発全停止の日。TwitNoNukesも当日はパーティーを仕掛ける模様。


当日は静岡なんだが、間に合うようなら参加したい。

9対12/第8節 FC東京戦

2012-04-29 01:46:08 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14


アフシン「我々は11人でも10人でも9人でも、今日は我々のほうが良いチームだったと思います」(J's GOAL 4月28日付

味スタでFC東京戦
キックオフ30分前にスタジアム到着という体たらくだったのだけれども、まずは屋根下の声の響きそうな場所をキープ。
宏介の選手紹介には大ブーイングを叩きつけ、ユルネバにはすかさずチャントを被せる。東京の声はまったく聴こえない。素晴らしい。アウエイの戦いはこうでなくちゃいけない。ということで、この日のゴール裏は久々に熱く、炎上した。

西村雄一と言う名前を聞いた瞬間から嫌な予感はしていたのだけれども、膠着した状況の中で清水サイドのカードばかりが積み重ねられていく。それでもジミーの一対一の場面など、それなりに決定機も作ることはできていたのだから勝機がなかったとは思えない。何よりも東京の攻撃に迫力と言うものが感じられなかった。ボールに触れるたびにブーイングを浴びせられていた宏介も、あんなザマでは何のために移籍したのかさっぱりわからない。
そして後半11分にジミー、後半28分にはアレックスが退場してしまう。個々の場面でのレフリングの妥当性というよりも、どう見てもアンフェアに運用される判断基準がチームとゴール裏を熱くさせた。後半28分に、味スタのピッチは「9対12」なのだと、ゴール裏は実感してしまったのだ。これで熱くならないはずがない。
そして「12番目」のオレたちが、「12番目」を表明するチャントであるリバイブを歌い始めた瞬間にトシの渾身のゴールが決まる。その瞬間、味スタのゴール裏はアウスタのスタンドと化した。

GWシリーズの緒戦は劇的な勝利だった。次は5月3日、ガンバに大勝した鹿島とのホーム戦。
(ジミーはともかく)ここまで大車輪で活躍してきたアレックスの不在は一抹の不安でもあるのだけれども、また熱いゲームになることだろうと期待している(ジミーはともかく)。

ということで、物凄く久しぶりにGWに静岡へ行くわけだが…新東名にも期待している。

5月5日を前に

2012-04-28 01:33:12 | News


19時過ぎに官邸前に到着。着いたときには国会議事堂前3番出口前はもちろん、4番出口付近まで参加者の列は続いていた。思えばそれは今年の3月11日に国会を包囲したときにオレがヒューマンチェーンの手を掲げた場所でもある。

今回の官邸前抗議で首都圏連合を主催とする行動は一旦終了ということになる。また明後日、1周年を迎えた、渋谷で行われるTwitNoNukesのデモも、これ以降5、6月の行動は予定されていない(一応「梅雨」等を理由にしたアナウンスはされている)。
何よりも関電・大飯原発の再稼動の可能性が低くなり、5月5日未明(7日に冷温停止)に北海道電力・泊原発が定期検査入りすることによって、国内すべての原発が「停止」することが大きな理由なのだろうと思う。
これを「ゴール」にすることは個人的には納得できないけれども、これをひとつのマイルストーンとして、「区切り」とすることは決して間違っていないだろうと思う。

抗議という、アクションに乏しい行動がいずれ「集会」になりかねない危惧は最初から感じていたし、シングルイシューを標榜してきたTwitNoNukesにはそれはそぐわないと思っていたし、「再稼動反対」でしかない抗議行動に(あくまでも個人的な意見だけれども)直接関係のないスピーチや属性の表明には違和感をずっと感じ続けていた。
オレは2012年に、「その通り!」とか「意義なし!」とか言う「集会」は、あまり意味がないと思うわけです。

エモーショナルな言葉を重ねれば重ねるほど、内向きの共感は拡がる代わりに、外に向けた抗議という行動の純粋性は失われていく(ほとんどの人が了解済みの言葉を重ねるだけなのだから共感するのは、まあ当たり前だ)。
オレたちの行動の根底にあるシングルイシューは抜け目のない言葉を重なる作業ではなく、研ぎ澄ました言葉を絶え間なく叫び続けることなのだから、スピーチで言葉が重ねられるたびに、どうしたって違和は増大していく。オレたちのような反対派だってそんなに単純ではない。反対派だってひとつの「社会」で、単純ではないから方法論としてシンプルな言葉を選んでいるのだ。
これから予定通り「5月5日」を迎えたとき、オレたちは本格的な防衛戦に突入する。大規模な動員を前提にした予定された「集会」ではなく、状況に応じた機動力(リアクション)がもっと求められるのだろうと思う。

