徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

テープトラブル

2004-09-15 00:58:25 | LB中洲通信2004~2010
夕方、池袋で知野二郎さんと企画の打ち合せ。一部で伝説化している知野さん責任編集のクンフーファンジン『龍熱!』をお借りする(そういう企画を計画中なのである)。1時間半ほどホテルの喫茶店で内容について話し合う。

その後、編プロ時代の同僚で、今やテープライター界の“先生”であるYと会う。
実は午前中にも池袋で、デイヴさんの取材テープをテープライターさんに届けたのだが、自宅に戻ると間もなくライターさんからパクくった声で「テープがまったく動かない」と連絡があった。「どうしても動かない」という。とりあえず世話役のYがライターさんに直接会って、事情を聞いてもらった。しかしYからかかってきた電話でも「駄目らしい」ということで、テープを引き取りに彼女が仕事をしている清瀬へ向かった。駅前のドトールに入り、カセットテープを受け取る。テレコに入れても起動ボタンを押しても確かに動かない。どうもテープが湿気にやられている気配もある。また長時間カセットテープ(120分)ではありがちなのだけれども完全に巻き戻してしまうと一方で固まってしまいテープが回転しなくなることがある。この場合は手動(つまり指や鉛筆のようなもので)ある程度テープを回転させるしかない。この「ある程度」手動で巻き戻す根気があれば大抵テープは回転する。このへんはテコの原理。
こんなことは時折あるので、オレは動くと踏んでいた。ということでYと雑談しながら20分ほど巻き続ける。6分の1程度巻き取り、テレコに入れて起動ボタンを押すと案の定テープは動き始める。
これだから女の子は……というかYもテープライターのTさんも40代なのだが。
その後ドトールで1時間ほどYと話し込む。フリーランスも40代間近になるといろいろ考えちゃうんですねえ…。ま、オレはまだしばらく30代だけど。

LB11月号の方向もほぼ見えてきた。あとは原稿に邁進するのみ。