鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

訃報:ヘルムート・バーガー

2023-05-19 23:08:27 | 演劇・映画

昼過ぎから、大雨。

転居先へ出向き、午後帰宅途中、土砂降り。

急激な気温低下。

 

1960年代~70年代にかけて。

イタリア貴族の末裔である映画監督であるルキノ・ヴィスコンティと公私をともにしていた男優。

ヘルムート・バーガーの訃報。

ヴィスコンティの美意識に叶った男優のひとり。

双璧をなすのは、かのアラン・ドロン。

 

今時の・・・同じような顔の・・・同じような個性の・・・区別が難しい俳優とは、違うというか・・・(単にワタシが、区別できないだけの話かも)。

モノクロームでも、最大級に美しい男優だったなぁ・・・。

欧羅巴独特の・・・。

 

またリバイバル上映しないかな。

ルートヴィッヒとか、山猫とか。

 

ヴィスコンティ亡き後、不遇だったと聞く。

モノクロームのポートレートが、これ程、美しいひともあまりいないような気がする。

 

安らかに・・・。

 

 


猛暑日の五月。

2023-05-18 23:46:45 | Weblog

ほぼ猛暑日。

既に、夏・・・?

昨日よりも、蒸し暑くなってきているけれど、やや強い風が吹いてくれるのが救い。

でも、明日は、また寒暖差が大きくなるようで。

 

木曜日は、毎週、収集ゴミの種類が違うので、ちょっと面倒。

本日は、不燃ゴミ。

使わない扇風機、本棚から外したガラスの扉、母の葬儀のときに、異父姉からいただいて、結局のところ、枯らしてしまった蘭が植えられていた大鉢、ワンタッチで開閉できる蚊帳・・・などをゴミステーションへ。

来週の木曜日は、衣類、布類、紙類(ダンボール)。

現所在地は、ゴミの分別が、鬼のように厳しい。

今は、ゴミを捨てるのも一苦労。

 

ゴミ処理を終えて、郵便局、宅配会社へ荷受。

転居先の住所なので、各郵便局、営業所留にしてもらって、受取り。

配達時間指定にしてみても、指定時間に来てくれない業者さんも居るので、待っているのも面倒なので、余程、大きな荷物でない限り、受取りに行くことにしている。

転居先には、宅配ロッカー付の郵便受けを設置したのだけれど、容量が、小さい。

 

・・・で、明日は、ちょっと大きな荷物が、転居先に届くので、荷受番をする予定。

雨の予報だから、本当は、家(現居住地)で、ちょっとゆっくりしていたい気もするけれど。

 

 


映画:PARIS TAXI

2023-05-17 23:35:45 | 演劇・映画

猛暑日一歩手前。

それでも、真夏のような蒸し暑さとは違うカラっとした暑さ。

明日も猛暑日らしい・・・。

 

昨日(5月16日)。

夕刻から映画『PARIS TAXI』を鑑賞。

先週に引き続き、フランス映画。

コメディかと思いきや・・・なかなかにハードな彼女の長い人生の終焉の間際。

終の棲家である老人ホームへ向かう老婦人をのせたタクシー。

 

思い出深いパリの街を巡る最後の旅。

短い時間の中で、老婦人は、生い立ちから現在迄を、過労蓄積・限界越寸前のタクシー・ドライバーに語り始める。

最初は、困惑したドライバーだったけれど、そのうち、老婦人の人生の最後に関わることになったことで、彼もまた家族とともに新しい道を歩くことになる。

 

パリの街中を走るタクシー。

美しいパリの街並み。

パリは一度訪れてみたい場所だ(たぶん、行くことはないと思うのだけれど・・・チャンスがあれば、行ってみたいな)

車窓に流れるパリの街。

裏路地。

二つの大戦の傷跡。

修復中のノートルダム寺院。

セーヌ川。

 

人生は、儚い。

生きているのがつらく、苦しいときもある。

 

怒った分だけ、年をとる。

笑った分だけ、若返る。

 

この映画も、1週間前後しか、公開期間がない。

フランス映画の良さって、20世紀になって欧州を襲った二つの大戦を知らない(戦後の雰囲気とか・・・)と、なかなかその魅力にたどり着けないのかもしれない。

Z世代には・・・たぶん、この雰囲気は、理解できないだろうな・・・って、私も、随分と年齢をとったな・・・とか思ったりして・・・。

 

 


本降り雨の月曜日

2023-05-15 23:58:03 | Weblog

終日の雨。本降り。肌寒い週明け。

 

雨の日の朝。

仏壇の前。

母の居た寝室。

 

母は、居らねど、母の居た頃を暫し、思い出し。

逢いたいな。

また逢えるといいね(あの世とかって、あるのかな?)