細かい雨に打たれながら、このまま長く伸びた抗議の列が3月11日に国会議事堂を包囲したときのように伸びれば良かったのに、とは思ったけれども。



官邸前抗議を終えて、経産省正門前、別館前で抗議行動。
正門前はテント系の人たちによる(チェルノブイリ)キャンドル・ナイトで、相変らず「集会」のヌルい雰囲気が濃厚だったのでいまいち乗り切れなかったのだけれども、別館前ではテツさんが中心になっていて、去年の冬をちょっと思い出した。

過去はいつも新しく、未来は不思議に懐かしい、再び

2012-04-16 00:11:33 | 素日記
iPhoneアプリを使ってみたんだが、要するに2012年の未来ってエフェクトなんだよね。エフェクトにしか未来がないってとても切ないような気もするんだけども、それが現実の未来だったりするという。
生田萬さんによる80年代の名フレーズ「過去はいつも新しく、未来は不思議に懐かしい」を思い出す。
エフェクトだらけの未来に、20数年ぶりにこの言葉のリアルを感じる。


(動画は札幌戦の勝ちロコを使用してみました。よく考えたらチアリーダーって50、60年代ぽいカルチャーだよなあ…)

で、この言葉、超名言なだけにいろんなところで引用されてるんだなあ。知らなかった。

S-PULSE FOREVER/第6節 磐田戦

2012-04-15 23:49:18 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
土曜日は日本平で静岡ダービー
指定席のシーチケなので、そんなに早くスタジアムへ行く必要はないのだけれども、まずは2時間前に現場に到着し、ジュビロバスのお出迎えに参加。ゴール裏はアウエイ専なので(ホームはまず地元の衆が盛り上げるべき、と)、シーチケに関係ないナビや天皇杯以外では滅多に日本平で声を上げることはないのだけれども、“ジュビロの連中”に罵声を浴びせかける。
もちろんボクはチャントだけ参加ですよ、一応大人だから…と書いておく。



雨模様ながら早い時間から埋まり始めたスタンドにいるだけでダービーの雰囲気を感じる。



この日は乃木坂46 meets パルちゃんのライブ(スカパーサッカーのテーマ曲)と来日していたジェジンのスピーチも行われた。乃木坂ファンには申し訳ないが、ジェジンの登場の方が数万倍感動した…が写真取ってない(ひたすら拍手していたから)。



ということでゲーム。
序盤から河井が途中交代で投入されるまでの30分ほどはショートパスがことごとくジュビロのタイトなチェックに阻まれて思うようなゲームはできなかった。これはジュビロペースとも言えるのだが、結果的にジュビロはエスパルスを消すゲームプランだっただけで、それほど恐怖心はなかったように思う。
ただし、ボールを前に進められずバックパスと横バスを繰り返すディフェンスにスタンドにもストレスが溜まっていた。ショートパスに拘泥し過ぎていてはジュビロの網にかかる。ということで、河井が投入されショートパスに加え、ピッチを広く使う大きな展開も徐々に増えてくる。それから5分、10分と徐々にエスパルスがペースを取り戻していくのは実に合点がいくのである。

それでもなかなか追いつけない状況に、「タテに出せ」「前(スペース)に蹴れ」スタンドからは大きな野次が飛ぶ。
前半修了間際、それまでロングフィードに躊躇していたように見えた平岡が思い切って前に蹴り出す。ジュビロのトラップミスからボールを奪った河井の美しいクロスに、トシがヘディングで合わせ同点ゴールを決める。
最高の時間帯に決めたのだからアウスタは早くも勝利したかのように、当然盛り上がる。
後半、その勢いはすぐに形となって表現される。元紀の逆転ゴールにキャラはひときわ大きなアクションで雄叫びを上げていた。それはプレーヤー自身も前半にストレスを感じていたことの証明だろうと思う。

インジュリータイムでの実に下らない失点は、おそらく元紀の3点目が入らなければなかっただろうし、それがまだまだこのチームの「若さ」というものだろうと思うが、やはり余計な失点ではあった。
まあ、敬輔あたりは「やっぱりオレがいなくちゃ駄目だろ?」と思っているであろうことは容易に想像がつくが(そう思ってもらわなければ彼が欠場している意味がない)。
終わってみれば概ね清水が主導権を握り続けた完勝と言ってもいいんじゃないか。

