未熟なカメラマン さてものひとりごと

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瀬戸の花嫁 川舟流し

2016-05-20 00:01:10 | 古い町並み

大勢の観光客でにぎわう美観地区

ゴールデンウイークの後半、家族で倉敷の美観地区を訪ねました。当日の予報は‘曇のち雨’でしたが、着いた直後の昼過ぎには予報どおり今にも雨が降り出しそうな天気になっていました。
ということで一番心配したのが、ハートランド倉敷・当日のメインイベント「瀬戸の花嫁川舟流し」でした。
予定では、午後1時半と3時半でしたが、雨で中止になるのではと思ったからです。



今年もきれいな方です。




30分ほど前から川べりに腰掛け、場所を確保していました。対岸に腰掛けていた若い女性の3人組が、おいしそうに時間を掛けて普通サイズのお弁当を食べていましたが、その堂々とした落ち着きぶりに感心しました。時間が近づくにつれて、川岸は人で埋まっていきます。

報道機関のカメラがいい位置にスタンバイしています。やがて予定時間の13時30分になると、綿帽子に白無垢姿の花嫁が、長持ち唄の唄い手と尺八の奏者とともに乗り込みといざ出発です。石橋を潜ってこちらに近づいてきたので、チャンスとばかりシャッターを押しましたが、できばえは運任せです。いつもながら、尺八の音色と長持ち唄は、伝統的な町並みに合い、ゆっくり進む小舟は、新緑の柳とともにとても風情があります。

そうこうしているうちに、ついに雨がポツリポツリと降ってきました。「ついに降り始めたか」
と思っていると、折り返し帰ってきた舟の花嫁は、赤い和傘をさし、それはそれで風情がありました。雨足はそれ以上強くなることはなく、無事に1回目の花嫁川舟流しは終わったようです。


赤い和傘をさす花嫁、何度も来ていますが初めて見ました。

この、瀬戸の花嫁川舟流しは、江戸時代、花嫁が川舟で川を下ったことから、このイベントで再現されているものですが、実際にこの倉敷川で行われていたものではありません。

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