ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

「Don't let them win」

2021-08-20 | 参照

                                                                                                                  Don't Dream It's Over - Crowded House cover - YouTube

 

 

──Crowded House 

There is freedom within, there is freedom without
Try to catch the deluge in a paper cup
There's a battle ahead, many battles are lost
But you'll never see the end of the road
While you're traveling with me

Hey now, hey now
Don't dream it's over
Hey now, hey now
When the world comes in
They come, they come
To build a wall between us
We know they won't win

Now I'm towing my car, there's a hole in the roof
My possessions are causing me suspicion but there's no proof
In the paper today tales of war and of waste
But you turn right over to the T.V. page

Hey now, hey now
Don't dream it's over
Hey now, hey now
When the world comes in
They come, they come
To build a wall between us
We know they won't win

Now I'm walking again to the beat of a drum
And I'm counting the steps to the door of your heart
Only shadows ahead barely clearing the roof
Get to know the feeling of liberation and release

Hey now, hey now
Don't dream it's over
Hey now, hey now
When the world comes in
They come, they come
To build a wall between us
We know they won't win

Don't let them win (hey now, hey now, hey now, hey now)
Hey now, hey now
Don't let them win (they come, they come)
Don't let them win (hey now, hey now, hey now, hey now)

 

 

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「価値と変化」

2021-08-20 | Weblog

 

 

    *

「きれいだね」
「どこが?」
「すべて」
「I don't think so」
「わからないかな」
「わかるわからないの問題?」
「いまにわかるさ」
「逆かもね」
「What?」
「飽きる、かも」
「ぼくが?」
「うん」
「どうかな」
「いまにわかるわ」

    *

ある人間にとっての「価値」(情報)は、
別の人間にとっては「無価値」(ゴミ)である

ある人間にとって「ろくでなし」は
別の人間にとって「最愛の対象」である

ある共同体における「真」は
別の共同体においては「偽」である

ほんとう-うそ よい-わるい きれい-きたない

生がたずさえる価値の多様性、多数性
価値を一つにすること、差異を消すことはできない

価値コードのちがいにフォーカスして対峙すればミゾは埋まらない
世界にラインを走らせ価値的に世界を区分する
それぞれにとっての価値コードの固有性と絶対性、状況性

ちがう者同士が〝共生〟という主題をもつとき
差異の抹消ではない方法が見出されなければならない

このとき第一にフォーカスすべきは価値の階梯、優劣でなく
差異が差異のまま生きられる共生の条件とはなにか

関係の原理──見出すべき第三領域

第一には、世界を価値づけ区分して生きるという共通本質
それぞれに異なる価値を生きる存在として認め合うこと

共通本質の取り出しから相互承認=共生に至る道は開かれていく

価値の一元化の道──「真理は一つでなければならない」
それは歴史のなかで失敗の連続でしかなかった方法である
すべての人間に妥当する「絶対的価値コード(真理)」は必ずゲバルトを要請する

〝絶対の真理〟という仮象の観念によって無数の生の全域を覆うことはできない

むしろ、どこかに存在する絶対の真理という仮象の観念を抱く心性の傾向
取り出すべきは絶対を求めてしまうことの人間的な本質である

第二には、〝時間〟という変化の契機を自覚的に取り出すこと

生きられる固有の状況、それぞれの生の一回性、痛切性、状況性
そこには「生きられる真」の多様性と多数性だけがある

変化は〝時間〟という契機において起こる

恋のあけそめにおいて「美」であるものが
恋のたそがれにおいて「醜」に変化する

経験の感性的累積に媒介されてある作品は「駄作」から「傑作」に変異する。
大嫌いなピーマン、ニンジンはいつしか食事の定番になる

人間は変化する、関係は変化する──

変化の理由と根拠を見極めつくすことはできない
しかしその本質はつねに「生のエロス」をめぐっている

生の享受可能性をどこに求め、なにを欲しているか
新たな「ありうる」を求めて生きる人間的本質

世界の現われ、色合い、意味配列、基底的価値は変化していく
変化はそのまま欲望(生の主題)の変化をプレゼンテーションしている

欲望そのものに手をかけて恣意的に操作することはできない

世界にラインを走らせ、世界に向かわせる動機を与えるものに、
外部から直接手を入れ、操作的に作りかえることはできない

見出すべきはそれぞれの欲望が望む変化の可能性の条件
それぞれの存在の内的な必然に導かれるように、
世界の現われ、世界への関与の仕方は変化していく

意識主体にできること──

時間という契機を自覚的に取り込むことで、
生きるかまえ、関係態度を変えることはできる

「変化しうる自己」の自覚、この自覚をさらに
「変化しうる他者」の認識へ接続する

ここから、相互的展開を可能にする社会的な関係構造とは何か
相互の価値を生かし、相互に変化へ向かう共通本質を生かしうる条件とは何か
そのことについては徹底的に考えることができる

 

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