ゴール裏からジェジンコールが起こると、スタンド下から現わたスーツ姿のジェジンが走り寄り、プレーヤーと肩を組む。
またその後から全力疾走したアフシンも列に加わる。
文字通りスタンドが揺れるような物凄い勝ちロコが始まった。
この若いチームとオレたちの熱狂が、すべてのスタンドでの「王者の旗」の大合唱に繋がることを祈る。



ということで、SHIMIZU S-PULSE FOREVER。
この「スタジアム」はアフシンの若いプレーヤーとオレたちが作った。

告知

2012-04-15 13:34:38 | News
Twitter中心で拡散している情報ですが、早めの告知です。
先々週は1000人、先週は1600人と徐々に参加者は増えています。18時から始まり、20時30分頃に終了するパターンになっていますので、都合の良い時間に参加されるといいと思います。わずかな時間でも「現場」に立つことが力になります。

まだ「正式」に再稼動は決定していません。
ゴール裏のように、諦めずに「NO」の声を上げ続けることが必要です。
お時間のある方は是非ご参加下さい。

(以下有志の「呼びかけ」より)
【緊急拡散ツイートキャンペーン】大飯原発再稼働が進んでしまう!野田政権に対し再稼働反対の意思を伝える為、4/20(金)18時~首相官邸前にて抗議を行います!このページの「ツイート」ボタンで拡散にご協力下さい!→ http://twitnonukes.blogspot.jp/2012/04/4.html

東京
【日時】4/20(金)18時~
※終了時間は確定ではありませんが、今までは大体20時半までで終了しています。
【場所】首相官邸前(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ)
【呼びかけ】TwitNoNukesほか首都圏反原発連合個人有志

次の戦いへ/4.13首相官邸前抗議

2012-04-14 02:22:44 | News


抗議の終盤、傘も挿さずに雨に打たれながら、関係閣僚会議での(意味不明の)再稼動容認のニュースを聞いて、かなりささくれ立った気分になっていた。抗議の列からあちこちから怒号が飛んだ。

終了を告げるアナウンスに前方の一部ではパラパラと拍手が起こった。
無性に腹が立った。こんな場面で、何のために、誰のために拍手する必要があるのか。とても拍手しようなどという気分にはなれなかった。「拍手なんかするな」何度も怒鳴った。
そういや電車で官邸前に向かう間にEDCさんの「にぶい奴らのことなんか知らない」をリピートして聴いていた。こんな場面に至っても、お互いを慰労するような温い拍手をするのは、なんてにぶい連中なんだろうと思った。

ところが抗議が終了すると参加者は国会議事堂前駅の3番出口へ歩きながら、声を合わせるわけでもなく、ひとりひとりが口々に「再稼動反対」を叫んでいた。
平野君の冷静な呼びかけがなければ、本当にもう一歩踏み込む連中がいたんじゃないか。確かに現場はヒートアップしていたし、そうなってもおかしくない状況ではあった。北朝鮮の「事実上のミサイル発射失敗」のニュースに併せてこんな重大事を発表し、「地元の一部」でしかない、一地方自治体に判断を丸投げするとはインチキにもほどがある。
そこで平野君は抗議の継続を呼びかけた。
多くの参加者はその呼びかけに応え、官邸に背を向けて、ひとりひとりが「再稼動反対」を叫んだ。
それは本当に感動的な光景だったと思う。それは戦いが次の段階に移ったことを意味するのだから。

まあ、それでも、やはり抗議の「現場」で自分たちのために拍手をする気分にはなれないけれども。
もう一度書く。
拍手をするよりも、一秒でも長くプラカードを掲げ、一回でも多くコールすべきだ。

今必要なものは

2012-04-09 23:46:35 | News
ゲーム前ですが、金曜日に行動します。
皆様、お時間ありましたらよろしくお願いします。

今関電と政府は重要な複数項目の安全基準を棚上げ(先送り)にして再稼動を強行しようとしています。
これは驚くべきインチキです。
ということで、今、必要なのは、このインチキ基準に違和感を表明する「数」です。
呼びかけ人は3.11後に動き始めた信頼の置ける連中で変なサヨクではありません。これは同調して行動してきた僕が保証します。
このまま再稼動を阻止すれば、ひとまず5月5日にすべての原発は停止します(残りは泊原発1基のみ)。
あと約1ヶ月、最高のこどもの日にしたいものです。

(以下TwitNoNukes呼びかけ文より)
野田首相に対し、多くの人々の原発反対、再稼働反対の声を伝えるため、4/13(金)18時より首相官邸前で緊急抗議行動を行います。
また、大阪でも、同日18時より関西電力本社前にて抗議行動が行われます。
是非、多くの皆様のご参加をお願いします!