 

雨の日は、静かで。

何処へも行けない母は、ひとり茶の間で、本を読む。

テレビを見ながら、パズル本を解いて。

手芸や繕い物。

私の起きてくるのを待って、午前中の御茶の時間。

珈琲と御茶(緑茶)どっちがいい?

毎日、お伺いを立てて、少しばかりお菓子(今日は、何もなかった。買い物に行ってないから、何もない・・・。母が居た頃は、何かしら、お菓子があったけれど。今は、ホントに何もない・・・冷蔵庫もほぼ空っぽだし)。

 

認知症の友人と義妹への手紙。

二人とも、先週と同じことが書いてあると言い。

先々週も同じことが書いてある手紙が来てた・・・と言い。

 

あんなに強くて、理性的なひとでも、認知症になるんだねぇ・・・。

 

母は、認知症にならならかった。

忘れてしまいたいこともたくさんあっただろうに。

忘れてしまったコトの方が多かったかな。

 

私。

母の部屋にも、もう来ることがないだろうけれど。

 

そんなことを考えると、寂寥感で、一杯。

 

いいことなんか、なにひとつなかったような気もするけれど。

 

そんなこと、もう忘れてしまえ・・・。

 

それでも、思い出す雨の日の月曜日。

 

 

 


映画:ウィ・シェフ!

2023-05-14 23:25:05 | 演劇・映画

どんよりとした曇り空。

午後から雨降ったり、止んだり。

肌寒い日曜日。

 

一昨日(5月12日)。

那須高原のオーベルジュで、ランチ、観光のあと、県央へ戻り、宵の口から映画。

 

フランス映画・ウィ・シェフ!を鑑賞。

こういう映画、大好き。

観客動員数が伸びないらしく、公開10日間で、上映終了・・・。残念。いい映画なのに。

 

一流レストランの女性スーシェフは、オーナーシェフと対立して、レストランを飛び出した。

新しい勤め先は、難民の少年達を収容する施設。

笑いあり、涙あり。

自分にできること・・・。

 

起死回生の奇策。

 

フランス映画は、恋愛ものばかりじゃない。

ハートフルで上質なコメディ。

観ていて、ああ・・・こういう映画が観たかったんだ・・・って思う。

 

好みの映画が、いい映画とは、限らないし、大ヒットしたからって、優れた作品とも限らない。

映画にも、運?みたいなものがあるようで。

上映期間が、短いと見逃してしまうから。

 

フランス映画、イギリス映画・・・所謂、ヨーロッパ映画って、本当にいい映画が多いんだけれどな(日本じゃ、ヒットしないけれど)。

ドイツ映画だと難解なものが多くて、ちょっと敬遠しがちかも・・・。

 

ランチに、フレンチのデミ・コースだったんで、感慨ひとしお・・・な訳でして・・・。

 

 


新緑と緋の躑躅~初夏の那須高原へ

2023-05-13 23:00:32 | Weblog

終日くもりがちで、雨パラつく肌寒い土曜日。

 

昨日(5月12日)。

今月が誕生日の相方のお祝いランチ会を、昨年、那須にグランド・オープンしたオーベルジュで・・・ということになって、初夏の爽やかな風の中、一路、那須高原へ。

転居先から、日光がかなり至近になって、那須高原も、それなりに近い・・・ような感じでいたけれど、那須は、結構広い。

コロナ以前から、寂れた感じだったけれど、今回訪れて、新しいショップなどオープンしていたし、別荘地開発がさかんで、少し活気を取り戻したようにも見える。

この数年の疫病の中、生き残ったショップ、閉店を余儀なくされたショップ。

明暗を分けた疫病。

 

5月の那須は、たぶん一年で一番美しくよい季節だと思う(紅葉の秋もまたよいのだけれど、新緑の季節は夏に向けて植物が勢いを取り戻し、解放感溢れる感じがする)。

 

オーベルジュは、以前あった建物を改装したホテル、フレンチを供するレストランで、前菜は、さすが。

蕪と帆立のソテー&生ハム。緑色のソースは、春菊。

発酵バターとパンもかなり美味しい。

ジャガイモの冷製スープ(ヴィシソワーズ)も良い出来。

メインのお肉料理の・・・このソース・・・どこかで・・・???と思ったけれど、3月に訪れた市役所に近いフレンチレストランで食べたあのソースの系統だった。

・・・ブルドックソース?(じゃないと思うだけれど、あのおなじみの家庭でフライなんかにかける中農ソース?)に粒マスタードを混ぜるレシピ。

これ最近、主流なのね?

