徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ディフェンスこそ本当の強さ

2004-09-23 05:27:12 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス04~05
11月号の作業が終わった。先週火曜日に歯医者に行ってからは4時間おきに鎮静剤を飲み、歯痛を抑えながらやったですよ。ホントに今回は難航した(自分が)。でも、書き飛ばし気味の原稿に比べて、今回は特集のデザインがとても良く仕上がっている。撮り下ろしの写真は佐高さんだけだが、なかなかよさげ。

なお、前回10月号が爆発的に売れている旨書いたが、とうとう東京編集部(ツー・スリー)で完売宣言が出た。オレの手元にも1冊しかない。その勢いで公式HPのバックナンバーも見てやって下さい。

夕方LBをひと段落させたところで連載の原稿(これでラストワン)。
今日は鹿島でアントラーズ戦だが、今週はLBにかかりきりで、知野さんの企画が手付かずだったため、今日こそは企画書作成。ちょっと鹿島へ行く気力もない。ということで豪雨の中、FC東京×浦和レッズ戦in味スタのチケットを買いに行く。これがだ、残っているのは指定席のみ。以前からこのカードは(内容はともかく)スタジアムが劇場化するJ屈指の見応えあるカードでもある。しかもレッズの調子がいいだけに凄い人気だ。まあレッズサポに乗っ取られないよう東京サポに頑張ってもらおう(オレもね)。爆発的な攻撃力で相手を粉砕してきたレッズもここからリーグ中盤戦は上位との闘い。無敗でステージ優勝まで走り切ってしまうほどディフェンスも安定してないし、これからが正念場ですな。

相変わらずビデオのDVD化を進めているのだけれど、ここのところエスパルスの97年から2000年のゲームを何試合か見直している。ナビスコカップを優勝した後、毎年優勝戦線に残り、天皇杯の決勝まで残り、99年に頂点を極めた、あの強かったエスパルスのベースはやっぱり斎藤、森岡、戸田、サントスのディフェンス、そしてテルの爆発的な運動量だった。あの当時は市川、アレックス(現四都主)の両翼ばかりが注目されていたが、見直せば見直すほどDFとサントス、テルのボランチ(本当の意味の、オーソドックスともいえるボランチ)が重要だった。ということで、いくらレッズが爆発的な得点力でレアル大作戦したところで、1ステージ15戦しかないJリーグだとしても続くわけがないと思うです。いや本当。後藤健生さんがコラムで現在のレッズを指して「攻撃は水モノだから…」と強さに疑問を呈していたのはそういうことである。ディフェンスは戦術論、オフェンスはファンタジー、当たり前だがそういうものである。ちなみに、その完成の目途さえつかない今のエスパルスの成績が安定してないのは…まあ当たり前。

久しぶりにネットで中古レコード漁りをしてたらこんな時間になった。あーまた歯が痛くなるよ、オレ。