東京:
【日時】4/13(金)18時~
※終了時間は確定ではありませんが、前回、前々回は20時半までで終了しています。
【場所】首相官邸前(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ)

大阪:
【日時】4/13(金)18時~19時半終了予定
【場所】関西電力本社前

【呼びかけ】TwitNoNukes
※反原発・脱原発というテーマと関係のない特定の政治団体や政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカード等はなるべくご遠慮ください。

そして、いつもの神戸/第5節 神戸戦

2012-04-09 02:30:12 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
土曜日はスカパーで神戸戦

健太体制最終年のアウエイと昨年のホームを除けば、以前から神戸戦というのは重苦しいゲームになることが多かったのだけれども、連敗中の神戸ということもあり、序盤から堅い内容で前半は見所がほとんどない。開幕は飛ばしそうな勢いもあった神戸もいつもの神戸に戻ったような気がした。そういう意味でガチムチの神戸というのは変わらないのだけれども、野沢というキッカーは怖い、怖すぎる。このマッチアップはセットプレーが決勝点となるパターンが多い上に、今季これまで清水の失点もすべてセットプレーだった…これで心配するなという方が無理な話である。
しかし、堅かった。ゲームも、清水のDFも。
ということで、この日は、久しぶりに「いつもの神戸戦」だったのかもしれない。

前半は比較的圧され気味だった展開も後半に入ると徐々にイーブン、さらには清水ペースになっていく。
ジミーのオフサイドがあまりにも多かったのは気になったが(オンサイドのゴールまでオフサイドで取り消された…)、神戸はカウンターオンリーになり、ショートパスでリズムを作っていく展開が続く。
さらに「先発で出れればもっと良い試合にできる自信はあるんっすけど、何でかね……」(Sの極み 4月4日付)とエダが言うように、後半から投入されたエダと大悟が後半のエスパルスの流れを加速させた。
エダが嘆くのも当然なのだが、清水の中盤の競争はリーグでもトップクラスである。
途中出場だったエダ、大悟がスタメンで出場したナビスコカップ新潟戦は、スコアはともかく素晴らしい内容だったようだし、この日、伸二は大事を取ってベンチにも入らなかった。
「調子がいいのになぜ出られないのか」と言われても、競争が激しいからとしか言いようがないではないか。アフシンはそういうチームを作っているのだから。
しかし、特にふたりが投入されたあとは時間の問題だとは思ったが、さすがに先制点が82分では遅すぎる。

ともかく、ようやく未勝利続きのアウエイでも結果は出た。結果を求められているシーズンにドローは結果などではないのだから、アウエイはともかくしぶとく「結果」出しつつ、日本で一番美しい日本平のピッチ(ホームズはやはりあまり良いピッチ状態ではなかったようだ)で、美しい内容を伴った本物の「結果」を見せればいいのである。次は早くも静岡ダービー。
ジュビロ、ぶっとばす。

大悟「ホームのダービーは特別だし、絶対に勝たなくてはいけないですね」(Sの極み 4月4日付)

しかし、もう少しKOが早けりゃいいんだけどなァ…(日帰りだと呑みに行けない)。

“遊び”と“インテリジェンス”

2012-04-08 23:54:21 | News
土曜日。寝ずに表参道へ。
予定されたリリース日から大幅に遅れている「ニッポンの歌(仮)」(音楽出版社)の巻頭インタビューで、きたやまおさむさん取材(の立会い)。現在、絶賛編集中の同書のリスト/ランキングではフォーク・クルセダーズと加藤和彦の存在の大きさが改めて見直されている(編集スタッフ内で)。ということで、きたやまさんにご登場を願った。

きたやまさんがパーソナリティーを務め、この春まで3年に渡ってNHKで放送されていた「レクチャー&ミュージック」はそれなりに聴いていたので御大の話しぶりというのはイメージ通りだったのだけれども、ご本人を目の前にするとさすがに説得力が違うわなというインタビュー内容になった。
きっちりとコピーライティングされたような、御大の名言の数々…は、これからオレがまとめる原稿を読んでいただくとして、震災・原発事故に言及した点があったので備忘録として書いておく。