 

圧巻は、デザート。

苺のソルベ。

そして、ソルベの下は、アイスクリームじゃない・・・たっぷりの生クリーム。これは。これは・・・!!!

このクリームをこんなに使って、コスト的にどうなんだろう・・・的な。

・・・子供の頃、駅前の田中屋(市内で、所謂、昭和の喫茶店というか、洋食屋とカフェが一体化したような、土曜の午後に、母親と買い物に出て、帰りにパフェを食べさせてくれた・・・所謂、デパートの食堂的な)のチョコレート・パフェが、バニラアイス・チョコレートシロップ・バニラアイス・チョレートシロップ・・・といった階層の上に、少しだけ乗っかっている生クリーム擬きを、こよなく愛していたワタシが、パフェ・グラスの中のバニラアイスクリームが、上にのっているクリームと同じものだと思っていて、先に食べてしまう上層部のクリームと同じ味を期待していても、バニラアイスクリームは別物だと知ったのは、それから随分と成長した後で、たぶんホイップクリームを、パフェ・グラスの下層部にも使うと潰れてしまってカサ増しできないし、コスト的にも問題もあろう・・・かと思い至ったのであった。

今でも・・・デザートのソルベには、フルーツソルベとバニラアイスってのが定番だと思うけれど、とても濃い(クローデットクリームをホイップしたような濃厚な)クリームをアイスクリームのように食べられて、歓喜した。

因みに、子供の頃に行った田中屋の食堂は、もうないけれど、ビルはまだ健在である。

 

お腹が一杯になって、山を下り、アンティークショップを巡り、ステンドグラス美術館へ。

金曜日の昼下がり。

結婚式が行われておりました。

御天気もよくて、なによりでした(今日だったら、ちょっと大変?かも・・・)

この美術館は、英国様式らしく、時代も結構、新しいような感じ。

おとなりには、教会も。

花と緑がいっぱい。

特に、今の時期は、新緑がとりわけ美しく、その間に、緋色の躑躅の木のコントラストが最高。

四季を問わず、また那須には行ってみたい。

 

 


夕立ちの午後

2023-05-11 23:58:21 | 自然・気象

午後になって、遠雷。

3時過ぎの雷雨の後は、肌寒い。

 

夏が近づくと、夕立の日が増えてくるなぁ。

今日は、北から?雷雲が移動してきた様子。

1時間程で、晴れ間がでてきて、通り雨。

 

この季節は、雷雨も楽しい?気がする。

北の空が、鉛色の暗雲になって、風が出てくる。

外出しておらず、家に居れば、雨が通り過ぎるのを眺めながら。

外にいると早く、帰らねば・・・とか思って、ちょっと不安になったりする。

 

カエルの声も、ゲコゲコ。

 

季節は、夏を先取り。

でも、風は、まだ少し冷たい春名残り。

 

 


ひらひらと舞い踊る小さなお客様

2023-05-10 23:58:15 | 自然・気象

晴天。夏日。風薫五月。

 

転居先へ。

住民票などは、既に移動済なんだけれども、なかなか引っ越せない。

連休も、うだうだ、だらだと寝過ごして・・・と、言い訳ばかりしている。

車も居住地から転居先にナンバーを写したので、自動車税などな転居先に送られているので、納付書などの回収。

 

庭先の小さな柚子の木に居た終齢幼虫(クロアゲハ)は、何処かで、サナギになったのか、羽化したのか・・・。

そして、今度は、違う種類のアゲハ???の幼虫が目視できるだけでも6匹も。

小さなもので、1~2mm、大きなものだと30mmくらいかな。

黒色で、これが、終齢幼虫になると、あの鮮やかな緑色になるとはなぁ・・・などと思いながら、暫く観察。

やはりイモムシの類は、グロいけれど。

 

暫くして・・・。

拙宅の小さな庭に、ひらひらと舞いながらお客様。

少し小さ目なアゲハ蝶。

もしかして、あの1齢から4齢幼虫たちの先に羽化した兄弟かな?とか・・・???

 

ひらひらと軽やかに舞っている。

 

そういえば、現居住地から、転居先に向かう国道で、ものすごい速度で、飛んでいた蝶々がいて、蝶々は、ひらひらと舞いながら飛ぶものだとばかり思っていたのだけれど、彼の蝶々は、何やらお急ぎだったようで(ほんまかいな?)。

こんなに速度を上げて飛んでいる蝶は、見たことなかったんだよね?

