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高校女子駅伝 今年の優勝校を予想する -立命館宇治・須磨学園・薫英女学院-

2012-12-22 16:39:30 | 駅伝

昨年の大会で優勝のテープを切る豊川高校のワイナイナ・ムルギ

昨日に続いての、今年の有力校ですが、ついに大会前日となりました。このシリーズ最終日の今日は、11月25日に布引運動公園(グル―ンスタジアム)で行われた近畿高等学校駅伝競走大会において、1時間8分台を記録した、立命館宇治(京都)、須磨学園(兵庫)、薫英女学院(大阪)の3校を分析してみたいと思います。例によって、高校女子駅伝ファンの一個人の勝手な予想ですのであてになりません。

最初に立命館宇治高校を分析してみたいと思います。
昨年の全国大会の結果は、以下のとおりでした。
タイム 1時間8分29秒 総合第5位(学年は当時)
第1区 菅野 七虹(2) 19:21
第2区 池内 彩乃(2) 13:13
第3区 岩井 朝香(1) 10:01
第4区 片田 桃香(1) 09:56
第5区 青木 奈波(2) 15:58
オール1・2年生でしたので、そのまま次年度に残ります。第1区の菅野七虹は、区間2位でしたが、区間1位成田高校の小崎裕里子と体一つ差の同タイム19:21秒は素晴らしい走りでした。4区でタイムを落としたのが最終順位に大きくひびきました。

今年の県大会の成績は以下のとおりです。
タイム 1時間10分11秒 24年連続の24回目の出場 11月11日(日)
第1区 青木 奈波(3) 19:43 
第2区 池内 彩乃(3) 13:36
第3区 岩井 朝香(2) 09:49 
第4区 廣田 麻衣(3) 09:56 
第5区 菅野 七虹(3) 17:07
4区の廣田麻衣以外は、昨年のメンバーがそのまま残りました。府立丹波自然公園高校駅伝コースでの開催ですが、当日の気象条件を確認したところ、雨模様で、最悪の天気だったようです。ただ、単純に昨年の全国大会の記録と比較すると、3区・4区で記録を維持しています。ということで、この日の記録はあまり参考にならないようです。

その後の近畿大会の成績は以下のとおりでした。
タイム 1時間8分17秒 第1位 11月25日(日)
第1区 池内 彩乃(3) 19:25
第2区 岩井 朝香(2) 13:29
第3区 関  紅葉(1) 09:21
第4区 青木 奈波(3) 09:26
第5区 菅野 七虹(3) 16:36
当日は、晴れで、風もほとんどなく最高の気象状況だったようです。菅野七虹、池内彩乃、青木奈波、岩井朝香の主要メンバーが素晴らしい走りをし、さらに新人・1年生の関紅葉が急成長しているのも、立命館宇治にとってはうれしい材料です。例年、後半の4区辺りで大きく順位を落としていますが、今年は穴がありません。3000mの平均タイムは豊川高校と同タイム。チームの目標は、1時間7分台といいますから気力も十分です。今年の立命館宇治は例年になく強いチームと言えるでしょう。
オーダーですが、1区・菅野七虹、2区・岩井朝香、3区・青木奈波、4区・関紅葉、5区池内彩乃と予想し、タイムは、1時間8分16秒としました。

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次に須磨学園高校を分析してみたいと思います。
昨年の全国大会の結果は、以下のとおりでした。
タイム 1時間8分25秒 総合第4位(学年は当時)
第1区 太田 琴菜(1) 19:38
第2区 横江 里沙(2) 12:55
第3区 福田 有衣(1) 09:44
第4区 浅野 優衣(2) 10:09
第5区 小林 美香(2) 15:59
須磨学園も、全員が1・2年生でメンバーはそのまま残りました。
昨年の大会では、4区での力の差が、優勝争いから脱落した要因でした。

今年の県大会の成績は以下のとおりです。
タイム 1時間10分6秒 20年連続の20回目の出場 11月11日(日)
第1区 太田 琴菜(2) 19:45
第2区 小林 美香(3) 13:58
第3区 前畑 夕希(1) 09:30
第4区 宮永 梨紗(3) 09:43
第5区 横江 里沙(3) 17:10
立命館宇治と同じく、この日は前日に比べ気温も下がり雨模様でおまけに風もありました。ですから、この記録は、あまり参考になりません。もし他校と比較するのであれば、近畿大会の結果を用いるべきでしょう。