きたやまさんは言う。
表現者のスタンスとして
「フォークルには“遊び”と“インテリジェンス”があった」と。
震災にせよ、原発事故にせよ
「ミュージシャンがそのスタンスすら表明しないのはインテリジェンスがないからではないか」と。

もう、それだけで深く頷いてしまうのである。
まあ、これはミュージシャンに限らないのだけれども。
改めて、あえて触れない、表明しないってのは、今を生きていないと同じことだと思った。
どんな人間でも、表現者であろうとするなら尚更のことだろう。

アケミは「オレたちはハーメルンの笛吹き男みたいなものかもしれない」と言った。
やはり、ミュージシャンであるならば、かくあるべきと思うのである。

「仕事だからやっている」って言う人たち

2012-04-07 02:58:12 | News




<20%の人間の幸福が残りの8割の人の命と引き換えられている(って聞いてショック)
もう見て見ぬふりはやめたいんだ 
けど自分のことで精一杯
悪いことなんかしてないしさ
会社の方針に従っているだけです
休みも返上
欲しい人がいるから売ってるだけです
その結果会社は儲かっているけど社員はただ疲れているだけですよ
考えたりする暇なんてまったくないんです
私を攻撃するのはお門違い 勘違い 大間違い
私も8割の中のひとりです
金なら出します 
会社がいくらでも払うよ

パブリック・エネミー
政治家使ってハイテク使って財テクしまくって合法的とはよく言う
完璧 
大衆の敵は大衆の味方
ルールをよく守れだってルールはいつだって
そっちが変えていいってルールだもん
そんなのインチキじゃーん>

(パブリック・エネミー/VIBRASTONE)



最後の4、5分間/4.6首相官邸前抗議

2012-04-07 02:02:30 | News


今晩は大間原発の再稼動に向けて着々とインチキなルール作りを進める首相官邸への抗議。

きっと抗議行動はデモなんかよりもまったく参加しやすい。
ストレートに怒りを向ける対象がはっきりしているからだ。
デモのように不特定多数に向かって「自己表現」紛いのことも求められないし、デモ参加者対通行人(カメラ)という構図にもなりにくい。
それは通行人に対するデモンストレーションの場ではなく、あくまでも不特定多数による抗議の「現場」でしかない。

しかし、そこが「現場」であり続けるならいいのだけれども、「集会」になる可能性もあるわけだ。
「よろしくお願いします」と言われても、何がよろしくなのかよくわからない。
「頑張りましょう」と言われても、別に頑張っているわけでもない。
「ありがとうございます」と言われても礼を言われる筋合いはない。
ましてやスピーチの前に名乗られてもどこの誰だろうが別に関係ないではないか。参加者はみんな、名無しである。
抗議に沿わない糾弾を延々と続けられても、そんなものは論外である。
そんな内向きの言葉の数々がオレの居心地を悪くする。
19時過ぎに到着したのですでに歩道は参加者で溢れていて、国会議事堂前駅3番出口付近で声を上げた。途切れ途切れのコールの合間に大飯原発とも再稼動とも関係のないスピーチが聴こえてくる。先頭付近ではきれいにプリントされた幟旗がはためいていた。

20時15分を過ぎたあたりで我慢できなくなって警官の横をすり抜けて交差点方面へ前に進んだ。
抗議行動終了が宣言されてから改めてコールを始まった。もちろんそれに同調した。
コールをしながら、直接関係ないことを言い出す人間にムカついてきて仕方がなかった。
その4、5分間ほどだけでこの夜は燃焼した。
まあ、その4、5分だけで行ってよかったと思った。
申し訳ないけれども、それが実感。
デモはルーチンに耐えられるけれども、抗議はルーチンに耐えられない。

拍手よりも一秒でも長くプラカードを掲げ、一回でも多くコールを。
正直、もう抗議は(も)コールだけでいいと思っている。

スタート

2012-04-05 07:12:29 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
石毛(父)「本当にこんな日が来るとは夢にも思わなかった」(Sの極み 4月4日付)

録画ミスで札幌戦の前半もいまだに観られず、HDに契約変更もできず、昨夜のナビ予選新潟戦も観られず。
しかし内容は良かったようで何より。
石毛(父)のコメントも(彼はオレと同世代か下の世代かもしれないけれども)微笑ましい。

アフシン「皆さん桜が好きだと思いますし、春というのは花が開花していく時季だと思います。我々の目の前で若い選手達が開花して行くのを見るのは非常に良いことだと思います。今日はこれから先、日本の将来、素晴らしい選手になる選手達のスタートを今日見れたのではないでしょうか」(Sの極み 4月4日付)