鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

何を食べたらよいのだろうか???

2018-05-23 23:23:23 | 食・料理

午後から雨。

宵のうちから、本降り。


昔、健康的な家庭料理を提唱し、レシピ集などを出版していた作家さんがいて、その内容が、野菜中心の献立、穀類(玄米や玄麦などで、皮を極力剥かない穀類)の摂取、豆類の摂取、減塩(塩は、極力摂取しない)、砂糖は不可、サラダオイルは、やめて、オリーブオイルに変える。
野菜類も、加熱するものは、茹でるのではなく、蒸して調理する・・といった内容で、長らくコレを信じていた。

砂糖・サラダオイルに関しては、先見の明があったようだけれど・・・この著者の方も、70歳になるかならないかで、亡くなってしまった。

マクロビオテックの大家・桜沢如一氏、そのお弟子さん・九司道夫氏も思ったより短命で、こうなってくると、ベジタリアンで、所謂、健康的な食生活を送っても、それ程、長生きできるものでもなさそうだった。

こと、栄養学に関しては、日々、いろいろな説が、登場して、或るものは、積極摂取を薦めるが、或るものは、同じ食材なのに、害がある・・・と様々で、何を信じたらよいのか、わからなくなっている。

(自分的に)一番、体調がよかったと思うのは、ベジタリアン食だと思うのだけれど、コレも、厳密にいうと、いろいろと厳しい掟があって、野菜しか食べないベジタリアン、魚はOKというフィッシュベジタリアン、牛乳はOK・・・とか、だんだん緩くなってくる。

一番厳しいのは、ヴィーガン食というもののようで、同じ野菜類しか食さないベジタリアンの中でも、その野菜也、果物なりを収穫するのに、枝や根が残り、その植物自体の命を奪わないものだけを食する・・・というものがある。

トマトは、実を収穫しても、根や葉は残るから、OK

大根、人参、ジャガイモなどの根菜類は、ソレを収穫すること=それらの植物は、死んでしまうのでNG

などといった、いろいろとルールがあるようだった。

そのベジタリアンの最たるヴィーガン食にも、何やら、問題があるようで、ヴィーガンとは、豆類を食べる人々のことらしく、主にインドなどで、実践されている食生活スタイルのようである。

豆類には、発芽に際して、成長するに必要な栄養素の塊で、野菜類を摂取するより、効率がよいとされていた。

大豆などは、動物性たんぱく質に匹敵する良質のたんぱく質を含有し、肉や牛乳の代用にもなるし・・・ヴィーガン食では、メインの食材なのだろうと思う。

マクロビオテック・レストランでも、大豆を使ったメニューは、必ずあるし、デザートのスイーツに至る迄、様々に加工されているのだが・・・しかし・・・。

この豆類にも、かなり問題があるようで、まず、豆類に含まれるサポニンなどが、体内に入ると、たんぱく質を溶かす働きをするそうで、多量に摂取しすぎると、腸壁に穴があくリーキーガット症候群を発症する場合がある・・・ということらしい。

しかし、発酵させることによって、サポニンなどの作用は、消えてなくなるようだ。

味噌、納豆などは、積極的に摂取してもよさそうだが、豆乳・豆腐などは、あまり多食しない方が、よいらしい。
もしかすると、味噌、納豆などの発酵食と豆腐・豆乳などを併用するとよいのでは・・・と思うけれど、どうなんだろう???

そして、大豆(など)の農産物を巡る外部要因として、遺伝子組換食品の問題があった。

日本という国は、一部の政治家・官僚が、自分たちの利益と保身のみに生きている国なので、遺伝子組換食品などは、関心が全くないようだ。

現在の食品メーカーも、儲け一点張りだから、ナニを食べさせられているかわかったもんではない・・・ってことをまず頭に入れて、支払う対価に見合った食材を見つける努力はした方がよさそうだ。

あの厚生労働省の認可している「特保」というお墨付きも、どれだけ信用できるものか、まず疑ってかかった方がよさそうだ。
血圧や血糖値を下げる・・・などをうたい文句に、様々な商品がでているけれど、それを摂取し続けても、病気が治るわけではありません・・・とちゃんとラベルに書いてあったりするし・・・(結局のところ、何なんだ?単に高額なだけなのか?)。


先日・・・家人の購入してきた缶入りの「いちこ牛乳」・・・原材料名をみてのけぞった・・・コチニール色素・・・あのイチゴミルクの可愛いピンク色を付けるために入れられた「昆虫」由来の色素である。

気持ち悪い・・・虫入りの牛乳を飲んでいるわけで・・・。

まあ、知らなければ、ソレまでで、そっちの方が、気が楽・・・かもね???