その近畿大会の成績は以下のとおりでした。
タイム 1時間8分49秒 第2位 11月25日(日)
第1区 小林 美香(3) 19:19
第2区 福田 有衣(2) 13:24
第3区 森崎 舞 (1) 09:17
第4区 前原 利香(1) 09:43
第5区 横江 里沙(3) 17:06
2区の福田有衣と3区の森崎舞が区間1位の素晴らしい走りでした。しかし、最終的に立命館宇治に22秒も差をつけられてしまいました。4区まではほぼ同タイムでしたが最終区の5区で、横江里沙が立命館宇治の菅野七虹に大きく水をあけられてしまいました。距離の長い1区と5区の重要性がわかる感じがします。
オーダーですが、1区・実力者小林美香、2区・福田有衣、3区・森崎舞、4区・前畑夕希、5区・福田有衣としました。タイムは、1時間8分45秒です。

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最後に薫英女学院高校を分析してみたいと思います。
昨年の全国大会の結果は、以下のとおりでした。
タイム 1時間9分12秒 総合第9位(学年は当時)
第1区 大森 菜月(2) 19:58
第2区 松田 瑞生(1) 13:21
第3区 松本 彩花(1) 09:48
第4区 米田 絵里(3) 09:45
第5区 北野 芽衣(3) 16:20
1区15位スタートでしたが、1年生コンビの2区・松田瑞生、3区松本彩花が追い上げ、最終的に9位となりました。特に3区の松本彩花は、区間2位の素晴らしい走りでした。その前の年に比べ、順位も大幅にアップし、タイムも1分30秒も短縮しました

今年の県大会の成績は以下のとおりです。
タイム 1時間10分6秒 7年連続の7回目の出場 11月3日(土)
第1区 松田 瑞生(2) 19:41(区間新)
第2区 黒田 みな(3) 13:53
第3区 加賀山恵奈(1) 10:02
第4区 加賀山実里(1) 09:52(区間新)
第5区 松本 彩花(2) 16:38(区間新)
実に3区間で、区間新が出て、タイムも大会新となりました。2位に5分20秒もの大差をつけ圧倒的な勝利でした。まさに上昇気流、波に乗っているチームという感じがします。入賞もすぐそこです。

その後の近畿大会の成績は以下のとおりでした。
タイム 1時間8分54秒 第3位 11月25日(日)
第1区 松田 瑞生(2) 19:17
第2区 大森 菜月(3) 13:34
第3区 加賀山実里(1) 09:24
第4区 黒田 みな(3) 09:42
第5区 松本 彩花(2) 16:57
昨年の全国大会を18秒上回る、8分台のタイムです。特に1区の松田瑞生は区間1位の好記録でした。各高校のエースが揃う最長区間でどのような走りをするのか楽しみです。2区から5区まで、区間3位以内の安定した記録でした。タイムをどんどん伸ばしているチームなので、この勢いに乗ってさらに良い記録を出すでしょう。目標は1時間7分台のようですが、きびしいかもしれませんが、可能性はないともいえません。
オーダーですが、県大会と同じと予想しました。最終タイムは、1時間8分45秒としました。

これで、上位各校の分析を終わります。今大会は、まさに実力伯仲の混戦状態。正直どのチームにもチャンスがあるわけですが、ひとりでも状態の悪い選手がいると大きく順位をおとしてしまうことになります。練習で培ってきた、自分の走りをしっかりして、他の選手に惑わされることなく、よい意味でのマイペースを守り、きちっと仕事をする。そして最後の最後で力を出し尽くす。これができれば順位はおのずから見えてくることでしょう。

最後に、順位の予想ですが、ランクで見ると次のとおりではないかと思います。
ランク1 豊川高校(愛知)、立命館宇治高校(京都)
ランク2 興譲館高校(岡山)、白鳳女子高校(神奈川)青森山田高校(青森)
ランク3 須磨学園高校(兵庫)、薫英女学院高校(大阪)筑紫女学園(福岡)長野東高校(長野)
時間があれば、結果の検証もしてみたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

最後の最後ですが、地元・興譲館高校の悪くても3位以上を祈念して止みません。

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