 

転居先の窓を開け放って、少し掃除(一階と二階と階段)を、クイックルワイパーで、拭き掃除などして、郵便物などを整理して、さて、戻りますか・・・(もういい加減、戻らなくても、いいんだけどね・・・)。

 

帰宅途中のやはり国道(国道といっても、この国道の制限速度は、60キロだけれど、殆どの運転手は、80キロくらいで突っ走っていくから、制限速度で走っていくのは救急車くらい)にて・・・。

田んぼに水が張られる季節。大型の鳥類・鷺(サギ)が、水に浸かりながら、お食事中。

シロサギ、アオサギ・・・。

 

途中のスーパーで、レモンを購入。国産と明記してある。

アスパラガス、じゃがいも、タマネギ、きゅうり。野菜も買ってきた。

県央のデリカ・ショップが、出店しているので、キッシュとキャロット・ラペなど買って、帰宅。

 

 

4月5月は、一年中で、もっとも花が多い。

美しい季節。

雨季の前の・・・爽やかな乾いた暑さが心地よい・・・(でも、日焼けした・・・)。

 

 


月命日-27-2

2023-05-09 22:58:52 | Weblog

朝方の冷え込みが強く、10度を割る。

晴天なれど、やはり風がヒンヤリ。

長袖薄手のフリースセーターで丁度いい??感じ。

5月の衣更えは、時期尚早なのかも?冬服や春服の出番は、まだあるのかも。

 

午前中、御墓参り。

一昨日の月命日は、終日の雨だったので、本日、参上。

 

菩提寺は、このところ、墓終いをする檀家さんが多いようで、墓石が撤去されて、更地になっている場所が散見。

狭い墓所の通路を、小型の重機が入っていて、新設というより、撤去のようだった。

 

墓地などは、生きている人の負担になるばかりなのかも(年会費とかも、高額だし?管理も大変だし)。

拙宅の墓所なども、両親の骨壺がふたつばかり。

 

御線香をあげて、少し冷たい川風に吹かれてる。

 

地産地消?の産直?ショップへ。

小振りな苺、不揃いな苺が並んでいた。

今年は、まだ苺ジャムを作っていなかったナ。

早速買って、苺ジャムを作る。

苺の赤は、ルビーの赤。

煮詰めていくと、透明な赤いシロップが出てくるので、アクなど取りながら、コトコトと煮る。

お砂糖は使わず、メープルシロップで、煮てしまう(拙宅のキッチンから『砂糖』が姿を消して久しい)。

 

春と夏の間の・・・ルビー色。

苺は、可愛い。

 

 


寒い週明け

2023-05-08 23:58:46 | Weblog

最高気温20度に届かず。

朝方は、本降りの雨。

薄暗いし、寒いし・・・午前中は、床の中で、ウダウダ。

 

午後から、御天気回復で、薄日も差して。

それでも、ダラダラ。

かなり、自己嫌悪。

世間の人々は、雨で寒い連休明けの絶望の朝を、頑張って起きて、仕事をしているというのに・・・。

 

・・・それでも。

私もかつては、連休明けの雨の中。 

一カ月の中で、一番いやな決算日を避けることなく(毎回、休もうと思う・・・休んでやる・・・とか、思いつつ、仕事を失うのが怖くて、心を殺して)出勤したのだった。

結果的には、こんなにイヤがっていた仕事を強制終了?させられた訳だけれど、仕事自体は、それ程、嫌いじゃなかった。

ただ、人の居る中で、(極端な自意識過剰なんで)、四六時中、誰かの視線の中に居るのが、とてつもなくイヤだった。

 

そんなことを思い出しながら。

 

強制終了・・・か。

今考えてみると、それでよかったのかもしれない。

納得はしていないけれど。

・・・あんなにイヤだった仕事を、イヤイヤ続けて・・・このザマか・・・。

何も報われることもなかったな・・・とか思いながら。

 

でも、あの時、強制終了させられたから、母の晩年を一緒に過ごせたし。

 

母の死も。

もう少し、生きていて欲しかったけれど。

やはりこれも。

なんとなく、あのタイミングでよかったのかもしれない・・・と今更ながら思っている。

 

相変らずの自己嫌悪だけれど。

そんな世間的には、倦怠感溢れる?大型連休明けの朝・・・床の中で、ウダウダ、ダラダラ・・・要らない思考を繰り返す。